元気な声が戻ってきました!
長く停滞していた台風10号の動向がずっと気がかりだった2学期のスタート。昨日までの雷雨交じりとは打って変わっての晴れ渡った始業式の日を迎えることができました。子供たちの元気な声が小金小に戻ってきて、学校は子供たちがいてこそであることを強く感じました。子供たちに久しぶりに会って、たくさんのエネルギーをもらいました。先生たちも皆に会えるのを心待ちにしていました。
保護者の皆様、長い夏休みの間、子供たちの安全に気を配り、本日学校まで送り出してくださり、本当にありがとうございます。また、地域の皆様には、学校稼業中だけでなく、夏休み中も皆の安全を見守ってくださり感謝申し上げます。
今日は、1学期に表彰できなかった部活動の表彰を行った後、2学期の始業式を行いました。暑さ対策のため、2学期の始業式もオンラインライブ配信で行いました。
今年の夏はいろいろと考えさせられることがありました。猛暑によって、高校野球の試合の在り方も暑い時間帯を避けた二部制展開へと変更。酷暑は台風にも影響し、甚大で深刻な被害、今年の正月の能登震災から続く各地での地震の頻発も心配されます。8月の宮崎県、神奈川県での大きな地震や、南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)の発表も出されました。今年の9月1日で関東大震災が起きてから101年。災害への意識を学校でもより高めると共に、ご家庭でも非常時の対応等について再度確認をしていただきたいと思います。
一方、この夏といえば、パリ・オリンピック。日本チームは史上最高のメダル獲得数でした。8月28日からのパラリンピックでも既にメダル獲得があり、選手たちの活躍が期待されます。
互いを称え合う姿、目標を掲げ弛まぬ努力、結果だけでなく過程をも含めたアスリートへの賞賛は記憶に新しいところです。特に印象的だったのは、競技後の選手たちが称え合う場面。フェアプレイの精神や勝っても負けても相手への尊敬する気持ちが見られたました。「互いに支え合い、励まし合う」こと、思うようにいかないことがあっても、話合い、互いの気持ちを考え、乗り越えることは、とても意味があり価値のあることです。「相手を大切にすること」でよりよいクラス、よりよい学年、よりよい小金小学校の学校生活につなげていくよう始業式でも話をしたところです。「相手を大切にする」ことが「安心な学校生活」につながり、その積み重ねが安心感や自信となって自己肯定感を高めていくのだと思います。
また、オリンピック・パラリンピックに絡めてもう一つ話したことは、「何か一つ長く続けられることを見つけて、それを長く続けてほしい」ということです。例えば、毎日20分間読書をするとか、毎日五つの漢字を練習するとか、毎日3回以上手を挙げるとか、毎日家のお手伝いを進んで見つけてするとかということです。続けることは特別なことでなくて構いません。一つのことを継続するとよいことがたくさんあります。まず、生活がきちんとしてきます。根気強く頑張れるようになります。それから、続けていくことでそのことが上手になっていきます。それが学習や運動にもよい結果となって表れてきます。中には「一つのことをなかなか続けられない」と思う子もいるかもしれません。続けるか続けないかの分かれ道は、「そのときにそれをやるかやらないか」です。やればできること、それをやるべきときに強い意志でやるという経験を積んでほしいと思っています。
また、9月から新しく着任された先生方がいましたので、その紹介もいたしました。
始業式後、担任の先生方を中心に、子供たちが夏休みに頑張って取り組んできた作品の展示準備をしたり、新しい係を決めたり席替えを行ったり、2学期のめあてを考えたりするなど、それぞれがよいスタートを切っていました。
夏休みが終わったものの、まだまだ暑い日が続きます。引き続き熱中症対策を学校でもしてまいります。また、7月より実施していた「リュックサック等での登校可」も今月いっぱいは引き続き行っていきます。
2学期も事故無く、皆が安心して学校生活を送れるように、職員一同、力を合わせてまいります。保護者の皆様、地域の皆様、2学期もこれまで同様に教育活動に対し、ご理解・ご協力をいただきますよう、どうぞよろしくお願いいたします。