2日(月)   ご飯・鮭の竜田揚げ・胡麻和え・豆豆汁・オレンジ・牛乳

今日の給食は、ご飯、鮭の竜田揚げ、胡麻和え、豆豆汁でした。今日は胡麻和えに注目してみたいと思います。本校の胡麻和えは、すり潰した胡麻と野菜をあえているのですが、なぜ胡麻をすり潰す必要があるのかを皆さんは知っていますか。これは意外と知らない人が多いのですが、胡麻はそのまま食べてもほとんど栄養が吸収されないそうです。胡麻の表面は非常に硬い皮で覆われているため、粒のまま食べると消化されずにそのまま体外に出てしまいます。せっかくのセサミンといった胡麻の栄養を吸収するには、「すりごま」にするか、よく噛んで皮を壊す必要があります。料理にかける直前に指でひねって潰す「指ひねり」だけでも、香りと栄養の吸収がグンと良くなるそうです。料理の仕方が変わりそうですね。今日の給食もおいしかったです。

3日(火)   茶飯・おでん・丸干し鰯のから揚げ・梅香和え・きな粉豆・牛乳
今日の給食は、茶飯、おでん、丸干し鰯のから揚げ、梅香和え、きな粉豆でした。江戸時代、おでんと茶飯は「最強のファストフードセット」として大流行したそうです。当時の「茶飯屋」は、今でいう牛丼チェーンのような存在で、白いご飯よりも「味のついたご飯」の方が贅沢で満足感が高いとされていました。醤油ベースの濃い味のおでんには、香ばしいほうじ茶で炊いたさっぱりとした茶飯が絶妙に合ったため、このコンビが定着したと言われています。江戸っ子の粋な言葉選びとして、「日常茶飯事」という言葉があるように、茶飯は「当たり前のこと」の代名詞でした。おでん屋さんの茶飯がなぜあんなに美味しいのか、そのルーツは江戸時代のグルメブームにあったんですね。今日の給食もおいしかったです。
4日(水)   黒糖パン・白いんげん豆のシチュー・ワンタンチップスサラダ・パインアップル・牛乳
 今日は寒い日にぴったりのメニュー「シチュー」です。白インゲンがシチューを甘く、とろっと、まろやかにしています。白いシチューににんじんの赤が彩りを添え、ほっこりジャガイモと甘くなった玉ねぎがおいしさを膨らましていました。身体が温まる一品でした。そして、シチューに相性抜群の黒糖パンはふっくらしていて、甘みも感じ本当に美味しいんです。最高のコンビです。さらに、サラダにはパリッとしたワンタンの皮が添えられ野菜嫌いな子もついワンタンにつられて野菜を食べてしまうおいしさです。今日も美味しくいただきました。
5日(木)   マーボー丼・春雨スープ・黒蜜豆乳プリン・牛乳
今日の給食は、マーボー丼、春雨スープ、黒蜜豆乳プリンでした。「春雨」という呼び名は、日本で作られたキラキラネーム(風流ネーム)だということは、以前、お知らせしましたね。    中国では「粉条(フェンティ条)」や「粉絲(フェンスー)」と呼ばれます。直訳すると「粉の紐」や「粉の糸」という、なんとも無骨な名前です。日本では昭和初期、作られている過程で細い糸のように出てくる様子が、「しとしと降る春の雨」のように美しかったことから、この情緒あふれる名前がつきました。名前のおかげで、日本では「なんだか上品で体に良さそうな食べ物」というイメージが定着したと言われています。春雨スープを買うとき、裏側の表示を見たことはありますか?実は大きく分けて2種類あり、スープへの適性が全然違います。緑豆(りょくとう)春雨は、中国産に多く、熱に強く、スープに入れても全然のびないのが特徴だそうです。馬鈴薯(じゃがいも)春雨は日本産に多く、もちもちしています。スープに入れると「どんどん汁を吸って太くなる」のが特徴です。スープをたくさん吸った日本の春雨は、もはや「麺」ではなく「スープそのもの」を食べているような感覚になりますよね。ちなみに、マロニーは、はるさめの進化系(ブランド商品)というところですね。今日の給食もおいしかったです。
