3月14日(月)くもりのち晴れ

 朝の会と健康観察をやってサプライズの気持ちの高まりが収まったところで、学級ごとにそれぞれの黒板を巡っての鑑賞会が始まりました。全部で11面もあるので、見ごたえ十分です。

 そのころ家庭科室には、昨日黒板アートを作成した作家の皆さんが集まり始めていました。各学級の代表児童が担当された作家の先生をお呼びして交流が始まりました。コロナ禍故に、来校の際には健康観察をし、手指消毒・マスク着用の上、各教室入室される先生はおひとり、できる限り短い時間で…というような窮屈なお願いをいくつもした上でしたが、皆さん快く応じてくださいました。

 

 この作品は6年1組の黒板に描かれたものです。すずき らな さんという黒板アート作家の作品です。テーマは「卒業」だそうです。なぜ、「卒業」なのか…。目の部分にご注目を…。

 透明な瞳には、教室の窓が映っています。つまり、猫はここにいて、窓越しに彼方を見つめている。つまり、未来を見つめている。ということだそうです。

 他の教室でも作家さんとの交流がそれぞれに見られました。

   

 そして時間が過ぎ、黒板消しで消す時が来ました。黒板アートは、消すところまでがアートなのだそうで、その儚さがよいのだとか…。でも、まだ登校していない子がいるからと、あとで消すことをみんなで決めたところもあるそうです。

  

 作品の説明から始まったふれあいは、質問コーナーそして黒板消しという流れでしたが、交流が多すぎて正直すべてを見ることはできませんでした。でも、家庭科室に戻ってくる際には、子どもたちがエスコートしているところもあり、和やかに談笑しながら、お礼を言いながらの姿を見ていると、短い時間でも素敵な時間を持つことができたことが想像できました。実際、作家の皆さんは満足げな笑顔で戻られていました。

 作家の皆さんは、研修室の作品の前で記念写真を撮られて、学校を去られました。2日間にわたり素敵な時間と体験をありがとうございました。心よりお礼申し上げます。