2年生の国語の教科書に、「さけが大きくなるまで」という教材があります。学習したあとに、鮭の卵を提供していただき廊下の水槽に卵を入れていましたが、今週の月曜日あたりから少しずつ卵から生まれました。お腹に赤いぐみの実のような袋をつけていますね。元気に泳いでいる子やじっとしている子など、様々です。

 松戸市では、理科部会の先生方と協力してくださっている団体の方々、企業の方のおかげで無償で卵を育てて江戸川に放流する活動を続けています。今年で39年目を迎えました。平成11年暮れには江戸川で三郷の漁師さんがサケを捕らえ三郷市内の小学校へ運び込み、そこに勤務されていた植草先生が松戸でサケの飼育活動をしていることをご存じで、理科部会に声をかけてくれました。そのサケを引き取りましたが、扱いに困っていたところ、魚拓にできると言うことがわかり、川崎市の大野龍太郎氏の手により魚拓にしてもらいました。このサケは80㎝を越える大きな雄でした。現在は、松戸市役所の市民サロンに飾られています。

 今回、子どもたちが育てた鮭の赤ちゃんが大きくなってまた江戸川に帰ってきてくれるといいですね。家庭に卵を持ち帰った子どもたちもいます。放流するまで、大事にそだててほしいです。