見方を変えてみよう

 

H.31.1.7始業式

松戸市立第六中学校 

校長 井上 四志郎

 

 皆さん、新年のあいさつをしましょう。「明けましておめでとうございます。」

 皆さんはどのような新年を迎えましたか。本日1月7日始業式は学校にとっては元日のようなものです。そこで年頭にあたり話をします。

 少し実験のようなものをしてみましょう。皆さん、20秒ほど体育館の周囲を見回してみてください。人と話をしてもかまいません。

 次です。今度は話をしないで目をつぶってみてください。今から10秒ほど赤い色をイメージしてみてください。

目を開けてもう一度体育館の周りを20秒ほど見回して赤い色を探してください。人と話をしてもかまいません。

 一回目にみたものと二回目に見たのは同じもののはずですが、見え方が変わっているのに気付いたでしょうか。明らかに赤いものが目立って見えたと思います。これは人間の目が単に画像をとらえているだけでなく、脳で判断しているからです。赤を意識することで赤いものが目立つように見えたのです。以前いじめの話をしたときに「選択的注意」という言葉を使いました。都合の悪いものは見えなくなってしまう。それと同じことです。

 「同じものを見ていても、見方を変えれば見え方は変わってくる。」本日話したいのはこのことです。

 君たちは君たちの周囲の人、あるいは自分自身をどう見ているでしょうか。人の悪いところに意識を集中させると人の悪いところばかり気になるようになります。逆に人の良いところを探していると、必ずその人の良さを見つけられるようになります。あるいは欠点も長所に置き換えることができます。悪いところを見る人は、ある人のことを「だらしない」とみるかもしれません。同じ人を良いところを探す人が見ると、「おおらかである」ととらえられるかもしれません。同じように「うるさい」は「明るい」、「消極的」は「じっくり考える」などと置き換えられますね。このような見方を変えることを「リフレーミング」と言います。

 私自身の話をします。私は校長になって7年目です。初めて校長になった年に、学校の良さを周囲に見せたいと思い、ホームページ作りに時間をかけました。毎日一つは学校の良いところを探して写真で紹介しました。そうすると学校の良いところ、生徒の良さがたくさん見えるようになりました。大げさですが、自分の教師としての教育観が変わったような気がします。それは今でも続いていて、毎日、学校の良さ、生徒の君たちの良さを見つけようと学校の中をうろうろしています。そのことはとても楽しいことで、自分がとても幸せな気分になることを感じます。私は周囲や人の良さを見つけられる人は幸せになれる人だと思っています。

 一年生は帰りの会で「今日のMVP」を決めることを取組んでいたと聞きます。

 どうでしょうか、つい人の悪いところばかり探してしまう人はいませんか。あまり人の良さを探すことが上手でない人は、年が変わったことをきっかけに、良いところを探すことに努力して幸せになってほしいと思います。

 本日は「同じものを見ていても、見方を変えれば見え方は変わってくる。」「良いところを探すと幸せになれる」という話をしました。

 それでは皆さん今年もよろしくお願いします。