3月14日(月)くもりのち晴れ

 話は、サプライズ実施の23時間ほど前に遡ります。

 3月13日(日)の午前9時頃に、黒板アート作家・東京芸術大学生・聖徳大学生と主催者である「まつどまちづくり会議」を中心とする事務局で構成される「黒板アート in 松戸」の実施ボランティアメンバーが本校の研修室に集結しました。

 何度も関わっている方、初めての方、様々でしたが、「作品が仲立ちする子どもたちとの交流が忘れられなくて…」「先輩からとても楽しいと聞いて…」など皆さん明るい笑顔で制作意欲満々でした。

 

 チョークもこれだけ揃うと壮観です。

 打合せを済ませると制作スタートです。すぐに黒板に描き始める人。事前に下書きを画像に落としてプロジェクターで投影しながら描き始める人。スマホやタブレットで何やら調べることから始める人。ふと教室を離れて校内を散策して作品のイメージを膨らませる人。教室内の子どもたちの掲示物を読んで少しでも子どもたちの姿を想像ししようとする人。11の現場で、それぞれの制作スタイルが展開されました。

   

   

   

 昼食をはさんで、制作が続きました。中には2度もやり直して完成にこぎつける方も…。

 本校第2校舎2階の廊下には、学年ごとのクラス写真が掲示されています。制作のメンバーは、そこで子どもたちの顔写真をじっくりと見て仲間と語らい、自分たちの作品を届ける相手に想いを馳せているのが印象的でした。

 そして開始から8時間が過ぎた午後5時過ぎにメンバー全員が家庭科室に集合して、最後の打合せ…。

 そして、翌日のサプライズを楽しみに解散しました。

 会ったことのない子どもたちの未来を考え、自分の特技・能力を、自分の活動意欲を、機会を捉えて発揮する皆さんの姿に…、その成果が、一瞬の輝きを放って消えていくことに…、ボランティアの心を感じました。

 皆様、本当にありがとうございました。何度でも何度でも、感謝の言葉しかありません。