5/29(木) 校長室から㊹ もくもく清掃
5月も残りわずかとなりましたが、今月の生活目標は「もくもく清掃で、学校中をきれいにしよう」です。先週以前は運動会に向けて、練習のための教室移動も多く慌ただしい日々でしたが、運動会が終わって落ち着いた生活を取り戻すように基本的な生活の仕方を見直しています。その中でも清掃活動については、今月の生活目標にもなっています。
1年生の掃除の姿の成長ぶりは、ものすごいです。4月は6年生が一緒に掃除をして、掃除の仕方を教えていました。それが今では、教室にある30程度の机・椅子運びを二人組で一緒にもって運んだり、雑巾がけもぶつからないように黙って列を作って、自分たちで行っています。この、「黙って」「黙々と」というところが「もくもく(黙々)清掃」の由来です。ほうき掃きは、教室だけでなく廊下でも床目に沿って順番にごみを残さず掃き進めていました。
3年生になると、廊下掃除だけでなく、鍵盤ハーモニカの整頓も行いつつ、その周りだけでなくきちんとものを動かしてその下の場所も掃く姿がありました。ここでも黙って黙々と掃除をする「もくもく清掃」の姿です。
学年が上がるにつれて、自分たちの教室以外でも皆で使う場所の掃除をします。学校には教室以外のたくさんの特別教室や廊下、トイレなど場所が多いので、高学年ほど各掃除場所の人数も少ない状況で行うことになります。最高学年である6年生は、少ない人数でも自分たちの教室以外の場所をいくつも掃除をしています。階段掃除をしている6年生の「もくもく清掃」の姿を褒めると、掃除分担がされていない場所で私が集めてきたごみに気付き、「校長先生、そのごみ、捨てておきます。」「そこの掃除、やります。」と嬉しい言葉と行動がありました。さすが6年生です。
校舎も広いので、なかなか全てを各学年・学級に分担することは難しいのですが、「自分たちが使う場所をきれいにする」という気持ちをもち、これからも「もくもく清掃」を続けてほしいです。整った環境が落ち着いた生活につながります。