7月13日(火)くもり一時雨

 先日の八街市での下校途中の児童の列にトラックが突っ込むという交通事故は、大変痛ましいものでした。亡くなられた児童のご冥福とけがをされた児童の一日も早いご回復を祈念しています。

 さて、この事故を受けて、松戸市も千葉県も行政と警察を挙げて危険個所の緊急点検を実施しています。学校でも通学路の点検が依頼され、より正確を期するために保護者の皆様のご意見もいただいたところです。

 ご指摘をいただいた学区内の箇所については、実際に足を運んでみました。

 本校の学区の大半を占める常盤平団地は、60年以上前から計画的に開発をされた地域であるため、他校の学区に比べると道路が整備され、歩道や横断歩道など安全施設が充実している地域です。

 校庭やプール裏の道です。広くてまっすぐ。

ですが、それ故にスピードを上げて走行する車が見られます。そのため…

  

 横断歩道があり、路面表示や注意を促す看板、そしてカーブミラーも設置されています。また、マンション側の路側帯は緑色に塗装され強調されています。

 学校の北西側の角の交差点。交通量多し。そのため…

 歩者分離式の信号機。

 道路の横断には安全ですが、渡り方には要注意。見込みで動き出すのは、人も車も厳禁です。

 けやき通りも正門前の通りも幅の広い歩道で安心。

 標識にあるとおり、自転車も通行できます。

 けやき通りの支所から駅に向かう道。

 下り坂になり歩道を速い速度で自転車が通り過ぎる…。

 歩道があっても狭い場合…。

 自転車が通ってしまうと歩行者は?植え込みも邪魔になる。

 

 ご指摘いただいた箇所も参考にして、学校で検討した上で危険が潜む箇所を報告をします。

 交通安全の施設整備は大切です。だけど、ここまででお判りいただけたと思いますが、施設は万能ではありません。歩行者も運転者もルールとマナーを守って、優しい思いやりの気持ちをもって通行することが大切です。

 道に広がっての歩行、歩きスマホは歩行者がやってはいけないこと。ゼブラストップ(信号機のない横断歩道に歩行者がいる場合一時停止)や制限速度の順守など優しい運転は、運転者が心がけること。飲酒や酒気帯びでの運転などはもってのほかです。さらに、自転車は子どもも運転者なので、加害者になる可能性があります。

 松戸市には、学校選択制などの利用や特別支援学級の整備状況により、通常の学区の外側より登校する児童もいます。お子さんの通学経路を確認しながら、ご家庭でも安全確認をすることをお勧めします。

 住みやすい街「常盤平」で、子どもも大人も交通安全に気をつけましょう。