12月の給食
|
1日(月) |
|
ごはん さばのなんぶやき こぶちゃあえ みそしる はやか ぎゅうにゅう |
|
今日の給食は、ご飯、鯖の南部焼き、昆布茶和え、みそ汁でした。料理名の「南部」は、かつての南部藩(盛岡藩。現在の岩手県と青森県にまたがる地域)に由来します。この南部地方がごまの名産地であったことから、ごまをまぶしたり、使ったりした料理に「南部~」という名が付けられるようになりました(例:南部焼き、南部揚げ、南部せんべいなど)。鯖は脂が乗っているため、香りの良いごまと相性が抜群で、青森県や岩手県の郷土料理の一つとして親しまれています。具体的にいつ、誰によって考案されたという明確な記録は見当たりませんが、ごまの産地である南部地方で、ごまを使う調理法が一般化する中で生まれた料理であると言えます。今日の給食もおいしかったです。 |
||
|
2日(火) |
|
ロールパン かぼちゃのシチュー サクサクポテトサラダ りんご ぎゅうにゅう |
| 今日の給食は、ロールパン、かぼちゃのシチュー、サクサクポテトサラダでした。今日のシチューの主役かぼちゃは、中央アメリカ(メキシコ南部やグアテマラ周辺)が原産で、日本には戦国時代末期(16世紀後半)にポルトガル船によって伝来しました。日本へは、「カンボジア」を経由して九州に伝わったとされています。当時はカンボジアのことを、「カンボジャ」または「カンボチャ」と言っていたため、当初は「カボチャ瓜」などと呼ばれました。その後、「瓜」が省略され、「カンボジア」がなまって変化して「かぼちゃ」という呼び名が定着したとされています。かぼちゃの自然な甘みととろみは、特にクリームシチューと相性が良く、かぼちゃのシチューは、世界的に古い煮込み料理の技法と、日本で普及したクリームシチュー文化、そして身近な食材であるかぼちゃが組み合わさって生まれた、比較的新しい家庭料理と言えるのかもしれません。今日の給食もおいしかったです。 | ||
| 3日(水) | |
こんぶごはん ししゃものごまあげ からしあえ とんじる きっかみかん ぎゅうにゅう |
| 今日の給食は、昆布ご飯、ししゃもの胡麻揚げ、からし和え、豚汁でした。「豚汁」を「とんじる」と読むか「ぶたじる」と読むかは、日本人の間でもよく議論になるテーマが存在します。全国的には「とんじる」と読む人が圧倒的に多いのですが、これは「豚」(音読み:トン)と「汁」(訓読み:じる)を合わせた重箱読みです。しかし、北海道と九州の一部(福岡、長崎、佐賀など)では「ぶたじる」と読むことが多いのです。これは「豚」(訓読み:ぶた)と「汁」(訓読み:じる)を合わせた湯桶読みで、元々の読み方に近いとされます。 「ぶたじる」と呼ばれていたものが、昭和時代に「とんかつ」がブームになり、「豚」を「とん」と読むことが一般的になった結果、東京を中心に「とんじる」の読みが全国に広まったのではないかという説が有力です。どちらにしても、今日の東部小の豚汁もおいしかったです。 | ||
|
4日(木) |
|
ごはん ピーマンのしおこんぶいため ぶたにくのすきやきに おしるこ ぎゅうにゅう |
| 今日の給食は、ご飯、ピーマンの塩昆布炒め、豚肉のすき焼き煮、お汁粉でした。「豚肉のすき焼き煮」は、「すき焼き」という調理文化が地域や経済的な背景によって、豚肉を主役として受け入れた結果生まれたものです。特に、牛肉が高級品であった地域で、身近な食材である豚肉が代用されたことで広まりました。「豚肉のすき焼き煮」の元となる「すき焼き」は、明治時代の文明開化で牛肉食が広まったことと、関西地方の独自の食文化が結びついて誕生しました。江戸時代末期から明治初期にかけて、関東では「牛鍋(ぎゅうなべ)」が流行しました。これは、味噌や醤油などで牛肉を煮込む料理で、今の「関東風すき焼き」の原型です。関西では、農具の鋤(すき)を鉄板代わりに肉を焼いて食べたのが始まりという説もあり、牛肉を砂糖や醤油で直接味付けしながら焼く調理法が広まりました。これが現在の「関西風すき焼き」の原型です。豚肉が使われるようになった背景には、北海道、東北などの地域では、酪農や肉牛の飼育文化が西日本ほど発達しておらず、牛肉が非常に高価で手に入りにくい食材でした。代わりに、寒さに強く飼育しやすかった豚が身近な食材として利用されていたため、安価で日常的に手に入る豚肉がすき焼きの具材として定着しました。現在でも、北海道では約半数の人がすき焼きに豚肉を使うという調査結果があり、地域文化として深く根付いています。今日の給食もおいしかったです。 | ||
