小金南中で桜島大根を育てています。メンバーは2年生8人のSAKURAメンバーズ です。

この大根は8月に種を蒔いて1月に収穫し、1月24日~30日の給食週間に鹿児島県メニューとして桜島の桜島大根と一緒に給食に登場しました。そして、一番大きな桜島大根は毎年行われる「世界一桜島大根コンテスト」にも出品をし、去年は3位との差が150g・4位との差が50gで5位となりました。今年も、ギネス目指して桜島大根を育てることにします。

 

9月30日(金)

 

今日も、虫ちゃんから始まりました。

こんなところに虫がいます。緑の虫は本当に意識しないと見つけられないかもしれません。

でも、この虫があちこちで見つかりました。

みんなにも見せてこの虫に気を付けてね。と伝えました。

でも、みみずを見つけると「あ!みみず」とすごく喜んでいます。

他の虫と違い、みみずは畑を肥やしてくれるとてもいい虫だとみんなに話しているので、みみずだけはみんな大切にしています。

 

1本にした桜島大根です。少しずう大人になり、桜島大根らしくなってきました。

 

      Yくん              Kくん

 

      Oさん              Mさん

 

      Hくん              Mさん

 

      Oさん              Sさん

最後に、少し元気のない大根のために青い液体肥料をまくことにしました。

Yくんに「肥料を(キャップ)1/3入れたら、じょうろに水をいっぱいに入れて薄めてかけてね」と言うと、

「はい!」という気持ちのいい声が、いい返事だなあと感心していると。

あれ?

キャップに1/3のはずが、Yくんボトルごと持ち上げてドバドバじょうろに入れています。

「Yくん!どれだけ入れるの!!」

「え!?」と何がいけないのかわからないYくん

「これね、濃いめだから、キャップに1/3なのよ」

「あ・・あ~~」

彼は、ボトルの1/3だと勘違いしたようでした。

周りで何回か作ったことのある人は「Y~!何やってるんだよ。そんなに入れるわけないだろ!」

みんな大笑い。

何事も勉強ですね。

その後、出した肥料をバケツに移し、もう一度計り直してちゃんとかけました。

9月22日(木)

 

最初から、虫の写真ですいません。

今年もどんどん出てきました。

あちこち元気のない葉っぱにちゃんと虫ちゃんがもれなく付いていました。

 

みんな葉っぱの裏を探し、茎の芯の部分に隠れていないかを探します。

 

ぉぃて、最後の1本にするために、また根っこを傷つけないように土ごと取り、間引きの畑に移します。

Mさん、2本がくっついていてなかなか間引き難しそうでした。

そして、Yくんも最後の1本に挑戦!真面目なYくん、根っこを傷つけない 根っこを傷つけない・・・

その想いが大きく、土ごと綺麗に取れたのはバッチリだったのですが

取ってみたら、このスタイルのまま動けない。

しばらくフリーズ!

「Yくん、大丈夫?」

「動けません」

「え??ゆっくりでいいよ」

しばらくして・・・

何とか、無事到着!(良かった!)

こうして、自分で付けた名前と絵を大根の前に挿しました。

9月16日(金)

明日から3連休です・・・が、大型台風がやってくる予報。

まだ可愛い大根の苗にとっては、一番の強敵です。

今は、何もなすすべはないので・・・様子を見に行きました。

 

元気でした。

でも、ちょっと元気のない大根も・・・

そして、ちょっと手を出すと、何かが飛びました。

ん?

慌ててシャッターを切ると、間に合わす、赤ちゃんバッタが飛んでいきました。

あ~・・そうそう。この頃はこんな小さなバッタも要注意です。

飛んでくるので、防ぎようもありません。

そしてしなっとなっている葉っぱを取ってみると。

こんなくるっと縮んでいます。

どんどん去年の今頃を思い出してきました。

そうなんです。こんな葉っぱの中には小さい虫がいてどんどん葉っぱを丸めて縮んでいきます。

そして葉っぱを食べていきます。

真ん中の軟らかい葉っぱが一番おいしいので虫にとって大好物の葉っぱなんです。

そこにいた陸上部Yくんが「何かありましたか?」と気が付いて見に来てくれました。

「これ、見てみて!」「なんですか?」

じーっと見てくれました。

「見るだけじゃなくて、その葉っぱ開いてみて」

「え~!何ですか?」「虫がいるから」

「嫌です・・ここに置いておけばいいですか?」と持つのも抵抗があり、畑に置こうとしたので

「ダメダメ!遠くに!持っていて。また畑に来ちゃうから」

そう言ったら、Yくんは走ってあっという間にどこかへ・・

どこまで行ったのかなあ・・・・

しばらくすると「向こうに捨てて来ました」

かなり遠くまで走ったようです。さすが陸上部!

