今週のこがさきR3 №48(3/11更新)
【3月11日】
今日は東日本大震災から11年。
私は当時2年生の担任として古ケ崎小学校でこの地震に遭遇しました。
幸い、この地域は被害は出ずに済みましたが、今日の新聞によると・・・
亡くなった方は1万5900人、行方不明者は2523人、避難生活で体調を崩して亡くなった方は3786人とのことです。
一人一人の人生が一瞬にして狂ってしまう・・・本当に災害は恐ろしいです。
昨日と今日で4年生4クラスにおいて、M先生が震災に関する授業をしてくださいました。
先生は岩手県釜石市のご出身です。
震災の日にご自身は県外にいらっしゃいましたが、ご実家は被災されました。
地域には「津波てんでんこ」という言葉が言い伝えられており、津波が来たら「てんでんばらばら」に自分一人でも逃げなさいと教わっていたそうです。
釜石では多くの人が素早く高台に逃げ、助かりました。
それを人々は「釜石の奇跡」と呼んだそうです。
しかし、地元の人は「奇跡ではない。」と言っています。
なぜなら、(自分たちにとっては)「当たり前の行動をしたから。」だそうです。
「津波てんでんこ」と言われ、普段から訓練を繰り返した結果なのです。
授業では「逃げなくて大丈夫だよ」という親を泣きながら説得して一緒に高台に避難して助かった、という実例も紹介されていました。
人間は「正常性バイアス」がかかり、「自分は大丈夫」という根拠の無い自信をもつ傾向にあります。
何か起こるたびにいちいち反応していると疲れてしまうので、それを回避するために自然と脳が「大丈夫だろう」と考えてしまうのだそうです。
日頃からの備えと訓練によって、災害に備えたいものです。
これを機に私も防災について、もう一度見直したいと思います。
【3月10日】
今日は5年生の「劇的古ケ小ビフォーアフター」の一環として、中庭の「池の水ぜんぶ抜く!」が行われました。
バケツに池の水をくんで・・・
排水溝に流します。(なんだか楽しそうですね)
中に沈んでいた葉っぱなどは分別して廃棄します。
通りがかった1年生も興味津々。
(ちなみに、この1年生の中に、この池に落ちたことがある人が2名もいます。)
濁っていた池の水がどうなるのでしょうか。
1回乾かした後、水を貯めるそうです。楽しみです。
【3月9日】
昨日の4年生の続きです。
実は、カラー版画が完成版でした。
色が付くと一段ときれいですね。
この模様はどうやって作ったのか、4年生の先生に取材しました。
①コンパスを使って、模様を作る。
②余白のところに定規で直線を引く。
という方法だそうです。
丸刀、小丸刀、三角刀のみで彫ったそうです。
ステンドグラスみたいでとてもきれいですね。
返却されたらぜひお家に飾ってください。
【3月8日】
先日、4年生の道徳の授業を見に行きました。
テーマは国際理解で、世界の各学校の違いについて学びました。
モンゴルは馬で登校するそうです。
ニュージーランドでは学校でティータイムがあるそうです。
ブラジルは学校が半日だそうです。
自分たちが当たり前だと思っていることがいかに当たり前ではないかが分かったと思います。
こうした授業を通して、自分たちと違うものやよく知らないものを排除するのではなく、理解していくことの大切さを学んでほしいと思います。
戦争はまさに、自分たちと違うものやよく知らないものを排除しようという動きだと思います。
ウクライナのことについても色々と調べて考えてほしいと思います。
廊下には図工の作品が掲示されていました。
彫刻刀を使い分けて上手に仕上げていますね。
こちらも素敵です。
彫刻刀は怪我が多いので、刃の先に手を添えないように注意してくださいね。
【3月7日】
5年生の総合的な学習の時間で「劇的ビフォーアフター」の学習に取り組んでいます。
古ケ崎小の古くなっていて修繕が必要であるところを児童が見つけ出し、それをどのようにして修繕するかを計画を立て、実際に修繕するという壮大なプロジェクトです。
今回は3組と4組を取材しました。
3組は校庭にある防球ネットの修繕です。
下側のほつれている所を、1つずつ丁寧に直していきます。
4組は北校舎昇降口の下駄箱のペンキ塗りです。
かなり色あせていましたが、見違えるようにきれいになりました。
私も子供達に負けじとレターボックスのビフォーアフターに取り組みました。
<ビフォー>
<アフター>
1クラスあたりの容量を2倍にしました。(以前からぎゅうぎゅうになった手紙を見て、いつか着手しようと思っていました)
足りない部分を新しいレターボックスを購入し、対応しました。
学校がよくなっていくのは気持ちがいいですね。
子供達も同じ気持ちだと思います。
ぜひ、この学習を古ケ崎小学校の伝統にしていきたいと思います。