6月16日(月) 学校日誌 薬物乱用防止教室
週末から一気に夏になってしまいました。今週は気温が高い日が続く予報ですので、水分補給と体調管理に努めていきましょう。
先週より水泳指導が始まっています。週替わりで男女入替です。今週は女子が水泳指導となります。
本日は、NPO法人 東京ダルクより3名の方にお越しいただき、薬物乱用防止教室を全校生徒で行いました。
「薬物乱用は、ダメ。絶対。」というのは皆さんご存じかと思います。しかしながら、薬物依存してしまった経緯や、その後については、なかなか情報を得ることはできません。
東京ダルクhttps://tokyo-darc.orgは「薬物依存症」という病気から回復して、社会復帰を目指すための民間のリハビリ施設です。本日はこちらのスタッフさんと、現在リハビリ中の利用者さんより、大変貴重なお話をいただきました。
ご自身の育った環境について、薬物に手を出してしまった経緯、その後の苦悩、ご自身を省みるダルクでのプログラム等についてお聞かせいただきました。とても話しにくい内容だったと思いますが、中学生たちに対して真剣に語るその姿から、薬物依存は誰にでもその危険性は潜んでいること、何が悪くて何がいいのかを判断できる人になってほしいという強いメッセージを受け取ることができました。
生徒から「薬の用法用量を守らず薬を飲むことは、依存症になりますか?」という質問に、「すぐに、ということではないが、徐々に依存になる可能性が非常に高いこと、またお酒と一緒に飲むことも危険な行為である」という回答をいだだきました。
薬物依存症は、決して特別な人だけに起こることではありません。これから世の中に出たとき、友達から、仕事仲間から、知り合いから、留学先で、など、薬に出会う機会は沢山あると言われています。そんなとき、今日の話を忘れないでいてほしいと、真に迫る言葉を、生徒達は真剣に受け取っていました。
東京ダルクの皆様、本日は暑い中、大変貴重な講演をいただき、ありがとうございました。