| 5日(金) | |
スパゲッティペスカトーレー ライスコロッケ はくさいとぶたにくのスープ アセロラゼリー ぎゅうにゅう |
|
今日のヒットは「ライスコロッケ」!形がまん丸でとってもかわいいコロッケです。コロッケの中身はピラフ風になっています。一つ一つ調理員さんが丸めてくれました。手で丸めたとは思えないくらいまん丸でした!そして同じお皿にペスカトーレー!クリーミーなソースに、ぷりぷりエビ!ソースがちょこっとコロッケについて、それがまた美味しかったです!給食のシメはアセロラゼリー。寒いといってもお日様が当たると暖かい教室では冷たいゼリーが美味しく感じます。今日は幸せいっぱいのメニューでした!調理員の皆さん、ありがとうございました。ごちそうさまでした。 |
||
| 8日(月) | |
ごはん あじのこうみソースかけ かんぴょうのごまずあえ まめまめじる きっかみかん ぎゅうにゅう |
| 今日の給食は、ご飯、鯵の香味ソースかけ、干ぴょうの胡麻酢和え、豆豆汁でした。干ぴょうの胡麻酢和え(ごま酢あえ)は、干ぴょうの名産地である栃木県の郷土料理として古くから親しまれてきた料理です。特定の考案者や明確な誕生年月の記録はありませんが、その歴史は「干ぴょうの生産」と密接に結びついています。干ぴょうの原料は、ウリ科の植物であるユウガオ(夕顔)の果実を細長く剥いて乾燥させたものです。現在、干ぴょうは栃木県で全国生産量の90%以上を占めており、「かんぴょう王国」とも呼ばれています。栃木県でのユウガオ栽培の歴史は、約300年前に遡るとされています。正徳2年(1712年)に、当時の下野壬生藩主(栃木県)であった鳥居忠英(とりい ただてる)が、近江国(現在の滋賀県)からユウガオの種子を取り寄せ、栽培に成功したことが始まりと伝えられています。この成功により、干ぴょう生産が地域に定着しました。干ぴょうの生産が盛んになるにつれ、売り物にならない短い干ぴょうの切れ端や、大量に収穫された干ぴょうを日常の食卓で様々に工夫して食べるようになりました。干ぴょうの独特な食感と、ごまの香ばしさ、酢のさっぱりとした風味が非常によく合うことから、「干ぴょうの胡麻酢和え」は、この地域で最も一般的な干ぴょう料理の一つとして定着しました。今日の給食もおいしかったです。 | ||
| 9日(火) | スイートポテトースト ワンタンスープ ひたしあおまめ かたぬきチーズ ぎゅうにゅう | |
|
今日の給食は、スイートポテトースト、ワンタンスープ、お浸し青豆、型抜きチーズでした。ワンタンの原型とされる食品は、春秋時代(紀元前770年~紀元前476年頃)の遺跡からも出土していると言われており、非常に古い歴史を持つ食べ物です。当時は現在の餃子(ギョウザ)との区別が曖昧で、小麦粉の皮で具を包む食べ物全体を指していた可能性もあります。日本で一般的に使われる「ワンタン」という呼び名と、それに当てられる「雲呑」という漢字表記は、中国の南方、特に広東省や香港で使われる広東語の発音(ワントン/ワンタン)に由来しています。スープに浮かんだ薄い皮が空に浮かぶ雲のように見えることから、「雲を呑む」という意味の「雲呑」という縁起の良い漢字が当てられるようになりました。中国では、雲を食べることは幸運を招く縁起が良いこととも言われています。日本には、遅くとも室町時代には伝わっていたとされ、日本のうどんやほうとうといった麺類のルーツの一つではないか、という説も一部で指摘されています。現代のワンタンスープは、特に戦後、中国料理店やラーメン店を通じて、手軽な点心・麺料理として日本に広く定着しました。現在では、カップスープの具材としても広く親しまれています。今日の給食もおいしかったです。 |
||
| 10日(水) | |
チャプチェどん もずくいりたまごスープ やさいチップ ぎゅうにゅう |