「ありがとう」

どうもYくんは、虫がとっても苦手のようです。

その後、石鹸でしっかり手を洗っていました。

虫も出だし、台風もやってきます。

何とか、最初の試練乗り越えて欲しいなあ・・・

願いながら、今日は帰ることにしました。

みんな頑張ってね!

9月14日(水)

今日は、いよいよ初めての間引きです。

まずは、移し替える畑を柔らかくスコップでほぐします。やっぱり畑はそのままにしておくとだんだん固くなってきますね。

 

この畑にも実は桜島大根の双葉が育っていました。

6月に去年間の引きした大根からできた種を取ったのですが、そのこぼれ種が発芽していました。

6月の種の収獲です。こんなに出来ていました。

そして、1/8にした畑に穴を掘り、そこに間引きした苗を移します。

まずは、みんな穴を空けることにします。

 

左はKくんが掘った穴、右はHくんが掘った穴。みんな大きさもかなり違っていました。

「さ!穴を掘ったら間引きをしますよ。一番しっかりして残したい大根を選んでね。

そして、根っこが絡まないように、間引きした大根同士は少し間隔が開くように選んでね。」

「一番大切なのは、移す時に根っこを傷つかないように土ごと持ってきてそのまま入れてね」

「はあい」そんな声と共に、みんなは自分の畑に行きました。

 

でも、そこからがとても大変でした。「どれを抜いたらいいですか?これよりこっちが元気みたいですよね」

「でも、これも・・・」

みんななかなか残す大根が選べない。

特に8粒蒔いて、7粒出てきたSさんの大根はどれを残したらいいのか・・どれも良くて、難しい・・・。

「これはどうかなあ・・」「それにします」

こんな会話がみんなから聞こえてきます。

何とか、選び今度は土ごと持ち上げて持ってくる番です。

 

Sさんは、丁寧に移して上手。後は任せられそうです。

でも、こんなに上手は人はなかなかいません。今までの先輩たちを見ていてもそう感じます。

そこに、「あ~~~!!!」とMさんが叫ぶ声。

あ・・・・畑のすぐ前でせっかく持ってきた土をスコップから全部落としてしまいました。

手には・・・裸の根っこが2本。「あ・・仕方ないね。大切に植えよう」

 

次から次に、裸の根っこが・・・。

「大丈夫!この大根は本当に強いから!」

そう言いながら顔を上げると、Mさんが何も言わないのに自分の畑の周りの雑草を抜いていました。

大根に虫がつかないように周りの雑草を抜いて、といつも言ってはいましたが、こうして自主的に抜いてくれているのを初めて見ました。

こういう姿は見ていてとても嬉しい気持ちになります。

今日の選挙の役員になっていたYくんは少し遅れて来たので、もう一度説明をし、選んでもらいました。

悩んで悩んで選んだのがこの苗。移し方は同じ畑のKくんが本当に丁寧に説明をもう一度し、手伝ってくれました。

 

 

一番奥の畑のMさんとOさんも土と一緒に持ってきて間引き、畑に移しました。

今日、土と一緒の植え替えが一番上手にできたのは、Mさんの、この植え替えでした。

でもこの時のMさん、声がかけられない位、とっても緊張していました。

「しずかに・・しずかに・・」と言っていない声まで聞こえるようでした。

 

     Yくん間引き前          間引き後

 

     Kくん間引き前          間引き後

 

     Mさん間引き前          間引き後

 

     Hくん間引き前          間引き後

 

     Mさん間引き前          間引き後

 

     Oさん間引き前          間引き後

 

     Sさん間引き前           間引き後

大分さっぱりとしました。でも、広くなった分、大根は気持ち良く伸びてくれるはずです。

移し替えた大根は

ちょっとしおれています。

みんなには、「一度抜いて根っこに負担がかかったから2.3日はちょっと元気がなくなります。でもちゃんと元気になるから大丈夫!」と伝えました。

その後、もう一度水やりをし、ホースを、巻いて今日の作業は終了です。

みんなホースの巻き方も上手になってきました。

9月9日(金)