6日(金) *画像がありません。 もやしラーメン・公魚のフリッター・切り干し大根サラダ・甘食・牛乳

今日の給食は、もやしラーメン、公魚のフリッター、切り干し大根サラダ、甘食でした。甘食の最大の謎は、その絶妙に中途半端な食感です。パン屋さんに売っていますが、イーストで膨らませる「パン」ではありません。かといって、サクサクの「クッキー」でもありません。結論・・・分類上は「焼き菓子」に近いですが、業界では「重曹(じゅうそう)で膨らませた和製スコーン」のような立ち位置だそうです。甘食を食べたことがある人なら全員が共感する現象としては「口の中の水分がゼロになる」ことですね。気泡が細かく、水分を吸収する力が凄まじいため、一口食べると口内の水分をすべて持っていかれます。牛乳なしには、食べられない一品です。東部の甘食は、硬すぎず、柔らかすぎず、ちょうどよい食感でした。今日の給食もおいしかったです。

9日(月)   カレーライス・人参ドレッシングサラダ・しらぬい・牛乳
今日の給食は、カレーライス、人参ドレッシングサラダ、しらぬいでした。「しらぬい」と「デコポン」の違いは何なのか・・・結論から言うと、品種名は「しらぬい(不知火)」で、「デコポン」は登録商標(ブランド名)なのだそうです。デコポンは、しらぬいの中でも、「糖度13度以上」「クエン酸1.0%以下」という厳しいエリート基準をクリアし、さらに選ばれた農協から出荷されたものだけが「デコポン」を名乗れます。基準に少しでも届かなかったり、個人農家さんが直接売ったりする場合は、どんなに美味しくても「しらぬい」として売られます。つまり、「しらぬい」の中には、デコポン級の掘り出し物が安く眠っていることがあるんですね。今では高級フルーツのイメージがあるしらぬいですが、誕生した当初(1972年)は、なんと失敗作扱いされていました。頭のコブ(デコ)がボコッとしていて、「形が不格好で売れないだろう」と思われていました。収穫してすぐに食べると酸味が強すぎたため、当時は評価されず、一時は品種登録も見送られそうになったのです。しかし、しばらく置いておくと劇的に甘くなることが判明し、熊本県で大切に育てられた結果、大ブームを巻き起こしました。「不知火(しらぬい)」という名前は、熊本県の八代海で見られる不思議な光の現象(蜃気楼の一種)から名付けられました。熊本県宇城市が発祥の地であることから、地元の伝説的な現象の名前がつけられた、とってもロマンチックなネーミングなんです。今日の給食もおいしかったです。
10日(火)   きな粉揚げパン・鶏肉とひよこ豆トマト煮・アルファベットスープ・はるか・牛乳
今日の給食は、きな粉揚げパン、鶏肉とひよこ豆トマト煮、アルファベットスープ、はるかでした。この文字の形をしたパスタ(パスタ・ア・レッテレ)は、150年以上前から存在します。1867年にはすでに、アメリカの新聞で「最近の流行り」として紹介されていました。驚くべきは技術力の高さです。あの小さな粒に、茹でても崩れない「A」や「B」の形を維持させるのは、実は高度な技術です。デュラムセモリナ粉という硬い小麦を使うことで、煮込んでも文字が読めるようになっています。アルファベットスープを世界的に有名にしたのは、食品メーカーのキャンベル(Campbell's)です。ポップアートの巨匠アンディ・ウォーホルが描いたスープ缶の絵は有名ですが、キャンベルのラインナップの中でも「アルファベット(Vegetable with Alphabet Pasta)」は、子供たちのランチの定番として不動の地位を築きました。ここでよく言われる話が、『スープを食べていて、「全然出てこない文字」があること』に気づいたことはありませんか?パスタの製造工程上、「Q」や「R」などの複雑な形は、製造中に折れやすいという弱点があります。逆に「I」や「O」は大量に見つかります。私は今まで、スプーン一杯で自分の名前を完璧にそろえたことがありません・・・。いつか成功させます。今日の給食もおいしかったです。
