関東大会1回戦は、山梨県代表富士吉田市立明見中学校と戦いました。決して人数は多いチームではありませんでしたが、投手を中心にまとまりがあるチームでした。試合は、打線が繋がり、相手のミスも絡み得点を重ねました。9-2で初戦を突破しました。

 2回戦の相手は、東京都代表江戸川区立上一色中学校です。勝てば全国大会進出が決まる大一番。相手は、全国大会に数多く出場している東京都の名門公立中学校です。特に、爆発力のある打線と、素晴らしい投手陣で勝利を重ねてきています。試合は、両チームの先発投手がリズムのいい投球で、投手戦となります。試合が動いたのは3回でした。足を絡めながら、投手にプレッシャーをかけ、内野安打の間に先制。その後も、果敢に次を狙う走塁と勝負強さを発揮し5回、6回、7回に1点ずつ奪い4-1で勝利し、全国大会出場を決めました。

 準決勝の相手は、茨城県代表筑西市立明野中学校です。上一色中戦の勢いそのままに初回に5得点。常盤平らしい試合運びで、走力を生かした攻撃から得点を重ねました。代打倉本のタイムリーや途中交代で守備についた選手の活躍もあり、5回コールド7-0で勝利しました。

 決勝戦の相手は、東京都代表東海大学付属菅生中学校です。決勝の会場は、東京ドーム。最高の舞台で最高の仲間と試合ができることに感謝して臨みました。相手投手は、135キロを超える本格派右腕。前評判も高く、初回からエンジン全開で攻略の糸口が掴めませんでした。しかし、相手のミスや四球でチャンスを作り、得点を重ねました。決勝でも常盤平らしい走力を生かした攻撃で4得点。4-2で勝利し、関東大会優勝を掴み取りました。

 常盤平としては、16年ぶりの関東大会優勝という結果で、歴史に新たな1ページを刻むことができました。3年生を中心に全国大会出場を目標に掲げ、この3年間練習に励んできたことは間違ってなかったと選手たちが証明してくれました。常盤平中学校野球部の長い歴史の中で、これまでのOBの方々が築き上げた素晴らしい伝統を引き継ぎ、常盤平の名を全国に轟かせます。選手の次の目標は、全国制覇です。16日に高知に出発し、19日の2回戦から戦います。野球を楽しみながら、全国の舞台でも常盤平の野球を見せてきます。

 関東大会開催に関わりご尽力頂きました関東中学校軟式野球連盟の方々、東京都中学校体育連盟の先生方、東京ドームを使用させて頂きました読売巨人軍様、大会運営に関わった全ての方々に感謝申し上げます。

 また、遠方にも関わらず応援に駆けつけて下さった保護者の方々、OB、OGの方々、地域の方々に御礼申し上げます。