7月1日(水)くもり時々雨

 いよいよ7月の始まりです。令和2年のカレンダーは半分の量になりました。今月は、梅雨明けを控え暑く、そして休校措置のあおりを受けて例年よりも長い夏休み前となります。今日は全校朝会でした(放送で…)。子どもたちのモチベーションが下がらぬよう、こんな話をしました。笑顔の毎日になりますように…。

  7月が始まりました。いつもなら「夏休みはもうすぐそこです。」というところですが、今年は、残念ながらそうは言えません。今月いっぱい学校があります。暑くて長い7月です。コロナウイルスのおかげで、プールの授業もありません。こんな話をすると、つい暗くなってしまいますね。

 こんなとき大事なのが、笑顔です。いつも一緒にいる仲間同士で、いつもと変わらない学校生活の中から楽しいことを見つけて、明るい気持ちで毎日過ごせるよう、常一小みんなで協力して頑張りましょう。

 校長先生は、笑顔の素は「あいさつ」だと思います。たとえば、「おはよう」と声をかけた時、相手から「おはよう」と返ってくると、その後、話が続きます。相手から先に「おはよう」と声がかかれば、それだけでうれしくなります。

 反対に、「おはよう」と声をかけたのに返ってこなかったらどうでしょう。登校してだれからも「おはよう」って声を掛けられない日が毎日だったらどうでしょう。自分のことに気付いてくれないのかな?自分が何か嫌なことをしたのかな?など、暗くて嫌な気持ちになって、これが溜まると毎日が楽しいはずがありません。

 だから、あいさつが大事です。もちろん「おはよう」だけではありません。「元気?」「ありがとう」なんでもいいのです。友達や先生に声をかけたり、声をかけられたら応えたりすることが大切なのです。つまり、言葉のやり取りが大切です。

 「あいさつ」という言葉は「一挨一拶(いちあい いつさつ)」という、禅宗というお坊さんの言葉から来ているそうです。言葉のやり取りで、心を通わせるということです。言葉に出さなければ、自分の本当の気持ちが相手に伝わらないし、相手の本当の気持ちもわかりませんよね。だから、昔から言葉のやり取りを大切にしていたのです。

 言葉のやり取りで心が通じて笑顔が生まれ、笑顔があふれれば、普通の生活だって楽しめるのです。暑くて長い7月を、その笑顔で乗り越えましょう。

 校長先生は、明日も正門で検温します。明日からも、みんなのたくさんの笑顔に出会いたいな。