3時間目に6年3組で、3年目経験者研修として算数「円の面積」の授業研究を行いました。先日も3年の授業研究を国語で行ったところですが、若年層経験者研修の位置付けとして校内研修を行っています。

 今日の学習テーマは、既習図形を組合わせた図形の面積をどのようにして求めるかです。子供たちの言葉を借りて言えば『ラグビーボール型』『フランスパンのような形』をした図形です。『ラグビーボール型』に今までに習った図形を見出せるかどうかがキーポイントです。

 

 まずは自分で求め方を短い時間考えた後に隣の人と、どのように求めるのかの見通しやわからないところを話します(ペアトーク)。ペアトークをする中で、「あぁ、そうか」「なるほど」と解決の糸口が見えた様子が伺えました。

 ペアトークの後は、実際に各自問題を解き始めます。図形をどのように捉えたかを赤青鉛筆で色分けしたり、式を図で表したものにつなげたりとノートに書き込み、ノートを使ってどのように問題解決したのかを話し合います。

 

 その後は、クラス全体で、図形の捉え方、面積の求め方の考え方の共有をします。正方形と扇形として捉えた考え方、扇形と三角形として捉えた考え方など、いろいろな図形の見方の考え方の発表がありました。6年3組の子供たちの発表を聞く姿もこの姿、身を乗り出すようにしっかりと聞いています。

  

 図形の見方をタブレットで動かす様子を担任の先生と前面画面で確認をし、学習のまとめを行いました。各自がそれぞれまとめていたノートには「既習の図形を組合わせる」ということがどの子にも自分の言葉で書かれていました。

 

 授業の終わりで行った「振り返り」では、6年3組の子が何をまなんだのかが読み取れるすばらしい言葉がたくさん書かれていました。問題の考え方も下のようにたくさんノートに書かれていましたが、一番下に書いてあった「振り返り」には今日の学びの様子がつまっています。

「自分で考えて、途中までしかわからなかったけれど、友達と話して納得することができた。他の求め方も知りたいと思った。」

他にも、「自分の求め方しか思いつかなかったけれど、他の求め方もよいと思った。その中でも〇〇の求め方がすごいと思った。」「求めることができて嬉しかった。このやり方の人が一人もいなさそうで(独自性で)とても嬉しいです。」など、それぞれに数学的な見方が広がったように思います。

 今後も授業力向上のため、授業研究を引き続き行っていきます。