1学期も残すところ、今日を含めてあと5日。7月のこの時期の教材には、国語の教科書に「戦争教材」が組み入れられている学年があります。今年は戦後80年、昭和100年目にあたる節目の年。6年生の教室でも「川とノリオ」を学習していました。戦争の暗く怖いイメージとこの物語に出てくる「川」が単なる自然描写ではなく、人々の暮らしとともにあることを示す象徴的な表現が多く含まれている作品。比喩や色彩、擬人法や倒置法などの優れた表現技法が効果的に取り入れられていることも特徴です。情景描写とノリオの心情の変化を考えていく学習です。子供たちに戦争の悲惨さや平和の尊さを理解させ、平和な社会を築くための意識を育むことは社会科でもできますが、社会科とは違った見方で、史実だけでなく、その時の心情を考えるところが国語としての価値があります。世界では紛争・戦争が未だあります。しっかりと考え、学習する機会とさせたいです。

 

 一方、学期終わりということで、お楽しみ会の準備をしているクラスもいくつかありました。早速、今日の午後からお楽しみ会をしている学級もあり、会を楽しむだけでなく、それまでの準備を協力して行うことにも価値があります。