明日を創る
南中well-being!! ~小金南中で前向きに生活するために~
今年度の具体行動については、前述させていただいております。生徒の活動や先生方の様子を考慮し、改めて、以下のようなキャッチフレーズと具体行動を示します。
『南中well-being!!』
1 やってみよう
とにかくやってみることである。小さなチャレンジをどんどんやっていこう。やっていくことで気付くことがあるでしょう。
2 大切にしよう、感謝しよう
プラス1運動(肯定的な言葉がけ)を活用しよう。自分のことを認める、ほめる(大切な自分)。自分を認める事ができれば、他人にもやさしくなれる(大切な仲間)。そして感謝の気持ちが持てるようになるでしょう。
3 他者と関わろう
上記の1と2を意識していくことで、他者との関わりがスムーズに進むでしょう。逆に例えば、他人の悪口を言うことで、回り回って自分も同じように言われてしまいます。さらには、悪い雰囲気のある人には、同じような気が寄ってきます。良い気に包まれて生活できるといいですね。
4 あなたらしく生きよう
他人と比べてしまうことが多いと思いますが、まずは「過去の自分」より「今の自分」の方が成長しているか、です。自分の中で進化・成長していることがとても大切です。他人には他人のやり方やペースがあるように、自分自身が「らしく」あるべきだと気付いてほしいです。
<職員玄関前に掲示しています>
令和4年度 生徒の具体的な行動指針
1 チャレンジ
学校だより、全体での話の中でお示ししている通り、生徒たちはとても明るく積極的に生活しています。しかし、自分を低評価していたり、周りの仲間を気にして「本当のチャレンジ」ができないことがあると思います。個人のチャレンジは強い意志がないと・・・と考えがちですが、まずは「やってみる!」という意識が大切です。やっているうちに見えてくるものがあります。やってみないとわからないこともあります。積極的に思い立ったら行動させていきたいと考えています。
チャレンジをしていくうちに、結果がほしくなります。良い結果が出た場合は次のチャレンジがしやすくなりますが、思っている結果とならない場合も当然あります。そのときにどう考えるか、がポイントだと思います。感情に任せて投げ出すこともあるでしょう。そこは周りからのフォローが大切となります。「何故できなかったのか」や「このまま続けていって良いのか」など葛藤が表れることも予想されます。子どもたちを取り巻く環境の中で、関わっている人からの一言で救われるケースもあります。さらには、やり方を変えてみることも方法の一つです。取組かたを変化させることで、違った部分が見えてくるかもしれません。いずれにせよ、前向きに捉え、失敗をさせられる環境づくりが大切となります。結果を評価するだけでなく、取り組んだ過程(チャレンジをしたこと)を評価できる人になってもらいたいと考えています。
2 褒める、認める、競う
チャレンジをして自分が成長した等と感じる人は、次のチャレンジもできると思いますが、自己評価が低い人も当然いるでしょう。前述しましたが、周りの人の応援、フォロー、励ましの言葉がどれほど大切か、昨今の状況からよくわかると思います。学校に来ることで、色々な考え方がいる中で、他人から「褒められる」、「認められる」ことが大切です。つまり他者理解をすることで、自ら「褒める」「認める」ことにつながると思います。今年度は、この点について意識した取組をしていこうと考えています。さらには「あいつが頑張っているから私も」など、良い意味で「競いあう」ことで相乗効果にもなります。「南中に来て良かった」と思うことの中には「壁を乗り越えられて良かった、楽しかった」という気持ちがわいてくることも期待しています。
3 他者理解
2の取組をしていくことで、他人からも同じ行為をされたとき、自分がかけがえのない人、自分は大切な存在であることに気づいていくことでしょう。自分だけの世界でしか視野を広げられない人もいるでしょう。でも本当は「人と仲間になりたい、色々知りたい、生きたい」など脳の本来の欲求があります。自分のことが認められたとき、本来の欲求が生まれてくるのではないでしょうか。自分が認められる人は他人にも同じようにしていく傾向があります。お互いに相乗効果として理解が生まれます。自分との違いを感じ、それを認めていくことができる人は、多様力、社会性に富んだ力を持つことでしょう。それが結果貢献心となり、自分の軸(全体の中の自分)となっていくのです。他人を認めることで、自分の生き方へ繋がっていく。「じゃあ、自分はどうしようか?」という考えになることでしょう。
4 自己肯定感を高める
1から3の行動により、「自分が認められ、かけがえのない人」という認識があることで、自分を認める、自分を褒めることができる人になっていきます。人からどう見られているのか、人と自分が違うことで、落ち込んだり、考え込んだりすることも少なくなっていくことでしょう。自分は人と違う、ではなく、人として違うけれども、共に生活をしていくためには、どうすべきかを考えて生活してほしいと思います。
5 目的と目標とチャレンジ
「来てよかったと思える」「働けてよかったと思える」学校づくり
生徒が「南中に来てよかった」、職員が「南中で働けてよかった」と思える学校経営・運営を目指し、全職員で一枚岩となって取り組んでいきます。まだまだ、コロナ禍での教育活動になりますが、昨年度よりも前向きに、「できること」を模索していきます。ご理解・ご協力の程、よろしくお願いいたします。
着任の挨拶
令和4年4月より校長として赴任しました、志村 雅人(しむら まさと)です。伝統あるこの小金南中学校をより発展できるよう、全力で頑張ります。ご理解ご支援の程、よろしくお願いいたします。