12日(木)

 

ご飯・鯖のゆず味噌煮・青菜の中華和え・けんちん汁・いよかん・牛乳
今日の給食は、ご飯、鯖のゆず味噌煮、青菜の中華和え、けんちん汁でした。料理人の間では、鯖の味噌煮を綺麗に作るために「身を下にするのではなく、皮を上にして煮汁をかけながら作る」のが鉄則とされます。これは鯖の皮が非常に薄く、ひっくり返すとすぐにボロボロになってしまうため。あの綺麗な照りが出た見た目は、実は「触りたくても触れない」というもどかしさから生まれる美しさなのです。今では鯖缶も一般的になり、「鯖缶といえば味噌煮」というくらい定番ですが、実はサバの缶詰が日本で初めて作られた時は「水煮」がメインでした。しかし、昭和初期に「家庭で味付けするのは面倒」というニーズに応えて味噌煮缶が登場すると、爆発的にヒット。 面白いのは、この「缶詰の味噌煮」があまりに完成されていたため、「味噌煮は家で作るもの」から「プロ(工場)が絶妙な加減で煮込んだものを買うもの」という、魚料理の中では珍しいポジションを確立してしまったと言われています。東部小の味噌煮は、缶詰ではなく、もちろん手作りです。ゆずの香りがほんのり漂う、おいしい味噌煮でした。今日の給食もおいしかったです。
13日(金)   トマトとツナのスパゲッティー・枝豆サラダ・チョコクロワッサン・牛乳

今日の給食は、トマトとツナのスパゲッティー、枝豆サラダ、チョコクロワッサンでした。バレンタインデーは明日、14日ですが、学校はお休みですので、給食ではチョコを使ったチョコクロワッサンが出されました。クロワッサン自体が、オーストリアの「キプフェル」というパンをフランス風にアレンジしたものですが、そこにチョコを合わせる発想は、ある職人が「パン・オ・ショコラ(四角いチョコパン)を作るつもりで、間違えてクロワッサン生地にチョコを巻き込んでしまった」のが始まりという説があります。もしその職人がうっかりしていなければ、今のあの絶妙なサクサク感とチョコのハーモニーは生まれていなかったかもしれません。今のスタイルの「チョコクロワッサン」を世界的にメジャーな存在にしたのは、日本の「サンマルクカフェ」の功績が大きいと言われています。 それまでのチョコパンは、焼いた後にチョコを注入するものが多かったのですが、サンマルクは「チョコを巻いてから一緒に焼く」というスタイルを徹底しました。「焼けて溶けかかったチョコ」と「サクサクの生地」の組み合わせは、外国人観光客にとって「日本に来たら食べるべき驚きのスイーツ」としてSNSで大きく広まりました。東部小のチョコクロワッサンもサンマルクに負けないほど、とてもサクサクでした!今日の給食もおいしかったです。 

16日(月)   じゃこ大根飯・肉じゃが・みそ汁・リンゴ・牛乳
今日の給食は、じゃこ大根飯、肉じゃが、みそ汁でした。「じゃこ大根飯」の主役、ちりめんじゃこ。実は彼らの中には、たまに「チリメンモンスター(通称:チリモン)」と呼ばれる、タコやイカ、カニの赤ちゃんが混ざっています。 真剣に混ぜご飯を作っている最中、炊き立てのご飯の中から極小のタコと目が合ってしまう……。「カルシウムたっぷり!」と意気込んで食べているつもりが、実は「深海のオールスター感謝祭」を食べているようなものなのです。今の時代、料理は「映え」が大事ですが、じゃこ大根飯はどれだけ頑張っても「茶色と白と、わずかな緑」。 彩りを添えようと大根の葉を入れすぎると、もはや「大根の葉っぱご飯」になり、じゃこを入れすぎると「魚の集合体」になります。「最高に美味しいのに、写真に撮ると『おじいちゃんの朝ごはん』みたいになる」という、SNS泣かせのポテンシャルを秘めています。そんなじゃこ大根飯ですが、大根に含まれる消化酵素の「アミラーゼ」と、じゃこの「カルシウム」の組み合わせは、栄養学的にも非常に理にかなっています。見た目は地味でも、中身はエリートなんですね。今日の給食もおいしかったです。
