令和7年度 11月 給食
11月28日(金)地産地消メニュー8日目です。
今日は、カレーうどん ちくわの磯辺揚げ マンナンサラダ 2年4組Tさんのさつま芋のマフィン 牛乳でした。
いつものケーキの生地に見えますが、この中にさつま芋のペーストが入っています。
このカップの中に生地を流していきます。ドロッとしているのでスプーンを2本使って中に入れていきます。
さつま芋はカットしてから一度蒸しています。
もう少し大きな角切りで作っていたのですがトッピングしたさつま芋が沈まないようにちょっと小さく切ってもらいました。
こんな感じです。可愛いでしょう?
最初は、150℃15分で焼いてくれていたのですが、もう少し上をカリッとさせたいなあと思い、180℃で後5分焼いてもらうことにしました。
カリッと焼けました!
この間に、フライヤーでは竹輪の磯辺揚げが揚がり
そしてお釜ではカレーうどんが出来上がっていました。
そして、麺を茹でて盛り付けです。本当に調理師さんたちが、次から次にどんどん仕事を進めてくれています。
そして、ケーキの出来上がりです。
美味しそうでしょう?このケーキ上のさつま芋がカリカリで中はふわふわで2種類の食感が味わえるんです。美味しい!
片付けの時に、Tさんを待って感想を聞こうと思っていました。
いつもは私から「どうだった?」と聞くのですが・・・今日は「Tさ~ん」と呼ぶとすごく良い笑顔で来てくれて
「めちゃ!美味しかったです!本当にありがとうございました!」とお礼を言われました。
うわぁ・・すごく嬉しい。こちらこそありがとう!です。
その後も、「今日のケーキさつま芋がカリカリで美味しかった!」「作り方教えて下さい」
と本当に大好評でした。
今週も無事に南中メニューが終わりました。
本当にみんなの南中メニュー!すごく美味しいよ!
ごちそうさまでした。
11月27日(木)地産地消メニュー7日目です。
今日は、きんぴらご飯 2年2組Nくんの枝豆とキャベツのメンチカツ なめたけ和え かきたま汁 菊花みかん 牛乳でした。
Nくんは鶏ひき肉とたっぷりのキャベツと枝豆を使ってメンチカツを考えてくれました。
家庭だとキャベツを生のままで作る方が食感が残って美味しいのですが、給食だとかなり大量のキャベツなのでさっと茹でて作ってもいいかな?と事情を話しNくんからOKをもらって、茹でて冷ましてから作ることにしました。
枝豆もたっぷりです。
実は今週、インフルエンザが大流行で学級閉鎖や、お休みの人が多く89人も休んでいました。
食材で止められる物はキャンセルをしたのですが、キャンセルがきかない物もあり、今日は一人分のメンチを大きくして数を減らし作る事にしました。
衣を付けるともっと大きい!
ここから揚げていきます。
いつもは、一回で20個以上は揚がるのに、今日は15個位しか油の中に入りません。
調理師さんと「今日のメンチは、お店のランチので出てくる位の大きさですね」「本当ですね、食べ応えありますよ」
そんな話をしました。
いつもは、グラタン皿の周りに隙間がある状態なのに、今日は、一個のメンチでパンパンです。
味見をしてみました。
鶏肉ですが、満足感があって、キャベツや枝豆が入っているので、すごく爽やかで美味しいメンチカツです。
「美味し~い!〇〇さんも食べてみて下さいよ」パクリ「わぁ!美味しい!子どもたち絶対好きですよ」
この間に、高野豆腐入りのきんぴらご飯も出来上がって来ました。
この細長いのが、小さくカットされた高野豆腐です。
調味料を吸ってくれてとっても美味しくなりました。
給食の時間になり、配食が始まりました。
メンチを見て「あ!美味しそう!」と言っている人や、メニューの文字を見ただけでものすごく喜んでいる人もいました。
料理って、本当に人を幸せにしますよね。
給食が終わり、Nくんたちがやってきました。
Nくんより先に「先生!美味しかった!毎日これでいい!」「また作って下さい」「お代わりがあったから2個食べたけどまだ食べられます!」
本当にメンチカツって食べ過ぎると胸やけをしたりしますが、このメンチは本当に爽やかでパクパク食べられちゃいます。
Nくんからも「美味しかった!」と言われほっとしました。
今日も美味しかったです。Nくんごちそうさまでした。
11月26日(水)地産地消メニュー6日目です。
今日はセサミパン 2年2組のOさんのほくごろかぼちゃ焼きコロッケ フレンチサラダ 鶏肉と厚揚げのスープ りんご 牛乳でした。
今日は、皮つきのかぼちゃを蒸してつぶし、上をスプーン2本で平にしていきます。
かぼちゃは荒く潰して「ほくごろ」感を出してもらいました。そして、パン粉には、オリーブオイルと粉チーズとパセリを混ぜて、ちょっとしっとりさせました。
Oさんは、このパン粉や油をビニール袋に入れてシャカシャカ振って作ったそうです。
一人10gのパン粉をかぼちゃの上全体に広げます。
そして、コンビ加熱で160℃10分で焼いてもらいました。
パン粉に混ぜる油の量が少ないと、こんな感じに焼けてしまいます。
焼き色は付くのですが、白い部分が残ってしまうんです。
調理師さんと色々相談をし、少し油の量を増やしてみました。
すると・・良い感じにしっとりしました。
全体に油が浸みると、同じ時間、同じ温度でも、こんな感じになります。
揚げていないのに、コロッケのようでしょう?
