4月6日(月)晴れ

 私は、4月1日付で松戸市教育委員会より本校に校長として着任いたしました、平松澄明です。よろしくお願いします。

 本日、暖かい春の日差しの下、令和2年度の新学期がスタートしました。校内放送を利用した始業式で、子どもたちに話した内容を、保護者の皆様にもお伝えし、新年度のごあいさつとさせていただきます。

 

 皆さん、進級おめでとうございます。

 学年が一つ上がって、「学校であんなことがしたい!」「こんな勉強がしたい!」とワクワクしていることと思います。3月から、コロナウイルスの影響で、学校に来れず、久しぶりにお友達に会えて、それだけでうれしい人もいるかもしれませんね。

 「勉強」というのは、教科書や先生に教わることだけでは、ありません。こうして、友達と一緒に過ごす時間の全てが、「勉強」なのです。学校っていいですね。

 今年も、今日のこのワクワクとした気持ちを大切にして、常一小で、たくさんの「勉強」を楽しんでください。 

 さて、いつもであれば、始業式というのは、晴れ晴れとしていて、明るいお話がたくさんできる日です。でも、今年は違います。そう…、コロナウイルスの感染が広がるかもしれない、という不安や心配があるからです。先生も決して安心はしていません。大きな地震なら、机の下に避難すればいい。火事だったら、火の用心に気を付ければいい。でも、コロナウイルスは姿が見えないから、安心ができないのですね。どうやって、相手をしたらいいか、方法を考えながら戦うから不安なのですね。

 明日、少し登校して、また来週の火曜日まで学校に来れなくなります。でも、常一小の先生たちは、みんなで知恵を出し合い、力を合わせて、皆さんをコロナウイルスから守ろうと努力をします。この先生たちの頑張りは、もしかすると5月のゴールデンウイークを過ぎても続くかもしれません。いつまで、ということがはっきりしないのです。

 その先生たちの力になるのは、皆さんの「自分の健康や体は、自分で守る!」という気持ちと行動です。そこで、皆さんと先生たちの間で、2つの合言葉を決めたいと思います。一つ目は、感染予防に「手洗い うがい せきエチケット」。二つ目は、「早寝 早起き 朝ごはん」 で、体力アップ! です。

 「なぁんだ…。当たり前のことじゃないか。」と思いますよね。でも、その当たり前のことを、当たり前のようにやって、スキを作らないことが、見えない敵と戦うには大切なのです。マスクが手に入りづらくて大変ですね。先生も困っています。でも、ハンカチはいつも持っています。急にくしゃみが出たら手で口を覆います。マスクが大切なのではなく、周りの人に気を遣う気持ちが大切なのです。笑顔が素敵な常一小の皆さんなので、そんな当たり前のことを当たり前のようにできる、賢い子どもたちでもあると、校長先生は信じています。

  今日と明日で、新しいクラスの先生や友達とのつながりを少しでも深めて、経験したことのない、このつらい生活を乗り越えられるようにしましょう。

 最後に合言葉を、もう一回。感染予防に「手洗い うがい 咳エチケット」。「早寝 早起き 朝ごはん」 で、体力アップ。常一小の先生とみんなで、がんばりましょう。

 

 すべての子どもたちが、安心して通学できるようになることを、心から願っております。