17日(火)   ご飯・しゃきしゃきハンバーグ・青菜ともやしのソテー・かきたま汁・一口アセロラゼリー・牛乳
今日の給食は、ご飯、しゃきしゃきハンバーグ、青菜ともやしのソテー、かきたま汁でした。ハンバーグのルーツは、ドイツのハンブルクだと思われがちですが、さらにさかのぼるとモンゴル帝国の「タルタルステーキ」にたどり着きます。当時のモンゴル騎兵たちは、硬い馬肉を鞍(くら)の下に敷いて、馬の体温と振動で柔らかくし、細かく刻んで食べていました。これがドイツに伝わり、焼いて食べられるようになったのが「ハンブルク風ステーキ(ハンバーグ)」の始まりです。 つまり、ハンバーグは「乗馬によるマッサージ」から生まれたと言っても過言ではありません。欧米で「ハンバーグ」といえば、基本的にパンに挟む「パティ」か、つなぎのない「牛100%のステーキ」を指します。卵やパン粉、炒めた玉ねぎを混ぜて、ふっくらフワフワに仕上げてご飯のおかずにする「煮込み」や「和風」スタイルは、実は日本独自の進化(ジャパニーズ・ハンバーグ)です。海外の人が日本のハンバーグを食べると「これはミートローフだね!」と言われることがよくありますが、日本人からすれば「いや、これが正義のハンバーグだ」と譲れない一線があるのです。東部小のハンバーグはシャキシャキの歯ごたえがすばらしかったです。今日の給食もおいしかったです。
18日(水)   ロールパン・鯵のハーブ焼き・トマトクリームペンネ・白菜のスープ・ミルメーク・牛乳
今日の給食は、ロールパン、鯵のハーブ焼き、トマトクリームペンネ、白菜のスープ、ミルメークでした。ミルメークは1967年、名古屋の大島食品工業で誕生しました。当時の給食が「脱脂粉乳」から「瓶の牛乳」に切り替わる時期で、栄養価を高めつつ、子供たちが残さず飲めるようにと開発されたのです。しかし、ここで物理的な問題が発生します。瓶牛乳は口までなみなみと入っているため、粉を入れるとあふれてしまうのです。 そこで当時の子供たちは、「まず牛乳を一口飲んでスペースを作り、そこに粉を投入して、ストローを使って全力で混ぜる」という、職人のような儀式を編み出しました。ミルメークは全国区のイメージがありますが、実は「一度も見たことがない」という地域が存在します。特に東京都や神奈川県などの大都市圏では、自治体の方針で「牛乳はそのままの味で飲むべき」という教育的配慮から、採用されていない学校が多かったのです。逆に、発祥の地である愛知県や、雪国などでは「冬でも冷たい牛乳をおいしく飲むため」の必須アイテムとして君臨していました。大人になってから「ミルメーク談義」をすると、出身地の教育方針が露呈するという踏み絵のような存在です。給食が紙パックに移行すると、チューブに入った「液体タイプ」となり、今では定番の「コーヒー」味が圧倒的王者ですが、「ココア」、「いちご」、「バナナ」、「メロン」「ミルクキャラメル」といった味があります。今日の給食もおいしかったです。
19日(木)   子ぎつねご飯・太刀魚の竜田揚げ・胡麻和え・みそ汁・牛乳
子ぎつねご飯、太刀魚の竜田揚げ、胡麻和え、みそ汁でした。みそ汁の歴史は1,300年以上前にさかのぼりますが、現在のように「汁物」として定着したのは鎌倉時代以降のことです。それまで、みそは高級品で、薬や調味料としてだけでなく、ご飯にのせたり、そのまま「なめ物」として食べたりする保存食(おかず)でした。鎌倉時代に入り、中国から伝わった「すり鉢」が普及したことで、みそ汁の歴史が大きく動きます。禅僧が粒状のみそをすり鉢ですりつぶし、水に溶けやすくしたことで「みそ汁」が誕生したそうです。武士の食事の基本である「一汁一菜」が確立され、みそ汁はその中心的な存在となりました。「医者に金を払うよりも、みそ屋に払え」と言われるほど健康効果が広く認識されていたそうです。今日の給食もおいしかったです。