表面がカリカリで美味しい!
調理師さんと、味見をして「美味しいですね♡」
給食が終わり、みんなが返しに来ました。
Oさんを待っていたのですが、なかなか会えず、3年生の女子に聞いてみました。
「どうだった?」「美味しかったですよ!先生あのコロッケ揚げてないんですか?」「揚げてないよ、オーブンで焼いたの」
「嬉しい!揚げたのだめなんですよ。私」「そうなの??」
カリカリしていても焼き!というのが爽やかでとっても良かった!と言われました。
確かに「焼き」と書いていなければ「揚げ」たと思ってもいい位の味でした。
かぼちゃんの甘さも粉チーズの風味もパン粉のカリカリ感も本当に美味しかったです!
Oさん、本当にごちそうさまでした。
11月25日(火)地産地消メニュー5日目です。
今日は、マーボー丼 ナムル 2年1組のSくんのぎょうざと空心菜のスープ オレンジゼリー 牛乳でした。
Sくんのメニューは空心菜を使った千葉のキャベツや長ねぎを入れた大きな水餃子のスープでした。
実は、メニューを選ぶときに一番に決まったのがSくんの料理でした。いいなあ、このメニュー。
学校ではぎょうざを一人1個しか作れないので「大判にするね」とSくんと話していました。
器もお椀では小さいので、今日はスープを丼ぶりに入れることにしました。
これが空心菜。茎の中がストローのように空洞になっています。
実は、空心菜は夏の野菜なのですが、八百屋さんに聞いてみると、中華のお店に出るので「一年中あるので大丈夫です。」と言われてお願いしました。
まず、挽肉を練っていきます。冬はこのお肉もかなり冷たくて硬いんです。
しばらくの間、調理師さんは何回もグーパンチをしていました。
軟らかくなってきたら、ここに長ねぎのみじん切りを入れます。
そして、今度はキャベツを、そしてしょう油や紹興酒の調味料を加え、またまた練ります。
やっと出来上がり、大きなたらいの重さを計り、一人分の重さを出します。
一人30gで作ることになりました。このボールを丸めていきます。
そして、今度はぎょうざの皮で包みます。ひだは3個で包んでもらいました。
もちろん、一つ一つ手作りです。
これを今度は蒸していきます。
そしてそれを丼に盛って行きます。
そして、その間にスープを作ります。
卵が入り最後に空心菜とあじさい葱が入ります。
最後にぎょうざの上にスープを注いで出来上がりです。
空心菜もあじさい葱も入って緑がいっぱいなのですが、本当にくせのない野菜なので、ぎょうざが引き立ちます。
大きなぎょうざも食べ応えがあって美味しい!
