館長さんのお話し

 

 

坂川のまわりは土地が低く、雨が降るとすぐに川の水があふれ、水びたしになってしまいました。

私が子供のころ住んでいた旭町(あさひちょう)付近でも、ひどい洪水があって、1ヶ月間、学校へ行かれないこともあったんですよ。

 

         

新松戸の洪水(1981年)

 

 館長さんのお話し

 

坂川の流れをよくするために

人々は坂川を掘り進めようとしました。

 

多くの人々の努力とたくさんのお金、

そして長い年月が必要でした。

 

工事が終わっても、なかなか洪水はなくならず、人々の苦労は続きました。

 

ようやく洪水が少なくなるのは、昭和に入り、新坂川や坂川放水路が完成してからなのです。

 

館長さんに 坂川 の ほりつぎ の説明(せつめい)を受けました

 

   ほりつぎをしましたが、洪水はなかなかおさまりません。

 

   何回もほりつぎをして、すこしずつ洪水は少なくなりました。 

 下流にほりつぎをしようとしましたが、下流に住む人々は自分たちの村も水害がおきるのでは、と恐れ、ほりつぎに反対しました。

 

 上郷の人たちと下郷の人たちは意見が合わず、ついには争いになりました。

 

 そこで近りんの村の名主がやくそくをとり決め、ようやく2回のほりつぎがおこなわれました。

上郷と下郷

 

   上郷は坂川上流の村の集まり。

   下郷はそれより南の、今の松戸駅付近にあった村の集まり。

ほりつぎのやくそく