1年生の廊下を歩いていると、先生に続いての子どもたちの元気な声が聞こえてくる。

国語、のばす音 の授業。

 

南校舎に続く静かな渡り廊下を歩きながら、一人で声に出してつぶやいてみる。

おかあさん おにいさん おとうさん おねえさん ゆうやけ …

なんだか涙が出てきた。

母国語は心にせまる。美しい。静かだけど強い力がある。