2年1組のみんながやってきました。
「どうだった?」「めちゃ、スープ美味しかったです!」「そうだよね!美味しかった」
「それ、Sくんに伝えた?」「え?まだ。」「ちゃんとSくんに伝えてね!」「わかった!任せて」
「任せた!」
初めての水ぎょうざスープ本当に美味しかったです。
Sくん、美味しかった~!本当にごちそうさまでした。
11月21日(金)地産地消メニュー4日め 和食の日メニューです。
今日は、2年1組Yくんのとうろもろこしご飯 鰺のねぎ味噌春巻き 小松菜のみぞれ和え Yくんの千葉産野菜たっぷり具沢山豚汁 なしゼリー 牛乳でした。
実は、Yくんとはランチルームのお掃除で毎日のように会っています。
「先生・・・なんか、だんだん緊張していました。みんな残さないで食べてくれるかな?」
「大丈夫よ!心配しなくて。絶対美味しいから」
20日が近づくにつれてこんな会話が多くなってきました。
自分の名前がメニューで出るって嬉しい反面、不安も大きいものです。Yくんの気持ちもわかります。
そして・・・いよいよ、その日になりました。
豚肉はにんにくをみじん切りにして香りをたてて炒めます。そこに和食の日なので、丁寧にとってもらった出汁を加え野菜を入れていきます。
「にんにくの香りがする豚汁なんて初めてです。今日楽しみに来たんですよ」調理師さんもそんな事を言っていました。
大根や、さつま芋・にんじんと千葉の野菜もたっぷり入っています。
だんだん出来上がって来ましたよ!最後にかぶと長ねぎを加えていきます。
そして、コーンをバターで炒めて、お醤油で味付けをし、バターコーンを作ります。
ごはんに黒ゴマとバターコーンを入れてとうもろこしご飯を作ります。
いつもは白ゴマを使うのですが、今日は黒ゴマを使いました。彩りもいいですよね。たっぷりのコーンからバターの香りがプーンとしてきます。
にんにくを使ったスタミナ豚汁も熱々で出来上がりましたよ。
綺麗で本当に美味しい!
このメニューはYくんのお母さんもかなり強力して下さった物です。
調理師さんと味見をして「あ・・本当に、にんにくを感じます!新しいですね」「本当ですね」
そして、給食になり、みんなが返しに来ました。
「美味かったです!」「あ・・完食してくれたんだね!嬉しいなあ・・・」
Yくんを待っていたのですが、なかなか・・・なかなか・・・なかなか・・・・来ない・・・・。Yくん緊張で倒れてないかなあ??????
そこで完食をした2人に「ね!写真撮ってもいい?」「いいですよ!」とニコリ!

はい!完食の証拠いただきました。
そして、やっとYくん登場!
「あ・・Yくんどうだった?」「美味しかったです!クラスのみんなも美味しかったって言ってました」「良かった!」
Yくん・・・ちょっと緊張から解けた感じでした。
本当に、和食の日にピッタリのメニューでした。
みなさんも豚汁に、にんにくを使って作ってみませんか?いつもの豚汁と一味違うお汁になりますよ!
Yくん、本当にごちそうさまでした!
11月19日(水)今日は、3日目 かぼちゃスープです。
今日は、舞茸ピラフ パリパリサラダ 2年3組Kさんのかぼちゃスープ カクテルポンチ 牛乳でした。
Kさんから、かぼちゃのペーストと形があるかぼちゃで、ポタージュぽくなく作って欲しいと言われました。
最初の予定の牛乳を半分に減らし、少しサラッとした感じのスープにするため、ルーを作るのも止めました。
家なら、かぼちゃをレンジにかけ、皮だけ取ることも出来たのですが、学校では時間的に無理なので今日はペースト状のかぼちゃを買いました。
スープを作る前に玉ねぎをアメ色になるまで炒めてもらいそれを入れて具材を煮ました。
かぼちゃのペーストはスープで溶かしておき、中で固まらないようにします。
全体がかぼちゃの色に染まって来ましたよ。
そこへ形のあるかぼちゃ投入!
そして最後に生クリームを入れて味を整えました。
ウィンナーも沢山入っています。これもKさんの希望です。
最後に、茹でたブロッコリーを加えて仕上げです。
調理師さんと2人で味見をし、2人とも「うん!うん!」うなずく。これは美味しく出来ている時の合図です。
「味はバッチリです。後は、かぼちゃの好き嫌いだけが問題ですね・・。」これだけは仕方がない・・・。
調理師さんが「先生!大丈夫ですよ。生徒さんの料理で美味しくなかったのないですから」「そうですね。わかりました。」
そして舞茸ピラフは、舞茸の上に、にんにくをスライスした物をパラパラと置き、その上に油をまくようにして、そのままオーブンで焼いてもらいました。
こうすると、舞茸の旨味とにんにくの香りがしっかりと付いて、同じ舞茸がごちそう舞茸に変わります。
ピラフの具の最後にこの舞茸を入れました。本当に美味しいんです。
この舞茸はパスタにも使えますよ。おうちでも作ってみてね。
いよいよ給食が始まります。
スープの蓋を開けた調理師さん・・・・「あ!大変・・・」そんな声が出ました。
見てわかりますか?
