12月7日にSDGs発表会が行われました。2,3年生の学年発表会を経て、代表となったグループが体育館のステージで発表を行いました。会場の都合上、1年生は教室でWEB視聴という形でした。

 

2年生は『作成した「チェックリスト付きリーフレット」を用いて、誰もができるSDGsな取り組みを提案する』

3年生は『様々な視点から、松戸市をより魅力的なまちにするための具体的な方法を提案する』という視点で学習を進めてきました。

最初は2年生の発表でした。「未来を変えるSDGs」という題名です。認証マークのことや、再生可能エネルギーの観点から火山や台風の活用を考えたり、食品ロスの問題について発表しました。手元資料とPC、プロジェクターを駆使して発表する姿はとても素晴らしかったです。

手元資料(3つ折り)

 

 

 

2組目は3年生の「秋芽祭✕SDGs」

  文化発表の場である、小金中の学校行事「秋芽祭(しゅうがさい)」にSDGsな取り組みを取り入れるという提案でした。

リサイクルの観点から不要段ボールの巨大迷路、ゴミを使用したリサイクルアート。地産地消の観点から特産品を使ったものの販売、住み続けられるまちづくりの観点から松戸の歴史を演劇にして発表するなどの提案があり、どれも魅力的でした。

 

 

3組目は3年生の「梨をもっと食べてほしいんだよね」です。

梨の歴史等の説明から新種の梨の紹介までがありました。そして、千葉県は梨の生産量は第1位なのに、消費量は25位である事実が…。そこで、ここのグループは地産地消の観点から、消費量を上げて、食料自給率のアップを図り、輸送によって使われるエネルギーを削減することを提案しました。梨のコンポートの作り方を紹介するなど、ただ呼びかけるだけでなく、調理の仕方を伝えるというところまでセットになっていてとても良かったです。何より、最後の「SDGsは意識の変革から!」がとても印象に残っています。

  

4組目は「松戸市、ゆるキャラ革命」です。

梨とシラサギ(松戸市の鳥)をモチーフにした新たなゆるキャラを提案しました。ただ、ゆるキャラを提案するのではなく、ゆるキャラを使用した「松戸市スタンプラリー」で松戸のスポットを巡りをし、最後は景品で訳あり梨を配付する。という提案をしました。効果としてゆるキャラ、松戸の梨の知名度アップ、松戸の魅力に気づく(再発見)、梨のおいしさを知ってもらえる、食品ロスを減らせるとのことでした。音楽、文字の配置、パワーポイントの端々に「エヴァ○ゲリオン」を彷彿とさせていてあの先生も喜んでいたと思います(笑)

 

最後は「ランチパックミュージアムを作ってください」です。

松戸に工場がある山崎製パン様の代表的な商品であるランチパックに目をつけ、ランチパックミュージアムを作るという提案をしました。ミュージアムの中身として「マイランチパックづくり」「工場見学」「ランチパック資料館」「映像室」「アスレチックが併設されたカフェ」などでした。それぞれの理由や、海外でのランチパックの人気、ランチパックミュージアムを作ることによって得られる効果などを丁寧に説明しました。山崎製パン様の前で提案できて良い機会となりました。

 

講師として松戸市総合政策部政策推進課、山崎製パン株式会社松戸第一工場総務課、松戸市教育委員会よりそれぞれ御来校いただきました。「想像を超えていた」「自分ごと化して、なおかつ楽しんでいたことが良かった」「問題提起が上手だった」「ブラボー!」等のたくさんのお褒めの言葉をいただきました。山崎製パン株式会社松戸第一工場総務課長小林様の「昔は本で時間かけて調べて、少しずつ知識を継ぎ足して、継ぎ足して資料を作成する足し算の作業であった。しかし、今はインターネットで膨大な知識を取り入れ、精査していく引き算の作業になっている」というお話しはとても興味深かったです。

御来校いただいた講師の方々、本校の教育活動への御理解・御協力、誠にありがとうございました。