以前から喫煙、飲酒、薬物乱用などの物質的な依存症[物質依存(ぶっしついぞん)]やパチンコ等のギャンブルへの依存症[行動嗜癖(こうどうしへき)]は、深刻な社会問題となっていますが、ここ数年、スマートフォンに代表される1人1台の情報端末と高速ネット回線の急速な普及と所持者の低年齢化によって、「ギャンブル障害」とともに「ゲームののめり込みゲーム障害)」が大きな社会問題となっています。
 ギャンブル等やゲームの嗜癖行動は開始年齢が早いほど「依存症」に陥りやすいことが医学的にもわかっています。
お子様の将来に渡る「ゲーム障害」や「依存症」を未然に防いでいく上で何よりも大切なことは、ご家庭での過ごし方です。
 ご家庭で、お子様に「ゲーム障害」や「依存症」「行動嗜癖(こうどうしへき)」の危険性について教える参考として、以下の資料をご活用ください。

【文部科学省】行動嗜癖を知っていますか?~ギャンブル等にのめりこまないために~ [1605KB pdfファイル] 

【依存症[物質依存と行動嗜癖(こうどうしへき)]とは?】
 近年、喫煙、飲酒、薬物乱用、ギャンブル等による「依存症」が社会問題となっています。
 「依存症」は、ニコチン、アルコール、薬物のような物質を体内に摂取することへの依存(物質依存)とギャンブル等の行為への依存(医学的には行動嗜癖[こうどうしへき]といいます。)に分けられます。
 行動嗜癖については、公営競技(競馬、競輪、オートレース、モーターボート競走)やパチンコ等を行っている人の中には、のめり込んでしまい、自己破産家庭崩壊を招き、自殺犯罪等に至る人もいるなど、ギャンブル等への依存は深刻な問題となつています。
 また、2018年6月に公表された国際疾病分類の第11回改訂版(ICD-11)の最終草案において、「ゲーム障害」が「ギャンブル障害」とともに「物質使用及び嗜癖行動による障害」に分類されましたが、我が国でもスマートフォンの普及に伴い、ゲームへののめり込みが社会問題化しています。
*平成31年3月・文部科学省「「ギャンブル等依存症」などを予防するために~生徒の心と体を守るための指導参考資料」「はじめに」より引用