OさんとMさんが給食の時に

「大根が折れてます!」と心配して言いに来てくれました。

よく聞いてみると、先週からの台風の強風と、夜中に雷と大雨が降った日の強風でひょろっと伸びた大根の苗が折れてしまっているらしく、今日はみんなで集まり根っこをしっかり土で支えました。

ちょっと写真ではわかりにくいのですが。土から伸びた苗が長く、その先が葉っぱなので、下の部分が不安定で横に倒れてしまい風でポキンと折れていました。

 

他の場所の土を根っこに集め下をしっかり固定できるようにしました。

でも、8粒中7粒が育っているSさんの大根は、ひしめき合っていて、逆に、土を盛るのもとても大変。隙間を見つけそこに土を、そして他を倒さないように慎重に固めていました。

 

      Yくん              Kくん

 

      Oさん              Mさん    

 

      Hくん              Mさん

   

       Oさん             Sさん

この写真は、下の土を固める前の物です。

ここまで固定できなかったのは、まだ、蒔いた種全部が発芽していないので、もう少し土をそのまま置いておきその種を待ちたいという希望からでした。

でも、ちょっと心配なので固定しました。

今日、来れなかった人の大根もみんなで協力してしっかり支えておいたからね。

いよいよ、来週は間引きになります。

9月5日(月)

可愛かった双葉の真ん中に小さい葉っぱが出てきました。

本当にこの頃の大根はとっても可愛いんです。

みんなに聞いてみました。「双葉の真ん中の葉っぱってなんて言うか知ってる?」

「え!?わからない・・。」「朝顔育ててたじゃない」そんな話をして

「〇〇葉」「△△葉」「◆◆葉」「違います、双葉は殆どの植物がこんなハート型をしているけど、次の葉は、大根の本当の形の葉っぱが出てくるんだよ」

Oさんが・・・「あ・・・本葉・・・」「そうそう!本葉っていいます」「へえ~!!」

みんな思い出してね。そんな会話をしつつ自分の葉っぱを見に行きました。

 

      Yくん             Kくん

 

      Oさん             Mさん

 

 Hくん(良かった!出てきたね!)      Mさん

 

      Oさん             Sさん

どんどん大きくなってきた!とみんな喜んでいたのですが・・・。

「みんなよく葉っぱを見てね。虫に喰われていない?」

「大丈夫です!」

でも・・・左の葉っぱをよく見て下さい。双葉の形が違っているでしょう?

半分葉っぱが食べられてしました。

見ただけでも柔らかくて美味しそうな葉っぱです。

虫たちにとってもとても美味しい物なんです。

「え!!もう一度見てきます」とOさん。

「虫に喰われてました!」

 

野菜用の虫駆除のスプレーと粉をまきました。

去年は茎だけになるまで食べられた大根もありました。

急にみんな「雑草抜いてもいいですか」と言って、小さな雑草も抜き始めました。

せっかく出てきた大根が急に心配になってきたようでした。

最後に、「先生~。雪だるま写真に撮ってください」

「はいはい」

何だかとっても楽しそうに畑仕事をしてくれました。

9月2日(金)種を蒔いてちょうど3日目です。

今日も、畑を見に行きました。今日は引き取り訓練なので集まりはなかったので、私一人で見てみました。

「あっ!出てる!」養護のT先生も「そうそう出てきたのよ」保健室の真ん前なので、一番詳しいのはT先生なのかもしれません。

やっぱり3日目に出てきました。

 

    Yくんの大根

    Kくんの大根

    Oさんの大根

    Mさんの大根

    Hくんの大根(ちょっと深く種を蒔いたかな?もう少し待ちましょう)

    Mさんの大根

    Oさんの大根

 

    Sさんの大根(8粒中7個の双葉が出てきました。すごいね!)

来週には、また新しい双葉に会えそうです。

本当にかわいい双葉です。でも・・・虫にとっても美味しい双葉です。みんな気を付けてね!

9月1日(木)2学期が始まりました。

8月30日に蒔いた種が出ているかなと、今日全員が集まりましたが、残念ながら何も変化もなし・・・。

3日目に双葉が出てくる大根なので・・・後1日待たないと無理かあ・・・。とこの写真1枚だけ撮り諦めました。