小金南中で桜島大根を育てています。メンバーは2年生9人のSAKURAメンバーズ です。

この大根は8月に種を蒔いて1月に収穫し、1月24日~30日の給食週間に鹿児島県メニューとして桜島の桜島大根と一緒に給食に登場します。そして、一番大きな桜島大根は毎年行われる「世界一桜島大根コンテスト」にも出品します。今年はOさんの「大地」が今までで最高の重さの22.9kgに育ちました。(本当にすごい大きさでした)ただ、大雪でコンテストに間に合わず、本当に残念ながら、審査対象外となってしまいました。(詳しくは 令和5年度 EDAMAメンバーズ 4月に書いています。)今年も新しいメンバー9人で育てることになりました。

 

10月27日(金)

今日も、Kくんが水やりをしていました。
私もKくんと畑を見ていました。
「あれ?!Kく~ん!これおかしくない?」「なんですか?」
Kくんが来てくれました。
クワ使うのがプロのようなKくん、実は、虫を見つけるのもトップ1です。
これは、Iくんの大根の真ん中です。真ん中の葉っぱが伸びてない。

もしかして・・・・アップにするとこれです。

もうおわかりですね。これがいました。

蛾の幼虫です。真ん中を食べてくれていました。
「先生!他の人のも見ましょうよ」とKくんからの提案。
「そうだね」
Kくんが葉っぱの裏まで全員の大根を見てくれました。

すると・・・
います。います。緑色の幼虫も。


何匹も見つけました。Kくん本当にありがとう。
これは、Oさんの大根です。


桜島大根らしく大きくなってきました。最初に葉を食べられてしまった人は、下からも大根の葉が伸びだし、2か所から盛り上がってきて
真ん中がちょっとわかりにくくなっています。

もう少し様子を見て1カ所の葉を切ろうかと思います。

10月24日(火)

今日、畑に見に行くとKくんが水やりをしていました。(虹見えますか?綺麗なので撮りました) Kくんに「虹!虹綺麗だよ!」と言いましたが、この角度では、彼には何も見えず「え??何か見えるんですか???」そうなってしまいました。

この畑は、Nくんの大根がだめになりそうな時にもう一度種を蒔いて防虫ネットの中で育てたものです。

Kくんと「もう、このネット外してもいいよね」「そうですよね」 そんな話をして全部外してしまいました。

可愛い!よく見てみると・・・ まだ、綺麗に双葉も残っています。さすが!防虫ネット!

本当は、こんな風に育てたかった・・・。仕方ないですね。

10月20日(金)

久しぶりに集まりました。


今日は、教育実習に来ている栄養士のI先生の最終日、最後はSAKURAメンバーズと一緒に畑のお仕事です。
今日は、土を柔らかくすることと、虫退治、そして、まだ2本の人は最後の1本にすることが目的でした。
2年生の家庭科の授業でお話してくださった農家のNさんから伺うと、今年は異常な暑さで大根農家の方でも、全て蛾の幼虫に喰われてしまい、最初
に蒔いた種は全滅だった」と。そして、「もう一度蒔きなおしたそうです。」と言われていました。
菜の花系の野菜は本当に厳しかったそうです。
そっか・・・プロでも大変なんだから、素人軍団の私たちでは仕方ないか・・・とちょっと納得。
でも・・・涼しくなってきたせいで虫の動きが静かになり、中から葉っぱも少しずつ出てきました。
土を柔らかくしている3番目の畑の3人


そして、最後の一本にしたNくん。


あ~いくら間引きの大根でも・・・根っこ見せすぎ!根っこを大事にしないと死んじゃいますよ!
でも、しばらくすると「あ~!!」と歓声が。
見ると、細いながらも大根がもう出来上がってきています。

 

       Nくん                Oさん
 

      Wさん          Iくん(マルコスという文字が目立ってますね)

 

       Kくん         Gくん(アレックスです・・まじまじと見ると・・なぜアレックス?と疑問が湧いてきました)

 

      Tさん                 Iくん
 

      Iくん
色々ありましたが、何とか元気な大根が戻ってきました。みんな、ここで安心しないでちゃんと見に来てね!

10月6日(金)

今日は、みんなは合唱コンクールです。
学校は、本当に静かでした。
朝、畑に行ってちょっと見てみることにしました。
そこに、用務員さんのSさんが来てくれて2人でみんなの葉っぱを調べると・・・・
います!います!


「やっぱりまだまだいますね。」と用務員さんと見ていると、一つ気が付いたことが
茎に穴が開いている部分があるんです。小さく。

その茎の上の茶色っぽい部分を折ってみると・・・ポキ!

中にいるんです。100%の確率で。
そして、虫の大きさも、右下(小さい虫)左真ん中に(大きい虫)と違っています。


大きいのは、大根の葉っぱをしっかり食べてどんどん大きくなった虫です。


爪楊枝の上にちょんと付いている位の大きさの虫なのに、あんなに大根の葉っぱを食べ尽くすなんて・・・
本当に毎年悩まされていて、毎年思うことですが・・・
農家の方って本当に大変だなあと。
みんな!本当に野菜を有難く食べましょう!

10月4日(水)

具合が悪い人や、葉っぱを喰われている人もいて、個人的には来てもらっていたのですが、全員で集まるのは本当に久しぶりでした。

 

みんな元気そうには見えますが、真ん中の葉っぱがやっぱり本当に少しずつしか出てきません。
虫を探し、土をほぐし、コガネムシの幼虫を探しました。
「先生?」「はい」
「いつ収穫できるんですか?」「収穫!?まだまだよ」
「え~?大根どの位大きくなっているんですか?」
「大きく???」葉っぱ自体もこんな状態です。


根っこは本当にひょろひょろです。
「虫をちゃんと見つけないと、大根に栄養がいかないよ!」
「大丈夫です!虫はいません!」
そんなことないでしょう・・・・。

みんな虫が来ていることの危機感がまだまだありません。
ちょっとみんなの体調が良くなってきたらしっかり伝えないと。
種まきをしてから、林間や学級閉鎖や、体調不良の人が多くて、時期的に伝えるのが、出来ていない状況だったかもしれません。

10 月2日(月)

畑に行くとWさんがいました。 水やり当番でした。


ちょっと雑草が多いよね。と一緒に抜くことにしました。
「みんなのどうかなあ・・・」
「虫に喰われてますね。」
「そうなのよ。今、頑張り中なんだけど、虫も生きてるからね。」
「そうですよね。」
真面目なWさん、一生懸命雑草取りをしてくれました。
その間、私は土を掘り起こし柔らかくしていました。そうしたら・・


いました。幼虫が。(ちょっとグロテスクなので少しモザイクをかけてみました)
多分コガネムシの幼虫です。この虫が数分だけでも10匹は取れて、「Wさん、見てみて」
Wさん、「ええええ!!!!!!」マンガのように驚いてくれました。
「そうなのよ、去年は1日で100匹近く取れたこともあったの。」
「え~!!!!!」またまた驚くWさん。
「だから、時々こうして土を柔らかくして、虫を取らないと食べられちゃうんだよね」
「そうですよね。」
本当は、今日みんなで集まりたかったのですが、具合の悪い人も多く、止めてしまいました。
でも、Nくんの大根の真ん中が・・・


出てきましたよ。ここからどう伸びるでしょうか?
他の人の大根も、ちょっとずつ大きくなってきましたよ。