令和5年 SAKURAメンバーズ 9月
小金南中で桜島大根を育てています。メンバーは2年生9人のSAKURAメンバーズ です。
この大根は8月に種を蒔いて1月に収穫し、1月24日~30日の給食週間に鹿児島県メニューとして桜島の桜島大根と一緒に給食に登場します。そして、一番大きな桜島大根は毎年行われる「世界一桜島大根コンテスト」にも出品します。今年はOさんの「大地」が今までで最高の重さの22.9kgに育ちました。(本当にすごい大きさでした)ただ、大雪でコンテストに間に合わず、本当に残念ながら、審査対象外となってしまいました。(詳しくは 令和5年度 EDAMAメンバーズ 4月に書いています。)今年も新しいメンバー9人で育てることになりました。
9月27日(水)
今日は、Nくんの大根が本当に元気がなくなってきたので、この培養土に大根の種を8粒蒔いて育てていました。
でも、やっぱりこんな少しの土で育てるとひょろひょろとしか育たないので、畑に植え替えることにしました。
でも・・・待っても待ってもNくんは来ない・・・・。
そこにIくんがたまたまやって来ました。
「あ!Iくん、ちょっとやって行かない?」「え~。」ちょっと難色。
「確か、Iくん、前回の集まりに来なかったよね」「あ・・あれは・・」
「その時に、みんながしてくれたんだけど、今日はIくんがみんなのためにやって行こうかな?って思いませんか?」
「え・・じゃあ・・・やります」「ありがとう」
ということで、一緒にやることにしました。
色々話しながら、何とか、無事に新しい苗を8個植え替えました。
まだ柔らかい葉なので、虫に喰われないように、防虫ネットをかけました。
Iくんのおかげで先に進めましたよ。ありがとう。
9月25日(月)
週末、虫は駆除しましたが、それだけではなく大根にも強くなってもらわないといけないので液体肥料をまき、月曜日を待つことにしました。
これは、大士郎です。何とかみんな週末を乗り越えました。
大士郎は、葉っぱも少なくなり、元気がないように見えましたが・・・・
見えますか?ちゃんと根元から新しい葉が生えてきました。
他の人たちの大根にも・・・
出てきました。良かった!!!!!!
そして、もう一度見直すと、またまた虫が根元に
右に落ちた虫が見えますか?
「良かった!」また食べられるところでした。
本当に食べるとこの虫がどんどん大きくなってくるんですよ。
全部の虫を確認していると、先輩SAKURAメンバーズのMさんが、1階の教室から顔を出し、
「先生!この間の薬は効かなかったですか?」と心配そうに声をかけてくれました。
「効いたよ!やっと真ん中から葉っぱが出てきだした。今、虫を確認してたんだ」
「は~い。頑張ってください」
そんな声をかけてくれました。先輩、本当にありがたい。
後、少し待ってみようと思います。
まだまだ虫との闘いの日々は続きますが、早く新しい葉っぱがガンガン出て来てくれないかぁ。
9月20日(水)
林間に行っていたSAKURAメンバーズが帰ってきました。
大根はと言うと・・・
元気そうに見えるのですが
真ん中の新しい葉が出てこない、状態です。
新しい葉が出てこなければ大きくなれません。この真ん中に爪楊枝を入れて探してみると・・・
見えますか?葉っぱを食べて満腹で大きくなった蛾の幼虫がいました。
ここにも・・あ!ここにも!
一番最初に虫の被害者となったKくんはすでに、虫取り名人になってきました。
また、虫との闘いが始まったなあ。
最後に、Oさんがスプレーをしてくれました。
今日は、具合の悪い人も多く、Kくん、Oさん、Wさん、Nくんの4人しか来れませんでしたが、こんなにひん死の状態になっているので急遽集まってもらい、固まって育っている大根の間引きもし、元気がなくなった大根の横にもう一つ植えてもらいました。
大士郎 岡田さん
福 マルコス
大介 アレックス(最後の1本になりました)
健(最後の1本) 桜(最後の1本)
大すけ(最後の1本)
になりました。元気だった3番目の畑の「健」「桜」「大すけ」と沢山種を蒔いたIくんの「マルコス」からいただき、Nくん、Oさん、Wさん、Kくんの畑にいただきました。
真ん中の葉っぱにとにかく出て来てほしい。
いつも生命力あふれる桜島大根!頑張って!
9月15日(金)
今日も、3年生の元SAKURAメンバーズのMさんとボランティアSさんが水やりをしてくれました。
本当に毎日ありがとう。
そして、昨日撮り忘れたこの写真。
ものすごく綺麗でしょう?このホース!たった、2日でマスターしてしまいました。
水やりをした後、やっぱり1番目の畑の大根が元気がありません。
色々調べて、蛾は一度に100匹以上の卵を産むので次から次に被害が出てくると・・・
え~!!!!
