11月30日(木) 防災講話

 本日の6時間目(LHR)、千葉科学大学教授・藤本一雄先生を本校にお招きして、防災講話を行いました。

 藤本先生から、阪神・淡路大震災や東日本大震災での現地調査をもとに、「リスクマネジメントと後悔」・「ハザードマップの見方」について、生徒のみなさんにわかりやすく説明していただきました。先生の調査によると、被災した人々は住み慣れた家や家財を失うよりも、親や兄弟・親戚の方を失った悲しみの方が強く、「身近な大切な人を助けるために、(大地震や津波が起こる前に)自分は何かできたのではないか?」という後悔の念が今でも続いているとのこと。そうならないためにも、普段から自主的に防災意識を高め、災害から生き残るための準備が大切だというお話がありました。

 松戸市は津波の被害は想定されていませんが、地震は震度6強が起こる可能性がある地域だそうです。(日本全国どこでも震度6が起こる可能性があるようですが…)また、内水氾濫が起こりやすい地域でもあるそうです。「大切な自分の命を守るため」・「大切な人を守るため」、生徒のみなさんにはこの講話をきっかけに、防災意識をさらに高めて欲しいと思っています。

                                            がんばれ市松  

 

 

11月24日(金) 『赤ちゃんふれあい体験!』

 本日、『赤ちゃんふれあい体験』を実施しました。

 本校では3年生の選択科目に、将来保育士を目指す生徒のみなさんのために『保育基礎(子どもの発達と保育)』という授業を開講しています。この授業の学びの一環として、『赤ちゃんふれあい体験』を毎年実施しています。(コロナ禍の中では実施しませんでした)
 3時間目は3年2・4・5組、4時間目は3年3・6・7組の生徒のみなさんが、生後5ヶ月から1歳6ヶ月の赤ちゃん・お父さん・お母さんたちと一緒に絵本を読み聞かせたり、おもちゃで楽しく遊びました。授業後半では質問タイムがあり、生徒のみなさんがお父さん・お母さんたちの話を熱心に聞き入っている姿がみられました。

 《参加した生徒のみなさんの感想です》
・将来、家族を持った時が楽しみになりました。(女子生徒)
・育児の大変さの中に、一瞬の幸せな時間を楽しみたいと思いました。(女子生徒)
・母親は、お腹の中に赤ちゃんがいるので(親になる)自覚がありますが、父親は(赤ちゃんが)生まれてから
 自覚するので、早めに(親になる)心の準備をした方がいいと思いました。いいパパになります。(男子生徒)
・育休について、(母親だけ育児を任せるのではなく)男性もしっかり取るべきだと思いました。育休制度がしっ 
 かりある会社に就職したいと思いました。(男子生徒)

 育児って大変ですよね。生徒のみなさんが生まれた時から、保護者の方はみなさんに愛情を注ぎ続け、育てていることを思い出しましょう。将来、たくさん親孝行してくださいね。
 
 授業を参観して、私自身「幸せ」って何だろうか?と考えさせられました。「幸せ」にも、いろいろな形があります。「物理的な幸せ」や「心の幸せ」、「大きな幸せ」、「小さな幸せ」。「幸せ」の正解とは何だろうか?
生徒のみなさんも、今回の体験から「幸せ」の意味について考えてくれたらと思います。

今回の『赤ちゃんふれあい体験』は、教室にウレタンマットを敷く、おもちゃ等の消毒をこまめに行う、周辺に
 机や椅子のような物を置かない等、赤ちゃんと保護者の方への安全を配慮して実施しました。
                                            がんばれ市松  

  ←生徒のみなさんが、ミッキーマウスの
 ダンスを披露しました。
 赤ちゃんも大喜びです!
←赤ちゃんを抱っこしたり、絵本を読ん  
 であげたり、おもちゃで遊びました。

←お父さん、お母さんたちから、
 母子手帳やエコー写真などを見 
 せていただき、貴重なお話も
 うかがうこともできました。
         
 最後、赤ちゃんにお礼の手紙→
 を渡しました。

 

 