20日(金)   カレーうどん・焼き塩むすび・ポップビーンズ・ピリッと和え・牛乳
今日の給食は、カレーうどん、焼き塩むすび、ポップビーンズ、ピリッと和えでした。カレーうどんは明治末期、洋食が普及し、カレーライスが庶民の間で大人気となりました。これにより客を奪われた蕎麦屋が、客足を取り戻すための新メニューとして、出汁とカレーを合わせた「カレーうどん(カレー南蛮)」を考案しました。関東では「カレー南蛮」という呼び方が馴染み深いですが、関西では「カレーうどん」と呼ぶのが一般的で、具材に牛肉が好まれるといった違いもあります。現在では明確に区別しない店も増えていますが、「長ネギが入っていれば南蛮」と覚えておくのが最も確実です。では、なぜ「南蛮」というのでしょうか。これは、江戸時代、来日したスペインやポルトガルの人々を「南蛮人」と呼んでいたことにつながります。彼らが健康維持のために長葱を好んで食べていたことから、蕎麦屋では「長葱を使った料理」を「南蛮」と呼ぶようになったんです。例えば、鴨南蛮というものもありますね。つまり、カレー味で長葱が入っていれば、それは立派な「カレー南蛮」というわけです。また、家で作るカレーの残りをうどんにかけるのと、お店のカレーうどんが違う理由があります。それは「返し(かえし)」にあります。蕎麦屋のカレーうどんは、専用の出汁と醤油ベースのタレ(返し)で割るため、特有のコクととろみが生まれます。今日の東部小のカレーうどんは、しっかり返しの入った、おいしいうどんに仕上がっていました。今日の給食もおいしかったです。
24日(火)   コッペパン・いちごジャム・クリスピーチキン・青菜とコーンのソテー・ミネストローネスープ・牛乳

今日の給食は、コッペパン、いちごジャム、クリスピーチキン、青菜とコーンのソテー、ミネストローネスープでした。クリスピーチキンは、スコットランド移民がアメリカ南部へ持ち込んだ「鶏を揚げる調理法」と、西アフリカ出身の人々が持ち込んだ「スパイスによる味付け」が融合して生まれたアメリカ南部のフライドチキンです。当初は、薄い小麦粉の衣が主流でした。1970年代から1980年代にかけて、アメリカのファストフードチェーンが競い合う中で、より強い食感を求める消費者の声に応える形で「クリスピー(サクサク・バリバリした)」という言葉が強調されるようになりました。日本では、1990年代クリスピーチキンの普及に大きく貢献したのは、日本ケンタッキー・フライド・チキンです。1998年、日本独自のメニューとして「カーネルクリスピー」が登場しました。これは日本の「天ぷら」のサクサク感をヒントに開発されたもので、鶏のササミを使い、骨なしで食べやすくしたスタイルは日本から世界へと広がりました。 2000年代に入ると、韓国式(K-Style)を指すことも多くなります。韓国では、一度揚げた後に高温で再度揚げる「二度揚げ」や、水分を飛ばす特殊な粉の配合が追求されました。これにより、時間が経ってもベタつかず、ガラスのような繊細な「パリパリ感」を持つクリスピーチキンが完成しました。現在では、米粉を使用したグルテンフリーのクリスピーチキンや、ナッツを衣にするなど、健康志向と食感の追求が両立する時代になっています。今日の給食もおいしかったです。 

25日(水)   サフランライス・ポークストロガノフ・サクサクポテトサラダ・オレンジ・牛乳