実は、ウィンナーはスープの上に全部浮いてくるんです。
具材をみんなに分けるためにはこのウィンナーを取り過ぎず、下から具材をすくわなくてはいけません。本当にちょっと大変なんです。
給食が終わり、3年生の片付け当番の人がやって来ました。
「先生!このスープすっごく美味しかった!」一言目がこれでした。『でしょ!でしょ!』です!
それからやって来るみんなも(今日も55人以上休んでいたのに)残菜バケツに寄らずそのまま行ってしまいます。
そこに、Kさん登場。
「どうだった???」「あ、美味しかったです!」「良かった!」
その後に来た去年の南中メニューの先輩が私に「スープ美味しかったです」「そうだよねぇ!!!あ・・南中メニューの先輩!Kさんに直接伝えてあげて!」
そして、向こうにいるKさんを呼びます。
「Kさ~ん!!!ちょっと来て~」
Oさんが「今日のスープ美味しかったよ~」2人は知り合いでした。「ありがとうございま~す!」とすごくいい笑顔!
そして、最後に来た2年生のYくん、「先生、今日のスープ、今までのスープの中で一番美味しかった!」
「ありがとう!!!今の言葉、今日のホームページに頂きますね!」とにかくすごく好評!
Kさん!本当に美味しかったです!ごちそうさまでした。
明日は1.2年生の試験です。みんな頑張ってね!
11月18日(火)今日は2日目 梨トーストです。
今日は、2年5組Sくんの梨トースト ししゃものパリパリ揚げ 青菜と海藻のサラダ ミネストローネスープ オレンジ 牛乳でした。
これは何だかわかりますか?
梨のトーストに塗るためのマーガリンをホイップしてもらったものです。
7kgのマーガリンを朝からふわふわのクリームになるまでホイップしてもらいました。
もうこれだけで美味しそうです。
そこに、和梨のペースト、和梨の缶詰めを粗みじんした物を加えていきます。
そして、はちみつを加えます。この蜂蜜はひまわりから採れた蜂蜜でしたよ。
缶詰めや、ペーストの甘さもあるので、今日は、はちみつを1kgずつ入れて行きました。今日の砂糖の予定は4kgでしたが実際は2kgで美味しくなったのでここで止めました。ここから混ぜていきます。まるでケーキのクリームみたいです。

この時、中身は約17kg位あったのでかなり力を入れないと混ぜられません・・・。
一人の調理師さんがしっかりと大きなたらいを持ち、もう一人の方が力いっぱい混ぜてくれました。
この写真で伝わりますか?
やっと出来上がり、今度はパンに塗る作業です。
実はSくんは、綺麗にスライスした和梨を少しずつずらして並べシナモンシュガーを振って焼く料理を考えてくれました。
でも、ちょっと学校では難しいので、今日はマーガリンの中に入れて作る事にしました。
シナモンシュガーはグラニュー糖とシナモンを混ぜて作ったのですが・・・これも、シナモンをどの位入れるか調理師さんと悩んで量を決めました。
このシナモンシュガーを上から振ってもらいました。
この時、かなり多くなった欠席の人数を確認しに一度事務室に帰りました。
給食室に戻り、「あの・・・」
仕事を続けながら調理師さんたちが「はい」と返事をしてくれました。
「あの・・・ちょっと悲しいお知らせが・・・」「実は・・・考えてくれたSくんが今日は体調が悪くて休み・・・でした・・・・」
「え??本当ですか??」やっとみんなが振り向いてくれました。
「なので・・」と言おうとしたら調理師さんの方から「先生!また作りましょうよ。せっかくだからSくんに食べてもらいたいですよね。」
あ・・・私が言おうとしていた言葉を調理師さんから言ってくれました。
「ありがとうございます。もう一度、給食にいれますね」「はい」とみんなの笑顔。
こんな心遣いが本当に、ありがたいです。
焼き上がりました。本当に良い香りです。パンもふわふわです。
その間も、パリパリ揚げが揚がり、ミネストローネを煮込み。盛り付けと他の料理も着々と出来上がっています。
ミネストローネはトマトの酸味があるから少し砂糖を入れる予定でしたが、味見をしたら「あまい!」
気温が下がり、野菜がどんどん甘くなり、スープが本当に甘くなっていました。自然ってすごいです。
出来上がりです。
食べてみると、和梨のペーストを入れているのでどこを食べても和梨の美味しさと爽やかさが感じられる。
本当にこのままお店に売っていても良い位です。
「終わりました。」と声がして見ると、洗い物のところにこのたらいが置いてありました。
本当に頑張って作って下さっているなあ・・。本当にありがたい。
検食の時間になり、校長先生も教頭先生も「今日は、食べる順番が違うなあ。このパンはデザートで食べようかな」と最後に食べられていました。後味もとっても良いトーストです。
今日は、全校で休みが55人以上だったので、最初に各クラス梨トーストを1/4にカットして12個すつ担任の先生に渡しました。
それでも、殆ど残らずみんな「美味しい!」と食べてくれました。
ただ・・・片付けに来る人がみんな・・・「先生・・お腹が苦しい!食べ過ぎました」と
全ての料理が休みの人の分少しずつ多くなっていました。みんないっぱい食べてくれてありがとう。
そして、美味しいトーストを考えてくれたSくん!そして、今日食べられなかったみんな!
