SAKURAだより 10月
小金南中で桜島大根を育てています。メンバーは2年生9人のSAKURAメンバーズ です。
この大根は1月に収穫し、1月24日~30日の給食週間に鹿児島県メニューとして桜島の小学生が「総合的な学習の時間」で育てた桜島大根と一緒に給食に登場します。そして、一番大きな桜島大根は毎年行われる「世界一桜島大根コンテスト」にも出品しますよ。
10月31日(木)
今日は、久しぶりに全員集合!
最後の間引きです。ずっと元気がなかった大根だったので一本にすることが怖くてなかなか抜けなかったTくん。
「今日は抜きます!」そう言っていました。
そうしたら・・・・
Tさんの根元に虫が・・・・ずっと虫に悩まされていたTさんはいつもこうして根元に細い棒や細い草を探して茎の中の虫までしっかり探してくれます。
この日は事務室から爪楊枝をもらい黙々と探していました。
この様子を見たTくんは何だか不安そうでしたが「どうする?」と聞くと「・・・う~ん・・・やっぱり抜きます!」
「じゃあ抜こう!」
Tくん本当に真剣です。「どっちがいいと思いますか?」「こっちかなあ?」「こっちじゃないですか?」
「じゃあこっち?」「いや・・やっぱり・・」しばらくはこの繰り返しでした。
やっと「一本になりました!」良かった。これで全員が1本になりました。
やっぱり、1本になるとのびのびして見えるね。
この日は、葉っぱの直径を計りました。一番大きかったIさんのモグリンは103センチ。
「お~!一メートル超えたね!」「はい」と嬉しそうなIさんの大根を見て、みんなは「いいなあ」と言っていましたがそれぞれ成長には差があるからね。
10月24日(木)
今日も有志虫取り隊が集まりました。
思った通り、どの大根も元気になってきました。虫を取りながら、義根寸 突太郎(ギネス とったろう)のTくんが
「先生、僕のプランターの大根が元気になってきたので植え替えをしたいです。」
「いいですよ。でも、土を大きく取らないと根っこがだめになって翌日は枯れてしまうから気を付けてね」
Tくんは、自分が間引きした大根を畑にもう一度戻すことにしました。
真ん中の大根がTくんの大根です。
確かに元気。
ものすごく慎重にスコップを入れ、土を真下まですっぽり取ることにしました。
周りのみんなもちょっと緊張。
「これで大丈夫ですか?」「うん・・・多分」
取れました!
急いで持って行こうとするTくんに「ちょっと待って写真!」「早くしてください!落とします」
と、パチリ!
みんな、植え替えも慣れてきて、何も言わなくても大きく土を掘っています。
そこに大根をすっぽりと入れました。
無事植え替え終了。
後ろにいるのはMくん。こうしてみるとかなり大きな大根になってきました。
次は、葉っぱの直径を計る予定です。
10月18日(金)
今日は、またまた虫取り希望隊Tくん・Oさん・Iさん・Iくんの4人が来てくれました。
みんなで虫を取りながら、「いったいいつまで虫がいるんですか?」
「本当だね。虫も生きてるから虫からしたら、どうして人間っているんだろうって思われてるのかもね。」
と話しながらみんなで虫を取っていました。
取りながら、あることに気が付きました。
↓
虫に元気がない。
気温が低くなってきたせいか、虫はいましたが元気がなくなっていました。
そういえば、逆に葉っぱは元気を取り戻してきた感じがします。今年はずっと虫との戦いでしたが、ちょっと力が落ちてきたような気がします。
今まで元気がなかった大根たちの葉っぱの色も濃くなってきました。
プランターの大根が元気なので今日は植え替えをしようか、と相談していたのですが、「はるお」のIくんは
「僕はこのまま、”はるお”でいきます!」と植え替えをしないと決断。
「そうなのね。Iくんがそう決めたのなら信じて育てよう!」と見守ることにしました。
今日はしっかり肥料まこうね!「はい!!」
みんなの声も元気になってきました。
「はるお」頑張れ!