| 今日の給食は、チャプチェ丼、もずく入り卵スープ、野菜チップでした。チャプチェ丼は、韓国の伝統料理である「チャプチェ」を、日本や韓国の料理店などで、手軽な食事としてご飯の上に盛り付けたものです。「チャプチェ(잡채)」は漢字で「雑菜(ざっさい)」と書き、「様々な野菜を混ぜる」という意味を持っています。起源は宮廷料理で、17世紀初頭の朝鮮時代、光海君(クァンヘグン)の時代に初めて登場したとされます。当時のチャプチェは、現在のような韓国春雨(タンミョン)を使わず、肉と、キノコやタケノコなどの様々な野菜を炒め合わせた料理でした。王様がその美味しさを気に入り、宴席などで振る舞われるようになりました。チャプチェに春雨が使われるようになったのは、20世紀になってからで、中国料理の影響や、朝鮮半島北部で春雨の工場が稼働し始めたことがきっかけです。さつまいものデンプンを主原料とする韓国春雨(タンミョン)は、もちもちとした食感が特徴で、甘辛い醤油ベースのタレがよく絡むため、現在の定番のスタイルが確立しました。宮廷料理の経緯から、見た目が華やかで縁起が良いとされ、現代でも誕生日、結婚式、祭礼などの祝いの席には欠かせない料理となっています。一方で、家庭料理としても広く親しまれています。今日の給食もおいしかったです。 | ||
| 11日(木) | |
ぶたにくとはくさいのうましおうどん わかさぎのフリッター アップルデニッシュ だいこんきゅうりピリッとあえ ぎゅうにゅう |
|
今日の給食は、豚肉と白菜の旨塩うどん、公魚のフリッター、アップルデニッシュ、大根きゅうりのピリッと和えでした。アップルデニッシュの土台であるデニッシュ生地は、デンマークで完成されたにもかかわらず、その起源はオーストリアのウィーンにあります。デニッシュ生地の原型となる「プルンダー生地」(バターを折り込んだ発酵生地)は、19世紀初頭にオーストリアのウィーンで生まれました。これは、フランスのクロワッサンと同じく「ヴィエノワズリー(ウィーン風パン)」の一種です。1850年頃、デンマークのパン職人がストライキを起こした際、代わりとして雇われたウィーンの職人たちがこの製法を伝えました。 |
||
| 12日(金) | |
ごしきごはん カリカリがんも ごまあえ みそしる ひとくちぶどうゼリー ぎゅうにゅう |
| 今日の一推しは「カリカリがんも」です!名前の通り衣はかりかり、中はふわっとしていてとても美味しかったです。一口かむと「カリッ」と音が聞こえ、おいしさが倍増しました。塩気のあるごしきごはんととてもよく合う一品でした。ごしきごはんもごま和えも彩りがきれいで目でも楽しめました。今日は、目でも耳でも楽しめる美味しい給食でした。ごちそうさまでした。 | ||
| 15日(月) | |
ふゆやさいのカレーライス にんじんドレッシングサラダ はやか ぎゅうにゅう |
| 今日の給食は、冬野菜のカレーライス、人参ドレッシングサラダでした。冬は、じゃがいもやにんじんといった定番の具材に加え、れんこん、ブロッコリー、里芋などの冬に旬を迎える野菜が豊富になります。これらの冬野菜を具材として使用することで、栄養価が高く、また野菜本来の甘みや食感を楽しめるのが「冬野菜のカレーライス」です。ちなみに、日本のカレーライスで定番とされる「じゃがいも、にんじん、たまねぎ」という具材の組み合わせは、明治時代の末期から大正時代にかけて、最も大きな役割を果たしたのが旧日本海軍です。当時、海軍ではビタミンB1欠乏による脚気が深刻な問題でした。栄養源の確保を目的としてカレーライスは、海軍の食事に取り入れられました。また、海軍の艦船で提供するにあたり、大量に仕入れられ、長期間の航海でも腐りにくい野菜が必要でした。そこで選ばれたのが、たまねぎ、じゃがいも、にんじん。大量調理と保存に適していたため、海軍のレシピとして確立しました。今日の給食もおいしかったです。 | ||
| 16日(火) | |
こくとうパン クロダイのパンこやき こふきいも ミネストローネスープ オレンジ ぎゅうにゅう |
|
今日の給食は、黒糖パン、クロダイのパン粉焼き、こふきいも、ミネストローネスープでした。ミネストローネスープは、イタリアの伝統的な家庭料理であり、その歴史は古代ローマ時代にまでさかのぼると言われています。イタリア語で「スープ」を意味する「ミネストラ(minestra)」に由来し、さらにその語源はラテン語で「給仕する」「配膳する」を意味する「ミネストラーレ(minestrare)」にさかのぼります。古代ローマ時代、庶民の主食は「プルテ(pulte)」と呼ばれる小麦の粥(かゆ)に、手に入る野菜や豆などを加えたシンプルなものでした。これがミネストローネの初期の形とされています。当時の食生活は、質素なものが健康に良いと考えられていました。そのため長い間、ミネストローネは質素な料理のスープを表す「(クチーナ・ポーヴェラ(cucina povera)」と言われていました。これは単に「安価な料理」という意味ではなく、貧しい時代や地域において、限られた食材を最大限に活用し、無駄なく美味しく仕上げるために工夫を凝らした具だくさんのスープとして親しまれてきたことを表しています。そのため、決まったレシピはなく、地域や家庭、季節によって具材が大きく変わるという特徴があります。現在では「庶民の知恵と豊かさ」を象徴するイタリアの代表的な家庭料理として世界中で愛されています。今日の給食もおいしかったです。 |
