5月26日(火)くもり

 ようこそ 常盤平第一小学校へ! 初登校、おめでとうございます。

 今日が新1年生にとっての初めての登校日となりました。緊急事態宣言が解除されたとはいえ、コロナウイルスの感染拡大防止が必要なため、残念ながら入学式というわけにはいきませんでしたが、教職員一同心待ちにしていた日が、やっと訪れ、心尽くしのお祝いをしました。

  

 校長は、新入生に以下のような言葉を贈りました。

 いちねんせいの みなさん! ようこそ、ときわだいらだいいちしょうがっこうへ! はじめてのとうこう、おめでとうございます。

 このがっこうには、120にんの やさしくて あかるい おにいさん おねんさんがいます。つぎのとうこうから たのしみにしていください。

 しょうがっこうとは、どんなところか、おはなしします。たいせつなことなので、よくきいて おぼえて かえってください。

 がっこうは、べんきょうするところです。きょうかしょに かいてあることだけでなく 「あしたのじゅんびが、ひとりでできた。」「おそうじが、できた。」ということも べんきょうなのです。

 また、がっこうは、ともだちをつくるところです。ときいちしょうの130人と、はやく ともだちになってください。そのときに みんなをつなぐあいことばは、「おはようございます。」のあいさつの ひとことです。がっこうじゅうから あいさつのことばが、きこえてくるといいな。

 そして、がっこうは、びょうきやけがをしないで、せいかつするところです。コロナウイルスがしんぱいですね。てあらいと うがいをしっかりやりましょう。

 

 また、保護者の皆さまには、以下のような言葉をお贈りしました。

 保護者の皆様、お子さまの初登校、おめでとうございます。現在の状況下での、お子さんの門出には、大きな不安と戸惑いを感じられていることと思います。また、2カ月近くご家庭でお子さまを見守っていただくこととなり、私どもからのお願いばかりの日々となりましたが、寛大なお心で支えていただき、誠にありがとうございました。今日からは、私どもが責任をもってお子さまをお預かりいたします。

 さて、今日の初登校で、校門をくぐるお子様の姿に、誕生以来の確かな成長を実感されていることと思います。人生の基礎を作る大切な時期を過ごす小学校は、このような状況下においても、子どもたちにとって、安全な場所であり、楽しいところであり続けたいと思います。私たち教職員は全力でお子様の健康と安全をお守りします。また、達成感や成就感を感じさせて、苦手なことでも「楽しい」ということを実感させられるよう、指導の工夫に努めます。

 一方、子どもたちの安全で楽しい場を確保するためには、保護者の皆様のご理解とご協力が不可欠です。学校教育と家庭教育は、子どもたちのより良い人間形成を推進する両輪です。双方のバランスが悪かったり、どちらかが欠けていたりしたら、良い効果は得られません。でも、両輪のバランスが微妙に違って、ふらついてしまうことは、よくあることです。その時に、学校と家庭の連携が、バランスを取る「ハンドル」の役割を担います。自動車の運転でも、常にハンドルに手を添えて微調整をするように、子育てをしていく中で、日常的にバランスを取ることが大切です。手放し運転をしていて、バランスが崩れて、あわててハンドル操作をすると、より大きくバランスを崩すことがあるのと似ています。

 「連携の『ハンドル』」とは、日常的な担任やその他の職員との対話です。保護者会やPTA活動、学校行事等の折に、ふと言葉を交わす、道端であいさつをするでも構いません。そんなことが、子どもたちの成長に大きく役立つのです。是非、学校行事や保護者会、PTA活動等に、時間の許す限り、すすんで参加をしてみてください。ちょっと手間かもしれませんが、きっといいことがあると思います。日常の積み重ねが大切で、時間がかかります。近道はありません。

 本校は、学校教育目標「自ら学び 心豊かに たくましく」のもと、松戸市一小規模な学校の「アットホーム」な雰囲気をいかし、「児童一人ひとりの成長が大切にされる優しさに包まれた学校」づくりに努めます。子ども達のため、私たちの故郷「常盤平」を大切に、家庭や地域の皆様と直接対話をし、日常の連携の中で、手を携えてまいりたいと思います。よろしくお願いします。