平和語り部(6年)
11月19日(水)
松戸市では、市内の小中学校を対象に、戦争体験者が語り部として学校を訪問し、「戦争の体験」や「平和への想い」などを直接児童・生徒に話してもらえる機会を提供しています。今日は、長崎で実際に被爆体験をされた荒木忠直さんをお招きし、平和への想いをお話ししていただきました。
荒木さんは、長崎に原爆が投下された1945年8月9日11時2分、爆心地から4.1kmはなれたところで被爆されました。原爆は上空500mで爆発し直径280mくらいの巨大な火球となって地上に到達します。表面の温度は、5000℃以上、太陽の表面温度(約6000℃)に匹敵するといわれ、まるで太陽が降ってきたような恐ろしい爆弾でした。
広島や長崎の被害者の数や当時の記録を見ると、その悲惨さがよくわかります。荒木さんは、当時の様子やご家族を被爆で亡くされたことなどを子どもたちに語ってくださいました。子どもたちはみんな、真剣な表情で耳を傾けていました。
最後に、「この平和な日本がいつまでも続くように、自分たちに何ができるか考えてほしい」とお話を結ばれていました。
現在、世界に目を向けると、今も実際に戦争が行われています。核兵器は世界で9か国が保有し、その数は約12000発といわれています。そのうちの9割をアメリカとロシアが占めているそうです。みんなが安心して暮らせる世界になることを、心から願っています。
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