今日の給食は、サフランライス・ポークストロガノフ、サクサクポテトサラダでした。以前、話題にしましたが、世界で最も高価なスパイス、サフランは「赤い金(レッドゴールド)」と呼ばれるほど高価です。 理由は 1グラムのサフランを収穫するために、約150個から300個ほどの花の「雌しべ」を手作業で摘み取らなければなりません。わずか1kgの乾燥サフランを作るには、サッカーコート2つ分に相当する面積に咲く、約15万本から20万本もの花が必要です。サフランの品質を保つには、非常に厳しい条件があります。太陽の光を浴びすぎると香りの成分が分解されてしまうため、収穫は秋の開花期の「日の出前」に一気に行われます。1年のうち、開花する期間はわずか2週間ほどしかありません。サフランライスの色を見ればわかる通り、サフランは料理を鮮やかな黄色に染めますが、スパイスそのものの色は深い赤色です。 赤い雌しべに含まれる「クロシン」という成分が水に溶け出すと、美しい黄金色に変化します。絶世の美女と言われているクレオパトラは、その香りと肌を整える効果を求めて、サフランを入れたお風呂に入っていたという伝説があります。アレクサンドロス大王は、遠征中の負傷を治すために、サフランを混ぜたお湯で体を洗ったとか。食べるだけでなく、美容効果も期待されるほど、貴重なものだったのですね。今日の給食もおいしかったです。
26日(木)   わかめご飯・生揚げのゴマダレかけ・昆布茶和え・豚汁・牛乳
今日の給食は、わかめご飯、生揚げのゴマダレかけ、昆布茶和え、豚汁でした。昆布茶そのもののルーツは江戸時代にあります。当時は、刻んだ昆布にお湯を注いで飲む「こぶ湯」として親しまれていました。そのうち、昆布は「喜ぶ(よこぶ)」に通じる縁起物として、正月や結婚式などの祝いの席で飲まれる文化が定着しました。現在のような「粉末状」の昆布茶は、1918年(大正7年)に「玉露園」の創業者によって考案されました。保存性が高まったことにより、お湯に溶かすだけで誰でも均一な味が出せるようになりました。また、粉末化されたことで、単なる飲み物としてだけでなく、「塩分」と「グルタミン酸(旨味)」を同時に加えられる「万能粉末調味料」としての土台が完成しました。忙しくなった現代の食卓では、わざわざ出汁(だし)を引かなくても、和え物にパラパラと振りかけるだけで「だしの効いた味」になるため、時短料理の先駆けとして重宝されました。「即席和え物」は、野菜の水分を適度に出しつつ旨味を凝縮させるため、最も手軽な副菜として定着しました。昆布の強い旨味(グルタミン酸)により、少ない塩分量でも満足感のある味付けができるため、健康的な和え物のベースとして再注目されています。昆布茶和えも含め、今日の給食もおいしかったです。
27日(金)     キムチピラフ・鮭とチーズの春巻き・中華風たまごスープ・いよかん・牛乳
キムチピラフ、鮭とチーズの春巻き、中華風たまごスープ、いよかんでした。「伊予柑」という名前から愛媛県生まれと思われがちですが、実は山口県萩市で発見されたのが始まりの果物です。明治時代に山口県で発見されたときは「穴門みかん(あなもんみかん)」と呼ばれていました。その後、愛媛県(伊予の国)に導入されてから栽培が本格化し、品質も向上したため、1930年(昭和5年)に「伊予柑」と命名され、愛媛を代表するブランドとなりました。 その名前の響きから、「いい予感(いよかん)」という語呂合わせで、合格祈願の縁起物として非常に人気があります。2026年現在も、受験シーズンには愛媛県内の神社でお祓いを受けた「合格伊予柑」が受験生に配られたり、必勝アイテムとして店頭に並んだりするのが冬の風物詩となっています。伊予柑の皮を剥いたときに広がるあの強い香りは、「リモネン」という成分によるものです。リモネンには交感神経を刺激して気分をリフレッシュさせ、血行を促進して体を温める効果があると言われています。食べ終わった後の皮をネットに入れて「伊予柑湯」にすると、香りだけでなく肌にも良いとされています。今日の給食もおいしかったです。