1月13日(火)千教研 国語部会・図書館部会合同講演会
1月13日(火)千教研 国語部会・図書館部会合同講演会
3連休明けの今日は千教研でした。子どもたちはA4短縮日課で帰り、午後から先生方は各教科部会の行われる学校に研修に向かいました。
国語部会は図書館部会と合同で、3年生の国語の教科書に掲載されている「紙ひこうき きみへ」の作者である野中 柊先生の講演会を開催しました。100名近くの松戸市の小・中学校の先生が第3中学校のランチルームに集まりました。
演題は「作品執筆の心構えと子ども時代の読書の大切さについて」です。野中先生は、「子ども時代に読書によって、体という枠組みから自由になれるイマジネーションを実感していた。」と言います。子ども時代にあこがれていた童話作家になって、「1冊の本は、それぞれの人生であり、ワクワク、ドキドキ、思いがけない展開や伏線、AIにとってかわられるかもしれない激変する社会においても、まさに人間とは何かを考えて書いている。」と話されました。
読者に対しては、「読者の数だけ物語はある。解釈は自由、想像の翼を広げて、先がわからない現代だからこそ、オープンエンディングにすることによって、自分が生きる未来を予測する力、先を見通す先見性を養ってほしい。」と話されました。特に子どもたちに対して児童文学は、向日性(日の光、生きようとする希望)のあるものをと心掛けていらっしゃるそうです。困難にへこたれない希望、しなやかで柔軟な心が大切で、その心を養うために作品を執筆しているそうです。
その他にも、「かつては子どもだった、幼かったころの気持ちは大人になってもある。大人が背を屈めなくても寄り添っていけるので、文章には漢字も入れてルビを振り、大切な表現を残した。」と言います。「スラスラと読んでしまうより、これは何だろうと立ち止まったり、調べたり、家族や大人に尋ねたり、立ち止まって考えることが大切で、それが自然と日本語や国語力、語彙力を作ってくれるのが読書の効果であり、人生を左右する、基本中の基本は言葉である。人は言葉によって世界を把握していく。」と話されました。
講演の後、先生方からの質問もたくさんありました。充実した学びが参加された先生方それぞれにあったことでしょう。松戸市の国語、図書館に関わる先生方の研修の意義と効果が、子どもたちを短縮日課にまでして行った今回の千教研にありました。