10月15日(火)
はるお 海空
本当にすごい台風でしたね・・・。
「停電しました。」と言っていたSAKURAメンバーズも何人かいました。
10時間近い停電で電気がなくなることだけで生活が大きく変わると実感した人も多くいました。
あの大変な台風の中、大根は何とか踏ん張っていました!
今年は、あと何回台風がくるのでしょうか・・。本当に被害の大きさに自然の厳しさを痛感させられる日々が続いています。
10月11日(金)
はるお 海空
明日は、また台風19号がやって来ます。
なかなか元気にならない桜島大根・・・。本当に心配でみんな私が、土をほぐして虫を取っていると集まってきてくれます。
頑張ってくれますように。そう思いながら、写真を撮りました。
10月9日(水)
今日は、テストが終わってみんな集合!
昨日も小さい虫が何匹も出ていたので、野菜作りの名人の方に聞いてみました。
それは、もしかしたら「ハモグリバエ」の幼虫じゃないかな?と言われました。
ハモグリバエ・・・ちょっと文字だけでは解りにくいのですが・・・
みんなにも、その話をしました。
「ハモグリバエの”ハ”はどんな字を書くと思う?」
みんなちょっと考えて「ハ・・・??あ・・葉っぱの葉ですか?」
「そうです」
みんなで「葉もぐりバエ」・・・・「あ~!!」
「え?葉っぱにもぐるんですか?」「そうです」「だからか・・・」
やっぱり暑さで今年はいつまでも虫の被害が続いていると言われました。
みんなその言葉を聞いて、黙々と探し始めました。
みなさんはわかりますか?↓この中に虫がいます。
↑この茎をアップします。真ん中見てください。
ここにいます。こんな風に虫をみんなでただただ黙々と探します。
そして、土を掘ると、大きなコガネムシの幼虫が登場。
土を掘りながら、「全部虫に見えます!」「ほんとだね」
全部で50匹以上捕まえました。
このままでは葉っぱが大きくなる前に食べられてしまうので今日は、根元に近い位置にオルトランを撒きました。
そして今日は、昨日来てくれた二人のTさんが最後の間引き1本にしました。
「でもまた台風がきてますよね」心配しています。
そこも気になるようになってきたんですね。頑張って欲しいです。
10月8日(火)
今日は中間テストの1日目
先週ちょっと元気がなかった桜島大根たち。
心配になったTさん2人が帰りに大根を見て帰りたいと来てくれました。
少し掘っただけで「いました!」
大きい・・・。
こんなところにも。 こんなに小さい虫は根元に隠れていました。
本当に探せばいくらでもいる感じです。でも明日もテスト。
「もう、ここまででいいよ。帰りましょう!」
2人はなんとなく納得できてない様子ですが・・・「帰ってしっかり勉強してね」と別れました。
本当にいつも大根を気にしてくれている2人です。ありがとう。
こんなに一生懸命な気持ちが伝わらないわけないですよね。
10月4日(金)
今日はビュービューと風の音もすごく、心配で帰りに見に行ったら・・・
一番大きなモグリンの葉っぱが・・・風でポキンと折れていました。
他の大根も全部見てみましたが、サクラもちだいちゃんに大きな緑の虫が1匹
「あ・・やっぱりいる!」
そして、白い虫が4匹、大きなバッタが1匹。
10月と思えない程暑くて、虫もずっと元気です。今年本当に大根がなかなか元気になってくれない・・・。
今日は、TさんとTさんが土日も2回水やりしますか?」とわざわざ聞きに来てくれました。
2人は毎日大根の様子をコツコツ見てくれています。
「1回でいいよ。定期テストだし、でも雨降ったら来なくていいよ。勉強してね」
そう言って別れました。早く安心できる位、元気になってもらいたいです。
10月2日(水)
義根寸 突太郎(ギネス とったろう)くん・・・・間引きした大根を移動しましたが・・・やっぱり元気がありません。
根っこは本当に繊細なので少しでも傷つくと元気に育たないんです。
そして・・・。またまた・・・出ました。
緑の虫くん。本当に戦いですね・・・。