||
| 17日(水) | ぶたキムチどん トックいりたまごスープ きっかみかん ぎゅうにゅう | |
|
今日の給食は、豚キムチ丼、トック入り卵スープでした。「トック(떡)」は、うるち米やもち米などの穀物の粉を蒸したり、ついたりして作る、韓国の伝統的なお餅の総称です。その歴史は非常に古く、新羅、高句麗、百済の三国時代(紀元前1世紀~7世紀頃)について書かれた歴史書に、餅に関する記録が残っていることから、この時代にはすでにトックが食されていたことが分かります。トックは単なる食品ではなく、韓国の人生儀礼や年中行事に欠かせない重要な要素として発展してきました。新年や満一歳のお祝い、結婚、還暦など、お祝いごと全般にトックは欠かせない食べ物であり、地域社会への分かち合いの象徴でもあります。トックは、現代において多種多様な料理に姿を変えています。日本人にも分かりやすい食べ物としては、「トッポッキ(떡볶이)」ですね。 「トッ(餅)」を「ポッキ(炒め)」るという意味で、細長い棒状のトックを野菜や肉と炒めて作る料理です。トックは、韓国の食文化の歴史を通じて、人々の願いや知恵、そして季節の移り変わりを映し出す鏡のような存在と言えます。今日の給食もおいしかったです。 |
||
|
18日(木) |
|
さけのクリームスパゲッティ コーンサラダ クリスマスチョコマフィン ぎゅうにゅう |
| 今日の給食は、鮭のクリームスパゲッティ、コーンサラダ、クリスマスチョコマフィンでした。マフィンの歴史は、主に「イングリッシュマフィン」と「アメリカンマフィン」の二つの系統に分けられます。イングリッシュマフィンは「パン」だったため、チョコを混ぜる文化はありませんでしたが、アメリカで「お菓子」として進化してから多彩なフレーバーが生まれました。チョコマフィンの歴史において重要なのは、「チョコチップ」の発明です。 1930年代後半にアメリカのルース・ウェイクフィールドが「チョコチップクッキー」を発明。これが全米で大ブームとなり、チョコレートを「粒のまま」焼き菓子に入れるスタイルが定着しました。1940年代に入ると、第二次世界大戦中でもあったため、配給制で材料が限られる中、少ない砂糖でも満足感が出るようにと、チョコチップを入れたマフィンが家庭で作られるようになりました。1950年代以降、アメリカのダイナーやベーカリーで、ブルーベリーマフィンと並んでチョコチップマフィンが朝食やおやつの定番となり、現在に受け継がれています。今日のマフィンは、チョコチップマフィンではありませんが、クリスマスを感じられるとてもおいしいマフィンでした。今日の給食もおいしかったです。 | ||
| 19日(金) | |
ジャンバラヤ クリスピーチキン あおなとコーンのソテー アルファベットスープ ぎゅうにゅう |
|
今日の給食は、ジャンバラヤ、クリスピーチキン、青菜とコーンのソテー、アルファベットスープでした。ジャンバラヤは、アメリカ南部のルイジアナ州で生まれた、多文化が混ざり合った「文化のるつぼ」を象徴する料理です。直接的なルーツは、スペイン料理のパエリアだと言われています。18世紀、ニューオーリンズを支配していたスペイン人たちが、故郷のパエリアを作ろうとしました。しかし、当時はパエリアに欠かせない高級スパイス「サフラン」が手に入りませんでした。そこで彼らは、代わりに現地で手に入るトマト(クレオール風)や、地元のスパイスを使うことにしました。これがジャンバラヤの原型になったという説が有力です。単なるパエリアの代用品に留まらず、様々な文化が加わって今の味になりました。ジャンバラヤの味の決め手は、フランス料理の「ソフリット」をアレンジした、「玉ねぎ・ピーマン・セロリ」の3つの野菜です。ルイジアナではこれらを「聖なる三位一体」と呼び、ジャンバラヤには欠かせないベースとなっています。今日で2学期の給食が終わりました。今学期の給食も大変おいしかったです。年明けの給食を楽しみにしたいと思います。 今年も給食のblogをご覧いただきありがとうございました。皆様、良いお年をお迎えください。来年もよろしくお願いいたします。 |
||