また梨トースト出すからね。早く元気になって帰って来てね。
11月17日(月)今日から地産地消週間です。
いよいよ南中メニューが登場します。朝の打ち合わせで
「自分の名前が付いた料理が全校で出るというのは、考えた本人はとても緊張して学校に来ているはずです。是非先生たちからのサポートもよろしくお願いいたします。給食室では、全力で給食を作らせていただきます!」
そんな話をしました。
今日は、スパゲティボロネーゼ ワカメサラダ しめじと卵のスープ 2年5組Gくんの米粉のキャロットケーキ 牛乳でした。
Gくんのメニューはにんじんをすりおろし、米粉の生地の中ににんじんとレーズンを入れて綺麗なオレンジ色のケーキを作るものでした。
学校で大根はすりおろしたことがあるのですが、固いにんじんは一度もないので今日はちょっと挑戦だったのですが、給食室に行ってみると
お~!ちゃんと10kgのにんじんがおろされていました。「良かった!」
汁気はここでは切って水分調節に使おうと思います。
そして、
レーズンはこのにんじんの汁の中に入れて一度加熱をし、ちょっとふっくらさせた後に、こうしてフードカッターで形を無くし、全体にレーズンの味がするようにしました。
実は以前、南中メニューでレーズンが入るケーキを考えた人から2日前に「先生」「はい、なに?」
「あの・・・レーズンが入ると食べたくないってクラスの人から言われたので、やっぱりレーズンは入れないでください」と言われたことがありました。
もちろんレーズンが入るとすごく美味しいし、私も大好きなのですが、苦手な人がいるのも事実で・・・・。
「Gくん・・・レーズンは大丈夫?」「はい!」Gくんはレーズンが大好きでこのケーキにはレーズンが入らないと!そんな想いが伝わってきました。
しばらく考えてもう一度Gくんと話しました。
「Gくん、レーズンをフードカッターで細かくして、ケーキに練り込むのはどうかなあ」「え・・それってレーズンの味はするんですか?」「うん、味は大丈夫!」「わかりました。それなら・・・大丈夫です」
そんな会話をし、今日、フードカッターで作ることにしました。
ふっくらしたレーズンとオレンジ色の生地が混ざると、こんな感じです。
もちっとしてなかなか美味しそうです。シナモンの量も少し控え目にし、一個焼いて味見をしながら調節することにしました。
シナモンの量はこれでいく事に決定、味も大丈夫。
160℃で15分 150℃で5分焼きました。
焼き上がりました~!すっごく良い香りがします!
レーズンの味が全体に広がり、粒で入れるよりも美味しいかも。ちょっと表面が〇〇〇おばさんのクッキーみたいになっていて・・・クッキーケーキのようです。
実はケーキの写真を撮りたいとバチバチ撮っていたのですが、そこに調理師さんが「先生、この沢山並んでいる方が美味しそうで写真映えしますよ!」と台に置いていたケーキをわざわざ持って来てくれました。
そこで取れたのが、これです。ありがとうございました。
給食が始まり、Gくんがやって来ました。
入口にGくんのメニュー紹介を貼っていましたが、ちょっと照れくさそうに下を向きながらやって来ました。
「Gくん、美味しく出来たよ!」と小さい声で伝えると「あ・ありがとうございます」
給食が終わり、3年生が片付けに来ました。
「先生!キャロットケーキ美味しかった!」「ほんとに美味しかった!。作り方教えて下さい」「わかりました。あ・・あのさ、Gくんがここを通ったらそのこと直接伝えてくれる?」「わかりました」
その間に3年生のOくんがやって来ました。「ケーキ美味かったです」「あの中にレーズン入ってたのわかった?」「え!?レーズン入ってたんですか?」「入ってたよ!」「俺、レーズン嫌いなんですよ」「でもケーキ美味しかったでしょう?」「美味かった」「でしょう。」
お~大成功!
