昭和47年11月15日に制定された校章は、恵まれた自然環境のもとで、未来に向かってのびていく新設六実小学校の子どもを象徴したいという願望を根底に、国立千葉大学意匠科学研究室の主任教授である森先生と寺沢先生によってデザインされたものです。
 では、具体的にどのようにシンボル化したかを説明しますと、恵まれた自然環境を周囲の正円で表した太陽と、中に配色した深緑で表してあります。この表現は、「緑と太陽の都市」づくりを目指す松戸市の姿にヒントを得てあります。
 次に太陽を表した正円の下部がカットしてあるのは、緑と太陽のもとにある六実小学校と今後の発展を約束された六実地区の大地を表しており、カットした直線から右に22.5度傾いて立っている大きさの違う三体の人は、成長していく六実小の子どもを表しております。左端の一番小さいものが1・2年生で、真ん中が3・4年生、右側の一番大きいものが5・6年生といえます。なお、頭部を表している小円には赤を配色し、胴部を白で着色してあります。これは、能力と活力を赤で、素直さを白で象徴してあるわけです。
 以上が校章に表した六実小の子ども像ですが、校章には普通、学校名をデザインするものです。では、六実小という表現をどこにデザインしてあるのかという点ですが、六実小をローマ字つづりにしたときの頭文字mを、三体の成長する子どもの輪郭によって表現してあるわけです。
 非常にセンスがあり意味のある美しい校章といえると思います。