新型コロナウイルス感染症という非常事態は、地震や台風などの大災害時と同様に、大人でさえ自分たちのことで精一杯になってしまいがちな状況となります。そんな状況の中での子どもたちが抱える不安の大きさは想像に難くありません。

 ただ、難しいことは、子どもの変化が、一見すると、普段通りに過ごしているように見えていて、なかなか表面にあらわれにくい点です。そこで、以下に、子どもの心のケアのポイントについてまとめたものと関連サイトを掲載しましたので、ご活用ください。

【ストレスチェックの質問】
この1週間に、つぎのことがどれくらいありましたか?
1 なかなか眠れない。
2 むしゃくしゃしたり、いらいらしたり、かっとしたりする。
3 こわくて、おちつかない。
4 自分が悪い(悪かった)と責めてしまうことがある。
5 頭やおなかがいたかったり、からだのちょうしが悪かったりする。
*富永良喜・兵庫県立大学大学院教授(臨床心理学)の
 「心とからだのチェックリスト」より引用

【子供に現れやすいストレス反応】
身体の症状:頭が痛い、おなかが痛い、眠れない など
行動の変化:落ち着きがない、食欲が増える/減る、いつもよりよくしやべる
よく泣く、しがみついて離れない、言動が幼い、夜尿、おもらし、わがままになる、怒りっぽくなる など

 子どもは言葉でうまく自分の感情を説明できないので、身体の症状や行動の変化に現れることが多々あります。それは、決して、特別のことではなく、当たり前の反応です。

【子どもが話し始めた時の心構え】
・大人が些細なことと思うことであっても、伝えてよいことを伝える。
・子どもが話し始めたら、まずは手を休めて子どもの話を聴いてあげる。
・どんな気持ちであっても決して否定せず、まずは子どもの話を受け止めてあげる。
・「心配なんだね」「辛かったんだね」「嫌だったんだね」などと伝え返してあげると子どもは受け止めてもらったと安心する。
・どんな些細なことと思えることも、子どもなりに頑張っているということを認め、励ましてあげる。

【保護者の皆様も】
 お子様のケアやサポートは当然大切ですが、お子様を支える保護者の皆様のセルフケアもとても大切です。
 特に、「在宅勤務に変わった」「経済面の不安」「運動不足」「子どもと接する時間が増えた」などの状況の変化は、保護者の皆様にとっても大きなストレスだと思います。1日にわずかな時間であっても、自分だけの時間を持つようにして、自分自身の心の状態を見つめ直し、自分自身をいたわる時間を大切にしてください。また、お子様も、保護者の皆様も、決して一人で悩まずに、いつでも学校にご相談ください。

【松飛台第二小学校】
学校生活相談窓口の活用について(お知らせ) [94KB pdfファイル] 

松戸市版スクールソーシャルワーカーの活用事業について(お知らせ) [65KB pdfファイル] 

松戸市版スクールソーシャルワーカーの活用事業について(案内パンフレット) [330KB pdfファイル] 

○【日本ユニセフ協会】災害時の子どもの心のケア~一番身近なおとなにしか出来ないこと~https://www.unicef.or.jp/kokoro/(外部リンク)