そんな会話をしていると、そこに噂のGくんが・・・・
「Gく~ん」「あ・・はい」「来て!来て!どうだった?」「あ・・」と言おうとしているところに3年生の女子が「ケーキめっちゃ美味しかったよ!ね?」「うん美味しかった」
「美味しかったって、Gくん!」「あ・・」とGくんが小さな声で「再現率高かったです。ありがとうございました」
本当に初日が無事終わり私もホッとしました。
Gくん、本当にごちそうさまでした。美味しかったです!
11月13日(金)
今日は、スイートポテトトースト カリポリサラダ ベーコンとうずら卵のスープ フルーツ白玉 牛乳でした。
今日は、34kgの生のさつま芋の皮を剥き→切って→蒸し→潰し、砂糖や牛乳・生クリームを入れてスイートポテトを作り、パンに塗ってもらいました。
今日も、あじさい葱農家の成嶋さんとのコラボ授業だったので、ちょっと写真が少なくてごめんなさい。
新しいオーブンなので、160℃13分のコンビ加熱で焼いてもらいました。
焼けているのに、パンがふわふわです。
「先生、今日は10分で最初焼いたんですが、少し足りなかったので13分にしてみました」
「本当に、ありがとうございます」こんな気配りが本当に嬉しいなあと感じさせてくれます。
焼き上がりましたよ。並べる時にも、まだパンが軟らかいので、押しすぎないように丁寧にパンをおいてくれていました。
その後も、サラダの盛り付けデザートの盛り付けとどんどん進み、横で写真だけ撮っているのが申し訳なくなるくらいです。
熱々のスープにコーンフレークをトッピングしたサラダも出来上がりました。
給食が始まるとみんなが一斉にランチルームに3年→2年→1年と2列で入って来ます。
スイートポテトトーストは3年生にリクエストされていたメニューだったので通り過ぎる時にちゃんと「ありがとうございました」とお礼の言葉もありました。
しばらくして1年生になったら・・・・
メニューを見て、めちゃめちゃ良い笑顔をしてくれる男子がいる。
私がずっとその笑顔を見ていたら彼も気が付き「あ・・・」「好きなメニューでしたか?」「はい!」ともっといい笑顔。
こんな顔を見ると本当に頑張って良かったなあ。そう思います。
そして、今日も成嶋さんの授業でした。

今日は、あじさい葱とバターナッツかぼちゃを持って来てくださいました。
このかぼちゃは、下の膨らんだところにしか種はないので上の部分は全部食べられますよ。と言われました。
ポタージュや、ケーキやプリンにも使える甘いかぼちゃだそうです。
そして・・・・昨日沢山のお野菜を持って来ていただき、先生方で分けて持ち帰り、家でお料理をし写真に撮って来てもらいました。
それを、壁に貼って見てもらいました。
先生方が作った写真を見ただけでも、野菜からできる素敵な料理は沢山あって、本当に料理ってアイディア次第だなあ。と思いました。
成嶋さんが「農家をしていて一番嬉しいことは・・・・ベタですが・・・『美味しい』って言われることです。
みんなも家族の人に料理を作って『美味しい』って言われたら嬉しいでしょう?」と言われてみんな「うん。うん。」とうなづいていました。
給食もそうだなあ・・・
どんな言葉よりも、やっぱり「美味しい」って言われるのが一番嬉しいなあ・・・。
何だかそんな気持ちを共有できる時間にもなりました。
今日からインフエンザの人も増えてきました。みんなが合唱コンクールまで本当に頑張ってたもんね。
土日に少し身体を休めてね。
11月12日(水)いよいよ明日は合唱コンクールです。
今日は、わかめご飯 鶏肉のさっぱり煮 海苔ごまサラダ おぼろけんちん汁 菊花みかん 牛乳でした。
朝、一番で鶏肉のさっぱり煮を作ってくれていました。
一釜に全部の鶏肉を入れてもいいのですが、重さで下の鶏肉が崩れてしまうので、約220人分を3つの釜で煮ていきました。
このたれは、しょう油・りんごペースト・三温糖・酢・酒でたれを作り、生姜とにんにくはみじん切り、長ねぎは小口切りでお肉と一緒に食べてもらうことにしました。
この状態で約2時間。ことこと煮てくれました。
ぷっくらしているのですが、お酢が入ったたれなので、中まで軟らかくなっています。
これは、おぼろけんちん汁です。
今入れているのは、別の釜で乾いりをしたお豆腐です。
このけんちんのお豆腐は、切らないで火にかけてガンガン崩してもらいました。
最初は、「どのくらいまで崩せばいいんですか?」と調理師さんから心配そうに聞かれたのですが・・・・
「いいんです。どんどん崩して下さい」「は・・い・・・」調理師さんたち・・・余計不安だったでしょうか??
