1月11日

(メニュー)ご飯 ぶりの照り焼き ごま酢和え ほたてのすまし汁

      ビーンズカル 牛乳

 

(栄養士さんから)今日の主菜は「ぶりの照り焼き」。ぶりは大きくなるにつれて、

イナダ、ワラサ、ぶりと名前が変わります。昔のお侍さんも、出世をすると名前が

変わっていったので、成長するにつれて名前の変わるぶりは、どんどん出世をして

いく縁起のいい出世魚と言われ、お正月にもよく出されます。今日は「ぶり」の

照り焼きなので、成長して脂ののったぶりを使っています。今年最初の給食、楽しんで

もらえたらうれしいです。 

 

 1月12日

(メニュー)かき玉うどん えびフライ 青菜のごま和え

      焼きおにぎり 牛乳

 

(栄養士さんから)

 今日の主食は「かき玉うどん」。昆布と鰹で出汁をとり、具材を煮たら、みりん、

薄口醤油とお塩で味を調えます。そこに卵を溶き入れ、うどんを入れたら出来上がりです。

シンプルな味付けが、おいしい出汁を引き立ててくれ、また、卵を入れることで、口当たり

を柔らかくしてくれると思います。ぜひ味わってみてください。

 

 1月13日  

(メニュー)ご飯 肉じゃが みそ汁

      みかん 牛乳 

 

(栄養士さんから)

 みなさんは、おみそ汁の具材の中で、何が一番好きですか?今日のおみそ汁の具材は、

大根、豆腐、油揚げ、長ねぎとわかめです。おみそ汁の定番の具材だと思いますが、大根で

甘みが出て、油揚げでコクが加わって、長ねぎがちょっとしたアクセントになってくれる、

個人的には好きな具材ぞろいです。自分はどんな具材が好きかなあと、少し考えながら

食べてもらえたらうれしいです。

 

 1月16日

(メニュー)わかめご飯 ほっけの塩焼き アーモンド和え

      みそ汁 牛乳

  

(栄養士さんから)

 今日の主菜は「ほっけの塩焼き」。ほっけは脂がのっていて、ほろほろと身も柔らかい

ので、食べやすい魚ではないかと思います。さらに今日のほっけは骨をとってもらっている

ので、骨はあまり残っていないはず。開き干しで干して水分が抜けた分、旨味も強くなって

いるのではないかと思います。魚が苦手な人も、ぜひ挑戦してみてください。

 

 1月17日

(メニュー)ベーコンとほうれん草のパスタ 海藻サラダ

      バナナケーキ 牛乳

  

(栄養士さんから)

 旬の時期に採れる野菜は、それ以外の時期に採れる野菜よりも栄養たっぷりなこと、

みなさんは知っていますか?例えば、今日のメイン「ベーコンとほうれん草のパスタ」に

入っているほうれん草。今では一年中出回っていますが、本来は冬の今が旬の食べ物です。

冬に採れるほうれん草は、夏に採れるほうれん草よりも、3倍も多くビタミンCが入って

います。おいしくて、栄養も多い旬のほうれん草。ぜひ食べてみてください。

 

 1月18日

(メニュー)ご飯 ちくわの磯辺揚げ きんぴら

      みそ汁 小魚の佃煮 牛乳

 

(栄養士さんから)

 今日の主菜は「ちくわの磯辺揚げ」。米粉とでん粉に青のりを混ぜて衣にし、それを

ちくわに薄くつけて油で揚げています。揚がった表面の食感と、油のコクが加わることで、

ちくわそれだけのイメージよりも、だいぶ変わった料理になると思います。楽しんで

もらえたらうれしいです。

 

 1月19日

(メニュー)食パン サケのパン粉焼き レモンソースサラダ

      クラムチャウダー いちごジャム 牛乳

 

(栄養士さんから)

 今日の主菜は「サケのパン粉焼き」鮭に塩コショウ、それから、白ワインで少し伸ばした

マヨネーズで下味をつけて、そこにパン粉をつけて焼いています。香ばしいパン粉の香りと

食感、マヨネーズの酸味が、少し淡泊な鮭をおいしくしてくれると思います。また、スープの

クラムチャウダーは、貝とベーコンの旨味が詰まった、少しとろみがついて体が温まるスープ

です。ぜひ食べてください。

 

 1月20日

(メニュー)ご飯 マーボー豆腐 白菜とホタテのスープ

      カシューナッツ 牛乳

  

(栄養士さんから)

 今日の主菜は「マーボー豆腐」。豚肉、しょうが、にんにく、長ねぎを炒めて作った肉味噌に、

水分を切った豆腐を合わせて煮込んで作る料理です。少しの辛みが、食欲を刺激してくれて、

ご飯がすすむのではないかと思います。また、スープはホタテの旨味が効いていて、おいしい

中華スープになっていると思います。味わってもらえたらうれしいです。

 