2年生が林間に行っている間に無くなってしまったら・・・
夢にまで見てしまいました。
蛾に対する野菜の薬を買いに行き、スプレーすることにしました。
Mさんが慣れた手つきでシュ!シュ!とまいてくれました。
Mさんは、「先生!これは元気な葉が出てるから大丈夫だよ」とか・・「これは心配だよね」とか
見てわかるようになっています。
1年先輩の経験値ってすごいですね。
ちょっと大人同士で話しているような感じでした。
何とか持ちこたえてほしい!
大士郎 岡田さん
福
そして、Iくんからもらった新しい「大介」は大丈夫そうです。良かった!
この3連休!頑張ってほしい!
9月14日(木)
実は、昨日から林間に行っている2年生、水やり当番ももちろん林間に行っています。
それで、去年のSAKURAメンバーズのMさんに「水やり久しぶりにしてみない?」と声をかけました。
そうしたら、Mさんと一緒に来てくれたSさんが(SAKURAメンバーズではなかった)昨日も今日も水やりをボランティアでしてくれました。
あれ?Mさんは?
草取りと、虫のチェックをしてくれていました。
ちょっとかけて次に進むSさんに「ごめんね、これでは下まで水が染みてないから」と上の土を横に動かすとカラカラの土が見えました。「ほんとだ!」
そして、また水やりをしてくれます。
ありがたい!先輩!
天気も良く水やりで虹が見えだし始めました。
いつもなら「水で遊ばない!」というところですが、今日は、ボランティアで頑張ってくれているからいいか!と
「Sさん水を上に向いてまいてみて」
「あ~!本当に虹だ!」2本の綺麗な虹が見えてきました。
こんな遊びもしながら無事に水やりが終わり、ホース巻き。
実は、Sさん新人なのに、このホース巻きがものすごく上手!
SAKURAメンバーズよりも上手に巻いてくれました。
「本当にありがとう!明日も一緒にやろうね!」「はあい」
明日は元SAKURAメンバーズのMさんにやってもらうことにしました。
本当にありがとう。助かりました。
大士郎 岡田さん
福 マルコス
大介 Iくんからもらった大介真ん中から元気な葉が出てきました。
アレックス 健
桜 大すけ
1番の畑の人たち(最初から3人)がちょっと虫の被害が出ています。
3番目の畑の人は、(最後の3人)ものすごく元気です。
毎年、畑によって被害のある場所が違っています。去年の先輩SAKURAメンバーズのMさんも
「先生。去年も同じ畑で虫にやられてたよね」と思い出しているようでした。
でも、去年も新しい元気な葉がちゃんと出てきましたよ。待ちましょう!
9月11日(月)
2年生は林間が明後日からなので、今日は2本残して間引きすることにしました。
みんなは元気に育っているのですが、この間頑張って虫を取ったKくんの大根は、こんな状態になっていました。
隣を見ると・・・・
こんなに元気。なんでかなぁ・・・。しばらく考えていましたが・・・
Kくんから、「先生また虫がいます!」茎だけみたいなのに・・・「え~!!」
「Kくん!今の全部抜こう!いっぱいあるIくんの大根をもらおう!」「は・・い」
横で聞いていたIくん「え?何?俺ですか?」「そうそう間引きするから下さい」「わかりました・・」
Kくんは、Iくんにいただくことになりました。
大士郎 岡田さん
福 マルコス
Kくんのはちょっと心配だから3本 アレックス
健 桜
大すけ
そして、今日からこれを取りました。
自分たちの力で育っていかないと、いけないので不安いっぱいでしたが今日から一人立ちです。
頑張って欲しいなあ・・・・。
9月7日(木)
今日は、集まりの日に来ることを忘れていたKくんが「忘れてすいませんでした」と言いに来ました。
「本当だよ。あれから大根を見た?」「いえ」
「いえ??じゃないよ・・・。もう!じゃあ、今から一緒に見に行こう!」「はい」
二人で畑に行きました。
真面目に水やりをしていたIくん・Gくん・Iくん。
「先生!Kが来ないんですよ!まったく!」
そう言えば、Kくんは水やり当番でもありました。
「来るよ、今来ます」そこえ、Kくん登場。
「なんだよ!K、ちゃんと来いよ!」「ごめん、ごめん」
そう言われながらKくんの大根のシートを上げて見ると・・・・
え?????????????????
うそでしょう?????
葉っぱに元気がない。
最初元気がないことがわからなかったKくん、「水が足りないんですか?」
「違うよ、ちょっと葉っぱを折って見て」
わかりますか?