今はみんなの方が慣れて作ってくれています。
切ったお豆腐とは、また違う美味しさなんですよ。
最後に松戸市特産のあじさい葱を加えて彩りもとっても綺麗に出来上がりました。
最後に海苔ごまサラダです。
この写真だけでは、なかなか伝わらないと思いますが、サラダを和える時に、一度焼いて冷ました海苔を加えます。
この海苔がちょっと厚めで、ドレッシングを吸い込んでくれて、海苔の香りが漂うサラダになっていました。
味見をしてすぐに「美味しい!!美味しいですね」そんな言葉が自然に出てきました。
調理師さんたちも「今日の海苔、香りが良かったんですよ」「少し厚かったし」と言われました。
やっぱり毎日作る方は、違っていることにもすぐ気が付いてくれます。
給食が終わって掃除の時間。2年1組の掃除メンバーから「先生!今日の給食全部美味かった!」「え?ほんとありがとう」「本当に美味しかったです。私はワカメご飯が一番好き!」
そして、雑巾を洗いにランチルームの外に出たら
「先生!今日の美味かったですよ!特に鶏肉!あれめっちゃうまかったです!」「ありがとう!嬉しいです」
和食の給食でしたが、大人気!
また頑張れそうです。
明日はみんなの想いを込めた合唱コンクール。
掃除の時間の会話も「●組うまかったよね」「ほんとほんと」「でも1組だって上手でしょう?」「いや・・俺たち本番に弱いんですよ・・・」
「大丈夫!大丈夫!本番は最高の歌声になるから。頑張って!!」
そんな風に、最近は合唱コンクールの話題だらけです。
そして、ランチルームの前を通る時に、「手紙」を歌っている3年1組のみんなの顔が見えてきました。
真剣な表情で歌っています。みんな良い顔してるなあ。
明日は、きっと最高の合唱コンクールになりますね!
11月11日(火)今日はあじさい葱農家の成嶋さんが2年生の授業に来てくださいました。
今日は、親子丼 五目きんぴら 豆腐とえのきのすまし汁 フルーツ杏仁 牛乳でした。
朝から、とった出汁をもう一度細かい粉を漉しながらお釜に加えてくれています。
そして、
いきなりですが、すまし汁が出来上がりました。(すいません。今日は私も授業に参加していて中抜けでした)
五目きんぴらです。
親子丼は具が煮えたところで一度味を決めます。
ただし、卵が後から入るのでこの時点では少し濃い目の味を付けておきます。
この良い加減がなかなか難しいんです。
卵が入り、最後に三つ葉を入れて出来上がりです。三つ葉の良い香りがします。
そして、ランチ入口には成嶋農園の野菜がいっぱい。
こんな風に、置いておきました。
左からあじさい葱(研究をされて真夏でも採れるようにされたそうですよ)
カラフルなにんじん(これは、間引きをしたにんじんです。普通は廃棄してしまうそうですが、この可愛さでレストランでは人気の商品なんだそうです。
この葉っぱとにんじんでかき揚げも美味しいと言われていましたよ)
紫の大根(これもレストランで人気だそうです。ピクルスにすると、全体に少し赤い紫になりますよ)
半分位の長さの大根(大きな大根も、もちろん美味しいのですが、使い切れなくて捨てられることもあるそうです。これは一度で使える「使い切り大根」です)
3年生は、去年の授業を覚えていて「あ・・あじさい葱ですね」と言いながら通る人が何人もいました。
「農業は失敗も多いけれど、自分で考え、悩み、自分の思う通りにできる事が魅力だし楽しいです。」そんな風に成嶋さんはおっしゃられていました。
こうして、大切に育てて下さった野菜や食材・そして、それを安全に衛生的に配送して下さる給食業者さん、そしてみなさんの想いを繋ぐために南中の調理師さんたちも想いを込めて丁寧に作って下さっています。
こんな良い雰囲気の中で仕事ができる事、本当に幸せだなあ・・そう思います。
みんなも想いのこもった食材を大切に食べて下さいね。
11月10日(月)
今日は、五目ごはん カリポリサラダ 洋風おでん オレンジ 牛乳でした。
これは、洋風おでんに入るキャベツです。洋風のおでんなので、ウィンナーが入り、ガラスープとコンソメで味付けています。
山のようなキャベツですが、おでんに入ると、急に小さくなります。最後に入れてキャベツの甘味も楽しめるおでんにしたいと思います。
まず、じゃが芋が入りました。
もう大根は軟らかくなっていますよ。
そこに、キャベツが入ります。
キャベツだけしか見えません。でも・・・30分経つと・・・
ほら、キャベツと他の具材が仲良くなったでしょう?