 1月23日

(メニュー)ご飯 カミカミ佃煮 筑前煮

      みそ汁 牛乳

 

(栄養士さんから)

 今日の主菜は「筑前煮」。筑前とは昔の地名で、今の福岡県辺りのこと。その辺りでよく

作られる煮物だったので、土地の名前をとって、「筑前煮」という名前になりました。たくさんの

根菜が食べられますが、煮汁の染みた柔らかい大根、歯ごたえのする蓮根、ねとっと粘り気のある

里芋など、食感がそれぞれに異なるのも面白い料理です。それぞれの食感を感じながら食べて

もらえるとうれしいです。 

   

 1月24日

(メニュー)チキンカレー 海藻とコーンのサラダ

      みかん 牛乳

 

(栄養士さんから) 

 今から約40年前、昭和57年には、学校給食35周年を記念して、全国学校給食週間前の

同じ日に、全国の学校で一斉にカレーを出そうという取り組みがありました。日本が戦争に

負けた後、食べ物が不足する中で、当時の子どもたちの栄養状態を支えた大きな要因の一つには、

給食がありました。今日1月24日から1月30日は、全国学校給食週間です。カレーを食べて、

昔は学校給食が当たり前ではなかったこと、少しでも頭に残してもらえたうれしいです。

 

 1月25日

(メニュー)ご飯 鶏肉の味噌焼き シラスとごまのサラダ

      つきぬき餅の雑煮 ポンカン 牛乳

 

(栄養士さんから)

 今日の汁物は「つきぬき餅の雑煮」。普通お餅は、もち米を使って作ります。もち米の方が

普通のお米よりも粘り気があるので、ああいうお餅ができあがります。昔、江戸時代にも、

もち米もお餅もあったのですが、もち米は値段が高かったので、貧しい農家ではお餅を食べる

ことができませんでした。そこで、普通のお米からお餅のようなものができないかと考えて

作られたのが、「つきぬき餅」です。考えたのは、千葉県の香取市に住んでいた、大原幽学と

いう学者さんでした。千葉県にゆかりのあるお雑煮です。ぜひ食べてみてください。 

 

 1月26日

(メニュー)みそラーメン ししゃものフライ アーモンドサラダ

      チーズドック 牛乳

 

(栄養士さんから)

 今日のメインは「みそラーメン」。みそラーメンが生まれたのは、北海道札幌市の、とある

ラーメン屋さんだと言います。北海道と言えば、寒い北国。そんなこともあって、寒い冬には、

なんとなくみそラーメンが食べたくなる。そんな大人はきっと多いです。みなさんもこれから、

いろいろな経験を経て、季節や出来事から、たくさんの食べ物や料理を連想するようになると

思います。給食でも、その経験のお手伝いができていたらとてもうれしいです。

 

 1月27日

(メニュー)胚芽パン チリコンカン 

      洋風たまごスープ 牛乳

 

(栄養士さんから) 

 今日の主菜は「チリコンカン」。挽き肉と玉ねぎを炒め、トマトと一緒に豆を煮込んでいく

料理です。この料理ができたのはアメリカの南部と言われ、今ではアメリカの代表的な料理の

一つになっています。煮込み料理で冷めにくく、少々の唐辛子を使った辛みがアクセントに

なっていることもあって、体を温めてくれるのではないかと思います。パンにもよく合うと

思うので、ぜひ食べてください。

 

 1月30日

(メニュー)ハヤシライス フルーツポンチ 牛乳

  

(栄養士さんから)

 今日のメインは「ハヤシライス」。お肉と玉ねぎ、人参などの野菜を、赤ワインとトマト、

デミグラスソースで煮ていく料理です。トマトの酸味と、デミグラスソースのコクがおいしい

料理だと思います。お肉は豚肉の「肩ロース」という部分を使っているので、柔らかく、脂の

旨味も感じられるのではないかと思っています。食後にはデザートの「フルーツポンチ」が

待っています。楽しんで食べてください。

 

 1月31日   

(メニュー)黒糖パン さつまいものシチュー フレンチサラダ

      ミルメークココア 牛乳

 

(栄養士さんから)

 今日の主菜は「さつまいものシチュー」。秋にとれるさつまいもですが、保存がきくので

冬の時期までおいしく食べられます。しかも、保存している間に甘みが強くなってくるのも

優れものです。とはいえ、さつまいもの季節もそろそろ終わり。その旬の終わり頃を、食べ物の

「名残り」と言います。さつまいもを食べて遠くなった秋を名残惜しんでいたら、2月に入れば

すぐに立春、春の始まりが待っています。