虫がいます。それもたくさん・・・。
2人で全部の葉っぱを見てみました。
結局、危ない葉っぱは全部取り、黙々と虫を見つけることにしました。
「先生、1日来ないと、こんなひどい仕返しをされるんですか?」
「そうだね・・最初に言ったでしょう?大根の種をまいたら、命を守ってあげられるのは、自分しかいないんだからねって
去年の先輩たちの大根も本当に食べられて大変だったよ」
「そうなんですか・・・」
Gくんが「そうだよ!愛情持って育てないとだめなんだよ!」
確かに・・Gくんたち、よく大根を見に来ています。
「これからはちゃんと見てあげないとだめだよ。明日も絶対見てね。でも、この種は本当に強い種だから絶対復活するからね」
「はい」
そして、こうなりました。
さ・び・し・い・・・・。
でも、ここからここから!
今年はこのシートのおかげでスクスクでしたが、現実はやっぱり甘くないなあ・・・
この後、Kくんは全部の大根に薬をかけてシートをもう一度かぶせていました。
頑張れ!大介!
9月5日(火)
水やり当番の真面目に、2人とNくんが水をまいていました。
「先生、水が出なくなりました。」
「どこかホースがよじれていない?」
「あ・・・ここ止まってるよ」「ほんとだ」
水がで始めました。
みんなの書いた絵と名前の札もさしました。スクスク育っています。
9月4日(月)
この間まで、2枚の双葉だけだったんですが…きょう見ると
真ん中に可愛い小さい葉っぱが・・・。
本葉です。形もよく見る、葉っぱの形をしています。
今年本当に順調だなあ。
前回、「12本出てきました」と答えていたIくんですが今日、見たらなんだかいっぱいあります。
そこにいた、Cさんが数えてくれ「16本あります」「そうだよね・・ちょっと満員電車状態だね」
「どうしたらいいんですか?」
「まびきします」「まびき?」間引きってこんな字を書きます。
混み込みの芽をちょっと移動し、一つ一つの芽を楽にさせます。
でも、土の下の根っこはまだ弱いので、土ごと取り上げて予備の畑に移します。
と言ったらIくんが「任してください!」と芽を引っ張ろうとしたので、「あ~ダメダメ!根っこに土を付けてそのまま畑に持って行きますよ。だから、先に移す方の畑の土を掘って。」「はい」
予備の畑は、9人分なので人数分に線を引いてそこに植えようということになりました。
右から4番目がIくんの場所です。
畑を9等分するために、Iくんは自分の靴のサイズで長さを計り始めました。
「できました!」「なんかいっぱいない?何等分?」「え~っと13等分です!」
「13!??なんで?」みんなも「何やってるんだよ!9人だろ」そんな事を言いながら位置を決めました。
ズボッ!一気にIくんがスコップを入れました。「え~大丈夫!!」
「大丈夫ですよ」スコップに土ごと取ると、急にIくんは丁寧になりました。
実は、新しい畑にはこぼれ種から何本も自然に大根の芽が出ていました。
そこにI君が丁寧に植えなおしていきました。
5本の間引きをし、残り11本になりました。(それでも・・・他の人よりも3本多いんです)
白いシートをして、本当に順調に育っているようですが・・・Cさんの大根をよーく見ると、あれ?
虫に食われている葉っぱが2枚。
見えますか?一つは双葉が片方食べられ、一つはちょっとかじられている感じです。
「これを間引きしておこう」「はい」
Cさんも間引きです。
そして、最後にまたあの白いシートをかけました。
Nくんが、「先生!このシートいつ取り換えるんですか?」
「え?取り替えないよ!!このシートを大切に使いますよ。」
シートの外からでもいっぱいに育っているのが見えるようになりましたよ。
予備の畑も順調に育っていますよ。
9月1日(金)
いよいよ2学期が始まりました。
みんなまだ、夏休みの気分が抜けていないような・・そんな感じでした。仕方ないですね。
早速、みんなの双葉はどんなに大きくなっているのか、シートを取って確認しました。
Nくんの「大士郎」(これでだいじろうと読むそうです)Oさんの「岡田さん」(大根の名前です)
Wさんの「福」 Iくんの「マルコス」
Kくんの「大介」 Gくんの「アレックス」
Cさんの「健」 Iくんの「桜」
Iくんの「大すけ」(Kくんとは、すけが違います)
お~!すごくないですか?みんな双葉がいっぱい、殆ど蒔いた種が発芽しました。
Iくんのマルコスなんて・・・・
8粒しか蒔いていないのに・・・こんなに。
Iくん、数えてみて多くない?
「1・2・3・・・・」
「12です」
そう言えば・・・1くんが種を蒔くときに、「あ・・Iくんちょっとこっちに移して」と場所を少し移動してもらいました。
土に入った種が分らなくなり、一つのくぼみに2粒位入ったような気もします・・・。
全部出て来ちゃったかあ・・・。
本当に桜島から頂いた種の強さには感心させられます。
間引きするのが勿体ない位、育ちそうです。
ここからまた月曜日までに大きくなりそうで楽しみです。