令和7年度 EDAMAメンバーズ 7月
小金南中で桜島大根を育てています。メンバーは2年生9人のSAKURAメンバーズ です。
この大根は8月に種を蒔いて1月に収穫し、1月24日~30日の給食週間に鹿児島県メニューとして桜島の桜島大根と一緒に給食に登場します。そして、一番大きな桜島大根は、1月に行われる「世界一桜島大根コンテスト」にも出品します。今年は、Mくんの21kgにもなるレックスラディッシュを送り、見事学校部門で、「優勝」をいただきました。初めての優勝!本当に嬉しかったです。そして、次の大根を植えるまでの3ケ月、EDAMAメンバーズと名前を変え、今度は千葉県の産物の枝豆を作ります。夏までの間、仲良し9人組で頑張ります。
7月16日(水)
今日は、残った2つの畑の草取りと、種を取った桜島大根を抜く作業です。
ここまで約1年間、Tくんの桜島大根はよく頑張ってくれました。
相変わらず虫好きのTくんは、何かの真っ黒な幼虫を見つけては「先生~、この幼虫の頭、可愛いと思いませんか~」「う・・・・ん・・・可愛い・・かなあ・・・よくわからないなあ~」
本当にTくんは虫を見つけると、この笑顔。幸せそうです。
隣でHさんは一生懸命に、草を集めてくれています。
そして、いよいよ桜島大根を抜く時がきました。
まずはHさん。
そして、ずっと育てていたTくん、やっと抜けました。虫好きのTくん、桜島大根を育てたTくんで記念撮影!パチリ。
大根は、沢山の種を作り、全てのエネルギーを使い果たして真っ黒になっていました。
頑張ったよね。
多分種は1000粒以上になりました。たった一つの大根からこんなに沢山の種が取れました。
これでまた新しいSAKURAメンバーズが今年の種を蒔くことができます。
みんな暑い中お疲れ様でした。次はいよいよ、新しい畑作りですよ。
7月14日(月)
ベランダから下を見ると、HさんとTくんが草取りをしています。
人が見ていても、見ていなくてもこうして動ける人ってすごいなあ。そう思って見ていました。
Hさんが大切に育てているバケツのお米ももうかなり大きくなってきました。
「先生!ちょっと茶色い葉が気になるんですけど・・」と言いながらHさんは茶色になった稲の葉を取り除いていました。
しばらくすると、虫大好きTくんがバケツをじーっとのぞいて「せんせい!」「はい・・なんですか?」
「ここにボウフラが沢山います!」「ええ???ボウフラ???」
そうです。ぼうふらは、蚊の幼虫のことです。
溜まった水の中で、どんどん育ってしまいました。
「ほら、これですよ」
スコップですくったボウフラを見せてくれました。
ちょっと・・・わからなくて・・「どこ?」「どこにいるの??」Hさんと頭をくっつけながら見てもわからない。
みなさん、わかりますか?
ほら!これです!・・・まだわからないのですが・・・。
このバケツにいっぱい泳いでますよ。「えええ・・・そうなの?」
8月5日に次の桜島大根の畑の土作りをするのですが・・・
「先生。僕たち、蚊に刺されながら畑しないといけないじゃないですか」「確かにね・・・」
6月のH.Pに新しい生態系が・・と書きましたが、新しい生態系は、ボウフラの事だったのか・・という事がわかりました。
「ね、田んぼにはなんでボウフラはいないの?」「それはカダヤシやお玉じゃくしがいるからですよ」
「へえ~・・」とHさんと私
「じゃあ、カダヤシやお玉じゃくしを連れてくればいいんじゃない?」「だめですよ。塩素で死んじゃいますよ」
「はぁ~・・なるほど・・・」と納得・・・。
パチパチ!さすがだ・・Tくん。
調べたら・・・カダヤシは、蚊を絶やす・・という意味で付けられた名前なんだそうです。
そこも・・へぇ~・・・でした。
ということで、今日の本当の目的、草取りです。
2つの畑の草取りをして、お米の周りも草を取っていたら、Tくんが・・「先生!今度は、アリの巣があります。この白いのが卵です。」とまたまたスコップで見せてくれました。
「Tくん、巣を遠くに持って行って」「どこですか?」「戻ってこないようにあの向こうに」と指さしました。
「はあ~い」
Tくんは納得しないながらも遠くに移動しに走ってくれました。Tくん・・本当に虫に詳しいなあ・
なぜ、化学部じゃないんだろう・・。そんな事を思いながら草取りを終えました。