女子駅伝講評

女子駅伝では800mで関東大会に出場し、この1年間走りでチームを引っ張ってきた岩永さんが1区を走りました。ハイペースが予想される中、2キロまではそこまでハイペースにならず、ラスト1キロ勝負となりました。競技場に入ってから切り替えることができず、順位こそ14位と平凡に終わりましたが、ライバル校との差を最小限にまとめ、全国大会出場へと望みを繋ぎました。
2区は1500mで県大会に出場している堀さんです。市内駅伝では優勝のゴールテープを切る快走を見せるなど短い距離から長い距離まで走れるオールマイティな選手です。レースの流れを変える期待通りの走りで11人抜き。一気に優勝が見える位置まで襷を持ってきてくれました。最初から突っ込んで我慢する走りは素晴らしいです。
3区は個人での県大会出場経験はありませんが、この3ヶ月で一気に力をつけた松島さん。3位で貰った襷を2位に押し上げ優勝が目前となりました。昨年1年は怪我に苦しみほとんど走ることが出来ませんでした。そんな中でも自分の目標を見失わず、やれる努力を精一杯にしてきました。時には友達の前や家で自分だけ走れない苦しさに涙したこともあったようです。そのような選手が今こうして立派に活躍してることが本当に嬉しいです。努力は必ず報われる。この言葉を身をもって感じてくれました。まだまだ成長途中です。関東、全国では期待していてください。
4区は唯一の3年生の吉田さん。1年生の頃からチームの主力として活躍してきましたが、2年生の途中で怪我をしてしまいそこからなかなか上手く走ることが出来ていませんでした。しかし、最後の駅伝に向けての努力と意地はさすが3年生と思えるものでした。市内駅伝が終わってから日に日に力をつけ、優勝メンバーにふさわしい力をつけました。なんと言ってもラスト500mでの切り替え、ラストスパートは誰にも負けません。その気持ちのこもった走りで優勝を手繰り寄せる快走をしてくれました。ありがとう。
5区は800mで関東大会入賞を果たした渡辺さん。いつも笑顔でチームの仲間を和ませてくれるムードメーカーです。大会前になると毎日のようにゴールテープを切る練習を繰り返していました。それだけ優勝したいという。気持ちが強かったのだと思います。レース展開としては13秒前を走るチームを追いかける展開でした。前半は落ち着いてレースを進め中間で捉えるとピタッと後ろにつかれ、体力を温存されてると思いきや、自分自身がしっかりと体力を温存してラストスパートに備えていました。競技場に入ってからは圧巻の走りで13秒の差をつけて、練習通り右手の人差し指を突き上げ優勝のゴールテープを切りました。

これまで多くの大会が中止となり、2年生はこの2年間何の行事もできず辛い思いをしてきました。その鬱憤を晴らす素晴らしい活躍に笑顔溢れる大会となりました。大会を開催していただけたことに心から感謝し、この感謝の気持ちを関東大会、全国大会に繋げて行きたいです。ここまで支えてくれた3年生本当にありがとう。チーム常盤平。笑顔溢れる常盤平。千葉県で1番仲が良く、千葉県で1番笑顔が似合い、千葉県で1番強くて速いチームになる。が合言葉でした。まさにその通りになりました。本当におめでとうございます。