今年は、昨年実施することができなかった夏合宿を3泊4日長野県信濃町黒姫で実施してきました。黒姫は自然に囲まれ風通しが良く、千葉県よりも体感でマイナス5度以上涼しく感じられ、夏の暑い時期でも効率的なトレーニングができます。初日からとってもいい練習ができました。また、合同合宿ということで近隣の我孫子高校と実施し、刺激のある4日間となりました。

初日は競技場にて、ドリルや動的・ウォーミングアップを行い、4×100mR、4×400mRを実施致しました。4継を実施後のマイルでは、2年生遠藤大斗君は48秒台で走りまた選手全員で行ったのでみんなの声援を糧に高いレベルで行うことができました。また、夕飯の際は、1年生伊藤昴生君が1人遅くまでご飯との戦いを行いミーティングに遅刻するというハプニングもあり、顧問・キャプテンから指導が行われました。

2日目からは、3部練習となり朝・午前・午後と過密スケジュールで練習を行いました。朝練習では補強系の練習を1時間、午前練習はドリルや動的・ウォーミングアップを行い坂ダッシュを(60m×8本)2セット、午後練習は競技場にてドリルや動的・ウォーミングアップ(100m×6本)メイン練習で300m+200m+200m+100mを行いました。練習を盛り上げるために声を出したり、メイン練習では全員やりきった表情で終えたことが印象的でした。

3日目も同じく3部練習となり朝・午前・午後で練習を行いました。朝練習では補強系の練習を1時間、午前練習は競技場にてドリルや動的・ウォーミングアップ後メイン練習で250m×8本(5分に1本ペース)、午後練習はドリルや動的・ウォーミングアップを行い片足坂ダッシュを60m左右×3本ずつ・おんぶ走60m×3本を行いました。午前のメイン練習は、今回の合宿の1つ目の山場で、5チーム程度に分けレベル別に行いより高いレベルで練習を行うことができました。投擲選手も最後1本行い、ペースメーカーとして追加で1本いった副キャプテン2年生平野嘉人は最後の最後で再び朝ご飯を味わうこととなりました。

4日目の最終日は朝と午前の2部練習を行いました。朝練習では補強系の練習を30分程度、午前練習は競技場にてドリルや動的・ウォーミングアップ後メイン練習で200m8本+120m8本+300mを4分に1本ペースで行いました。最終日の最後の練習だけあって選手の気合いは十分で行われ、本数や気持ちの戦いとなりましたが、持ち前の明るさや元気声かけにより、選手全員が最後まで走りきることができました。また、最後1年生三枝蒼太君が300m1人で行おうとしたところ、キャプテン2年生森千晴君が声をかけ2人で走り切り、全員が声をかけながら笑顔でハイタッチをしていたところが今回の最大の収穫となりました。

4日間で選手1人1人陸上競技に対して、姿勢や向き合い方等が向上できた実りある合宿となったのではないでしょうか。

これを是非、力変え走りに繋げ、関東新人や来年の関東大会やインターハイへ一人でも多く繋げてもらいたいと願います。

今後とも応援よろしくお願いします。     

市立松戸陸上競技部(短距離)顧問 井坂