3月9日(火)くもり

 学びを止めるな!

 今日は「6年生を送る会」でした。卒業生と在校生がともに過ごした日々を懐かしみ、感謝の気持ちを交わす大切な児童会行事ですが、コロナウイルス禍の中で従来通りの全校集会的な行事はもちろんできません。健康チェック・マスク着用・換気・三密回避・歌唱や大声禁止などの制限下で、どんな企画にするか先生たちは悩みました。いつもと違う表現方法で気持ちをうまく伝えようと子どもたちは試行錯誤をしました。

 そして今日。換気を施した体育館に6年生がずっといて、発表学年が出入りをする「紙芝居」方式での開催となりました。ひとつの学年の発表の際に最大で80名程度が体育館にいるという状況は、市内の普通規模の学校の1学年分程度の密度です。この辺りは、市内最小規模の学校の利点をいかしたといえます。6年生と発表学年以外は、GIGAスクール構想で整備してもらった「Teams」を活用した生放送を教室で見ていて、出番になったら体育館へという具合です。発表の合間の出入りの時間は、手話で「全校合唱」したり、ピアノで名曲「ねこふんじゃった」が流れたりと、もてあますことはありませんでした。

  

 もちろん、市教委に支給していただいた「ポータブル拡声器」も、マスク着用でこもりがちの声を大きくして活躍しました。

なかよし学級 手話とダンスとハンドベル

  

1・2年生「卒業最終検定」負けたら卒業できな~い!

  

3・4年生「思いよとどけ!」難しいダンスに挑戦!パフいいなぁ…

  

縦割りグループでプレゼントと引継ぎ

5年生 6年生との思い出とバトンを受け継ぐ覚悟

   

6年生(ブラックライトでパフォーマンス 手話唱「旅立ちの日に」)

 

恒例のくす玉…成功!

 規制だらけの行事開催でした。手話をすれば「歌える」。打楽器で演奏できる。ダンスで気持ちが伝えられる。機械を使えば大声を出さなくてもいい。ICTを活用すればリモートでできる。…いつもと違う方法でも、132名の子どもたちが一つになりました。

 私もあいさつの中に拙い手話を交えました。「卒業おめでとう」のサインに、「ありがとう」のサインをすぐに返してくれた6年生が何人もいました。このところ「手話」で歌っている子どもたちの中に、「手話」が根付き始めているようです。これも、コロナ禍のおかげで身に着けた新しい力なのでしょう。

卒業をきっかけに「優しい心」を交わしあう、素敵なひと時でした。

今日は3月9日…

新たな世界の入り口に立ち 気づいたことは 一人じゃないってこと… by レミオロメン

がんばろう 常一小!