男子駅伝講評

・男子の部では、ロードレースの部にバスケ部で大活躍してきた丹治くん、高橋くん、大森くん、サッカー部、野球部で活躍した田中くん、島村くんが出走しました。序盤から先頭集団でレースを進め好位置をキープしていましたが、あと一歩及ばす10位入賞を逃してしまいました。しかし、これまでやってきた取り組み努力の成果は発揮できたように思います。

駅伝の部では、エース2枚が怪我や体調不良の関係で走ることができず、チーム全体が不安な雰囲気になると思いきや、全くそんなことはなく「俺たちで優勝します」「強い常盤平をみせます」と逆にチームの雰囲気が良くなりました。

今大会の作戦名は「やっぱり常盤平は強かった」「常勝常中~俺たちは強い」で臨みました。

1区波多野くんが、第2集団先頭でレースを進めると、中盤まで余裕を持って走れましたが競技場に入ってからのスパート合戦で切り替えることができず、後退してしまいましたが先頭との差を考えると最低限の走りで2区の河田君につなぎました。Bチームで走った池田くんは予想を超える素晴らしい走りで3000m換算が9分37秒。一気にチームの主力ㇸと成長しました。2区河田君は襷をもらった瞬間から猛スピードで前を追いかけ、全員を抜き去り、競技場に戻ってきた時には断トツのトップで後続と約1分の差をつける快走でした。3000m換算も8分53秒と素晴らしいタイムです。この時点で優勝を確実なものにしました。3区は南くん、後ろとの差を気にすることなく淡々と走りぬきました。初駅伝だったので少し緊張もあったように感じますが頑張りました。この裏で区間賞を獲得したのが長友くんです。3人抜きと素晴らしいラストスパートで大活躍でした。県駅伝はチームの主力になっていることを願います。4区は川越くん、バスケットボール松戸市選抜のキャプテンを務める選手です。練習から気迫あふれる走りと粘り強さが持ち味です。レースは常に落ち着いてしっかりと3000m9分台の走りで快走してくれました。まだ練習を始めて1か月程度、これから更にタイムを縮めてくれることでしょう。5区は本谷くん、800mで磨いたスピードが持ち味です。常にトップを走り続けていたので若干ペース配分が難しかったのか、それでも区間賞の走りでチームに貢献しました。同じ区間を走った野球部のエース賀曽利くんも素晴らしいラストスパートで3秒差の区間2位と活躍しました。6区は日下くん、練習からしっかりこなし自信をもってアンカーに起用しました。余裕を持ちすぎてペースが遅くなってしまいました。と言っていましたが、9分台の走りでぶっちぎりの優勝テープを切った姿は今でも鮮明に頭に残っています。本当におめでとうございます。

これまで少ない人数で練習をしてきたチームに3年生15人が加わり素晴らしいチームへと成長しました。陸上競技部、サッカー部、バスケ部、野球部、常盤平中の部活動はみんな千葉県トップレベルの力を持っています。その精鋭たちが集まったチームはまさに「ドリームチーム」常盤平中に夢を与えられるような選手、チームへと成長しています。

目指すところはただ一つ、滋賀県で行われる全国駅伝。

更なる高みを目指して「夢の実現」