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平成27年度 夏期オーストラリア研修(7月11日~21日)報告

 今年度のオーストラリア研修は姉妹校であるKoonung Secondary College(以下クーナン高校)(ビクトリア州ホワイトホース市)にて行われました。松戸市とホワイトホース市(旧ボックスヒル市)が姉妹都市となってから来年で45年です。市松とクーナン高校にも約30年におよぶ姉妹校交流の歴史があります。ここでは先日行われたクーナン高校での研修の様子をご紹介します。

Day 1  ホストファミリーとの出会い

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 気温32℃の真夏の千葉 (9+1.5時間のフライトを経て) 12℃の冬のホワイトホース

 聞いてはいたものの、北半球と南半球でこんなに違うのかとびっくりしました。 

     

外はあいにくザアザア降り。そんな中、ホストファミリーの皆さんは笑顔で私達を迎えてくださいました。

ホストシスター・ブラザーはクーナン高校の生徒なので、滞在中いつも私たちと一緒。この一週間でとても仲良くなりました。 

 

Day 2 クーナン高校の授業を体験 & 日本文化紹介

     

この日はクーナン高校の始業式の日。全校の前で紹介をされ、それぞれ英語で短いスピーチをしました。(緊張!)

次にクーナン生の演劇プロジェクト「アダムズファミリー」の発表があり、その迫真の演技に目を奪われてしまいました。

その後、モーニングティーが振る舞われ、構内のツアーもしていただきました。中高一貫校なのでとても広く、迷ってしまいそうでした。

    

ホストブラザー・シスターの授業に参加しましたが、当然ながら全部英語です。なかなかわかりません。

授業の取り方によっては、この時間はフリー(授業がない)という子もいて、代わりに図書館でチェスを教えてもらいました。

         

         

日本語のクラス(中2・3、高1)で日本文化紹介をしました。 前半は日本流のおもてなしを体験してもらえるように、日本のレストランでの一コマを寸劇にしました。

日本に来た時に使ってもらえる「いただきます」などのフレーズも皆で練習しました。

後半は3つのグループに分かれて折り紙、書道、福笑いの和の遊びを紹介しました。日本で準備したものがどのくらい通じるのか、

ドキドキしましたが、喜んでもらえてホッとしました。

 

Day 3  ヒールズビル自然保護区(Heales ville Sanctuary) へ

     

      

クーナン高校から車で1時間半ほど行ったところにある自然保護区です。この地域では学校の遠足でも人気の場所。

コアラ・カンガルー・エミュー・ヒクイドリ・カモノハシなどオーストラリア固有の動物にたくさん出会えました。

ホストシスター・ブラザーが鳥の雌雄の見分け方などを教えてくれ、小さい頃から自然になじんでいるんだなと感じました。

     

お昼はAussie BBQです。ポール先生とヘレン先生が「オーストラリアでしかできない経験を」と企画してくださいました。

オーストラリアでは公園等に誰でも使えるBBQ施設があって、皆休日には気軽に集まってBBQを楽しむそうです。

一番驚いたのはカンガルーの肉!普通にスーパーで買えるとのこと。「超赤身だから火はさっと通すのがコツ。焼きすぎると

ゴムみたいになっちゃうから」さっき動物園でカンガルーのかわいい姿を見たばかり。恐る恐る口にしたものの...

とてもおいしくておかわりのリクエストが多数出ました。

 

Day 4 ボックスヒルノース小学校(Box Hill North Primary School) を訪問

        

         

クーナン高校の近所のボックスヒルノース小学校では日本語の授業があり、この日は"Japanese Day"でした。

子供たちもそれぞれが「日本風」の格好をして登校です。海苔巻きを作ったり、相撲をしたり、忍者ショーがあったりと盛りだくさん。

「子供たちは日本のアニメが大好きなので、何か歌や踊りを教わりたいです」とのリクエストだったので、皆で相談をして

日本の小学生にも大人気のあの体操を準備していきました。踊りはもちろん、片言の日本語で歌いだす子もいたりして、皆大喜び!大成功でした

 

Day 5  クーナン高校の授業を体験&日本語のクラスに参加

        

        

午前の日本語のクラス(高2・3)では、クーナン生が事前に考えた質問リストに市松生が答えることになりました。質問は全て日本語です。

「少子化についてどう思いますか。また原因と対策についてどう考えますか」「東日本大震災後の復興はどうなっていますか。

地震はまだ毎日起こるのですか」など深く考えさせられるものから、「好きなアニメや漫画について教えてください」

「恋愛についてどう思いますか」など親しみやすいものまで様々でした。質問を受けているうちに話がどんどん進み、お互いに辞書を片手に

いろいろなことを語り合いました。

他にも数学や家庭科、体育の授業などに参加させてもらいました。体育ではバスケ・卓球の他、日本ではなかなか見られないホッケーにも挑戦。

お昼にはカンティーン(購買)でクーナン生おすすめのランチ(ミートパイ・ソーセージロールなど)をいただき、クーナンでの学校生活をまるごと体験することができました。

    

Day 6 ケープシャンク国立公園(Cape Schanck National Park) へ遠足

       

       

ホストスチューデント、ポール先生、ミーア先生と一緒にケープシャンク国立公園に行きました。

この辺りは自然が豊かで、野生のカンガルーも時々現れるそうです。

珍しい動植物を教えてもらいながらのハイキングと森の中でのピクニックを満喫しました。

 

Day 7 ホストファミリーとの土曜日 (それぞれの家庭で)

Day 8   ホストファミリーとお別れ・一路シドニーへ

  

お世話になったホストファミリーとクーナン高校の先生方と。

一週間、本当の家族のように温かく迎え入れていただきました。どうもありがとうございました。

「いつでもまたここに戻っておいで」「絶対に日本に来てね」「メールするね」皆、涙が止まりません。

来年の1月、今度はクーナン生が10名、市松に来てくれます。その時には私達が心からのおもてなしを!  

 

Day 9 世界遺産ブルーマウンテンズ(Blue Mountains)・オペラハウス(Sydney Opera House) 見学

    

    

オーストラリア最大の都市、シドニー。砂岩でできた古い建造物と新しいビルが作り出す独特な雰囲気が素敵でした。

ブルーマウンテンズでは広大な景色のほか、太古から続く森を散策したことがとても印象に残りました。

一日を通してガイドの方にいろいろなことを教えてもらい、最後に夜空に輝く南十字星をみつけて帰国の途につきました。

 

Day 10  帰国

10日間の研修も無事終了しました。この続きは9月に行われる文化祭で皆さんにお伝えしたいと思います。