味も丸くなりましたよ。
野菜や練り物の美味しさが一緒になって、肌寒い気候で、よけい美味しく感じます。
これからはおでんの季節ですね。
和風のおでんもいいですか、キャベツたっぷりの洋風おでんも美味しいですよ。作ってみませんか?
11月6日(木)
今日はごはん たくあんのじゃこ炒め さんまのみぞれ煮 なめたけ和え 芋煮汁 ヨーグルト 牛乳でした。
秋と言えば「さんま!」さんまの開きに片栗粉を付けて揚げていきます。
カラッと揚がりましたよ~!
このさんまには味が付いていないので、ここに大根おろしでたれを作っていきます。
大根おろしにしょうゆ・みりん・砂糖・七味を加えてたれを作ります。この時の七味の量は670人分で11g。
数gで味が大きく変わってしまうので、ここは慎重に少しずつ加えていきます。
なめたけ和えです。
野菜の量や組み合わせ、そして絞った後の水分量によってちょうど良いたれの量が違ってくるので、毎回少し残して和え、そこから調整しています。
なめたけ和えを銀カップに盛り付け、その横にさんまをおきおろしソースをかけていきます。
さんまは薄いので、なるべくたれが全体にかかるようにしてもらいました。
具沢山の芋煮汁は、里芋も軟らかくなって本当に美味しかったですよ。
来週月曜、火曜は3年生の実力テストです。
本当に体調を崩す人が多いなりました。この週末も体調に気を付けて過ごしてね!
11月5日(水)
今日は、ガーリックライス ししゃもの磯辺揚げ 大根じゃこサラダ クラムチャウダー アセロラゼリー 牛乳でした。
ガーリックライスの具です。
油でにんにく600gをゆっくりと炒め、最後にガーリックパウダー130gを使って、仕上げました。
にんにくの良い香りが部屋中に漂っています。
ご飯と綺麗に混ぜて、出来上がりです。
クラムチャウダーです。まだサラサラの液体です。
溶かしバターを入れたのですが、上にバターが分離しています。
そこに水で溶いた米粉を入れます。とろみをつけるのに片栗粉も使いますが、片栗粉は水で溶くと、しばらくすると下に沈んでしまうのですが、水溶き米粉は分離をせずに白いトロリとした液体のままです。そこが米粉の良さでもあります。
そして、米粉を加えると、あれ?乳化が始まりました。
すぐに、全体が同じとろみになってきます。
出来上がりました。
給食の時間になり、クラムチャウダーをスプーンで一口食べてみました。
「あつっ!!」
ものすごい熱さでした。
とろみがあるので上がコーティングされ、中の熱さが外に逃げずに熱いままだったんですね。本当にびっくりしました。
ししゃももパリパリです。ホットケーキミックスの粉に青のりを入れてフリッターにしました。
いかがでしたか?
11月4日(火)
今日は、ごはん 高菜の油いため さつま揚げ 小松菜のごま和え 京風団子汁 牛乳でした。
高菜とじゃこをゴマ油で炒めてしょう油・七味・白炒りゴマを入れて作っています。
七味が入ると、少し締まった味に変わります。
今日も、この七味の量を調理師さんと相談して決めました。
毎回の既定の量はありますが、その日その日で必ず味見をして決めています。
茹でるとプカプカ浮かんでくる可愛い白玉。
これを鶏肉や野菜で旨味が出たお汁の中に入れていきます。
グッと寒くなってきたので、熱々のお汁が本当に美味しくなりました。
さつま揚げとごま和えの盛り付けも終わりましたよ。
今年もいよいよ残り2か月になりました。ランチルームで食べるのもちょっと肌寒い感じです。
明日は暖房を付けてみようかと思います。





