5月20日(水)雨のちくもり

 「保護者向け」のページに、「連絡日」にお配りする松戸市教育委員会と本校のお知らせを掲載しました。

 I LOVE 常盤平4

 5月15日のお話をもう少し広げてみます。さらに知りたいことが出てきます。

 「街道」というのは、多くの人が行き来をする道のことを言います。6年生が社会科で習う「五街道」(どんなものかは調べてください…)や東京から松戸を抜けて柏方面に続く国道6号線を「水戸街道」などと言ったりします。つまり、「生街道」は、魚を運ぶ人がたくさん通った大きな道ということです。

 ちなみに「街道」といえば、「東海道中膝栗毛(とうかいどうちゅうひざくりげ)」という「やじさん・きたさん」の楽しいお話もあります。有名なお話です。まだの人は読んでみてください。

 そして、この街道は、どこへつながっていたのでしょうか?松戸の江戸川をはさんだ東側には、東京があります。江戸時代には「江戸」と呼ばれ、そのころ日本を治めていた徳川氏というお殿様が住んでいた江戸城(今の皇居)がある日本の中心地でした。人口は100万人とも言われ、そのころ世界中を探してもそんなにたくさん人が住んでいる街はほとんどなかったそうです。つまり、江戸に住む人々のために、魚が運ばれていたのです。

 銚子で水揚げされた鮮魚は、タイ・スズキ・コチ・ヒラメ・カツオ・マグロ・サバなど、今でも日本人が好んで食す魚だったようです。江戸までの100㎞以上ある道のりを、3日かけずに運んだそうです。その量は1日数トンとも言われています。トラックもない時代に、何を使って運んだのでしょう。冷蔵庫もない時代に、魚を腐らせないようにどんな工夫をしたのでしょう。

 昔、江戸の食卓を支える人々が、私たちの学校の近くをたくさん行き来をしていたと想像すると、ワクワクしてきませんか。

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