11月16日(木) 生徒会役員選挙

 本日の6時間目(LHR)、生徒会役員選挙が行われました。
 生徒会役員選挙といえば、「全校生徒が体育館に集まって立候補者の演説を聞いた後、教室に戻って投票する」というイメージがあるかと思います。今年、市松では教室に固定式プロジェクターを設置したこともあり、生徒会役員立候補者の演説動画を教室内のスクリーンに映し出し、その場で投票を行いました。
 この様子を見て(私は昭和生まれなので…)、「本当に時代が変わったなあ。便利になったんだなあ」と思いました。この寒い時期に、体育館で行うよりも暖かい教室の方が生徒のみなさんの体調に配慮できますし、個人的にはいい方法だなあと感じました。今回投票は紙で行いましたが、来年の生徒会役員選挙はスマートフォンやタブレットを使って投票を行うかもしれませんね。

                                            がんばれ市松  

 

 

11月14日(火) 令和5年度 国際人文科2年次海外研修市長・教育長表敬訪問

 本日午後4時から松戸市庁舎市民サロンにて、10月23日(月)から10日間にわたって実施したオーストラリア海外研修について表敬訪問を行いました。
 国際人文科・2年8組から2名の生徒が代表して、本郷谷健次松戸市長、伊藤純一松戸市教育委員会教育長に海外研修の成果を報告し、感想をお伝えしました。
 以前、市松ニュースでもお知らせしましたが、本校は『グローバル教育』の充実を進めています。英語の授業はもちろん、『世界を知る』ことにも力を入れています。現在、ウクライナ問題やイスラエル・パレスチナ問題をはじめ、世界情勢は急激に変化しています。生徒のみなさんには、本校の国際理解教育プログラムの中で、世界に目を向け問題解決について考える視点を身につけて欲しいと思っています。                                                              

                                            がんばれ市松  

 

 

11月10日(金) 令和5年度 千葉県学校体育研究大会

 あいにく雨模様のお天気でしたが、本日本校を会場に「令和5年度 千葉県学校体育研究大会」が開催されました。今年度は松戸市がメイン会場となったため、本校以外に八ヶ崎小学校、常盤平中学校でも開催されました。

 今までの「保健体育」は男子・女子別々に行っているのが通例でしたが、本校の保健体育は「男女共修」で行っています。当日、千葉県内各地から約100名の高校の先生方が来校し、市松の先進的な「男女共修の保健体育」の授業(バレーボール・ハンドボール)を参観していただきました。

 発表当日までの2年間、保健体育科の先生方を中心に「(競技力を高めるよりも、生涯にわたって)スポーツを楽しむ心」・「男女が一緒になって共に楽しむ心」を育み、「主体的・対話的で深い学びの実現につなげる」授業づくりを進めてきました。
 最初は生徒のみなさんも、男子と女子が一緒になって授業を受けることに戸惑いがあったかと思います。私たち教職員も戸惑いがありました。「(男女には筋力や体力のちがいがあり、)ケガなく安全に授業を行うにはどうすればいいのか?」・「生徒たちが主体的に授業をつくりあげるには、どのような支援が必要なのか?」など、様々な課題をクリアするために何回も会議を開きました。
 試行錯誤した結果、現在本校の保健体育の授業は「ゲーム(試合)中心の授業」を行い、チームの仲間同士で作戦会議を開いたり、お互いが上手になるためICTを活用して動作解析を行ったり、チームで授業内容の振り返りを行ったりと、生徒自らが進んで参加する授業モデルが構築されました。今では、男子と女子が一緒に授業を受けることが普通になり、生徒のみなさんが楽しく授業を受けている様子が見られるようになりました。 

 新しいことにチャレンジする「市立松戸高校」!今後も、生徒のみなさんにとって、より良いものを提供したいと思っています。
                                            がんばれ市松  

←授業開始時に、チームでミーテ
 ィングを行います。作戦ボード
 も使ったりします。

 ハンドボールの授業では、右の→
 写真のように、タブレットを
 使って撮影し、作戦や技術力
 向上に役立てています。
 
 ←バレーボールの試合の様子を撮影
  し、あとで生徒自身が映像を確認 
  作戦会議等に活用します。映像
  はスクリーンに大きく映し出して
  います。
 ←体育館2階で多くの先生方に参観
  していただきました。
             
 授業後は、体育館で研究協議が→
 行われました。