12月15日(水)晴れ

 今日の午後。6年生の姿は国会議事堂にありました。今年度の始めの計画では今日が「都内見学」の予定でした。それに合わせて予約をしていたのが、「参議院特別体験プログラム」。これは全国的に人気があり、予約が取りにくいものですが、今年は申込み時からコロナ禍で制限があり、小規模校の本校だからこそ申し込みやすい状況にありました。せっかく予約できた人気のプログラムを、感染状況が落ち着いている中で逃す手はないと、東照宮日帰り・南房総修学旅行にプラスアルファで国会議事堂見学の校外学習を実施しました。コロナ禍での松戸市の支援策としての「借り上げバス」を利用したので、交通費もかからず行くことができました。本市の対応策に感謝です。

 プログラムが午後からなので、昨日の冷たい雨が嘘のような小春日和の下、午前10時過ぎに学校を出発!渋滞に巻き込まれながら、スカイツリーを横目に見て、憲政記念公園に到着。早速お弁当。きれいな公園で、初冬の皇居のお堀端の風景を楽しみながら食後のひと時。そして、色づくイチョウ並木の下を参議院別館へ。

   

   

 そして体験プログラム会場へ。マスク着用の上、健康チェックや手指消毒はもちろんのこと、ソーシャルディスタンスの確保にも慎重に…。会場の座席は、3列21席で座れるのは3席だけという厳重さ…。

   

 今日審議される法案は…。そして「内閣委員会」の審議を経て、参議院本会議へ。子どもたちが、参議院議長や大臣、衆議院議員、内閣委員会の委員長や委員に扮してロールプレイングを行いました。最後には、参議院議員の立場で子どもたちが電子採決を行いました。

   

   

 賛成多数で可決。

 その後国会議事堂の参議院本会議場へ。ここからは撮影禁止にて画像なしです。

 子どもたちは、傍聴席に座って説明を聞いたり、議事堂内の天皇陛下の御休所や中央広間を見学したり、ふかふかの赤い絨毯の上を歩いて各会派の控室が並んでいるのを見たりしながら、静かにおしゃべりもせず足音も立てずに、国権の最高機関の威厳のある雰囲気に圧倒されていました。

 そして、陽が傾く議事堂の前庭に出てきて、ほっと一息。千葉県の「木」は「まき」であることを知りました。

   

 帰り道は渋滞もなくスムースに帰り、予定より30分早い解散となりました。

 教科書だけでは学べない貴重な体験を、常一小の6年生がまた一つでき、良い思い出づくりができました。松戸一小さな学校ですが、小さいからできることもあるのです。