令和6年度 言語活用科の推進

 

 

 

言語活用科日本語分野を活用した表現力・理解力の育成

松戸市の小中学校は文部科学省の教育課程特例校として「言語活用科」をカリキュラムに取り入れています。「言語活用科」は日本語分野(年間5時間)と、英語分野(年間25時間)から成っています。

本校では「言語活用科」の学びをとおして表現力・理解力の育成を図ります。特に「日本語分野」の授業を各学年5時間程度「意見を言おう」「わかりやすく伝えよう」「分析しよう」「その人になって考えよう」「思考力を高めよう」行うことにより、最終的には『将来グローバルに活躍できる』ことを目指します。

言語活用科だけで学んで終わりではなく、学んだことを授業や学校行事等の「自分の考えを発信する」場面で、相手に分かりやすく、論理的に伝えられるようにします。

また、グラフや写真、絵などの資料を読み取る力(分析力)の育成も目指します。この力は社会で求められているものです。全国学力学習状況調査のB問題などにも対応できる力を養うことにもなります。高校受検、大学受験等の問題などでもグラフや写真、絵、取扱説明書などがますます取り入れられると思われます。

  言語活用科のガイダンスの様子

 

【中学校段階で目指す姿】

   授業や行事などの場面で・・・・

    〇適切な音量で発表できる

    〇相手にわかりやすく説明することができる。(書くことができる)

    〇項目を立てて話したり、書いたりすることができる。

    〇結論を先に述べ、その理由を説明する話し方や書き方ができる。

    〇ナンバリングを意識して話したり、書いたりすることができる。

                ↓

◎入試前の校長面接で、項目を立てて考え、ナンバリングなどを用いながら自分の考えを自信をもってわかりやすく話すことができる。

令和5年度

1月12日(金)2年生 ビブリオバトル

 2年生は国語の授業で昨年度に引き続き、薦めたい本を紹介する「ビブリオバトル」に取り組んでいます。はじめにクラス6グループで発表をし合って相互評価をしました。グループの中で代表を決め、次に6人の代表の中からクラス代表を決めました。最後に本日の授業、5人のクラス代表の発表から学年の「チャンプ本」を決めるというものです。

 どの代表生徒の発表も大変素晴らしく、発表原稿の内容はもちろん発表方法や話し方、そして表現方法も工夫していました。昨年度より継続して学んでいる 「①実物を見せる ②問いかけ、呼びかけをする ③項目分け、ナンバリングをする」が生かされていました。『相手にわかりやすく伝える』ための力が身についてきています。

  

  

  

令和4年度

 
5月18日(水) 1年生 「聞き上手になろう」 

相手と会話を成立させるには、わかりやすく話すことだけでなく、聞き手側が話したいことを聞き取り、さらに引き出すことが必要となります。

「聞き上手になろう」では、

1 相手の話を受け止めて理解する

   話を要約する

2 話の中心に関わる質問をする

3 「開かれた質問」と「閉じられた質問」を理解する

4 グループで話し合う際に「引き出す」質問をする

を学習しました。 

 

6月27日(月) 1年生 スピーチをしよう~表現方法を学び、自分の考えを明確にする~

自分の考えを明確に伝えるスピーチをするためには、

1 表現方法、話し方について工夫する

 ①話す速度、間の取り方 ②声の大きさ ③表情、視線 ④ボディランゲージ(身振り手振り)

2 スピーチ原稿の構成を工夫する

 ①聞き手に伝わるようにおおまかな概要を知らせる ②詳しい内容を伝える

 ③テーマについて確認し、何を伝えたかったをはっきりさせる

3 表現方法を工夫する

 ①実物を見せる ②問いかけ、呼びかけをする ③聞き手に興味のあることを伝える ④データなど数的根拠を示す

 ⑤項目分け、ナンバリングをする

効果的なスピーチの仕方の説明を聞いた後、スピーチ原稿をつくってグループ(4人~5人)の中でスピーチを行い、お互いに評価をしました。

 

11月11日(金)  1年生  発表の仕方「ビブリオバトル」

1年生は国語の授業で夏休みに読んだ本を紹介する「ビブリオバトル」に取り組んできました。はじめにクラス6グループで発表をし合って相互評価をしました。グループの中で代表を決め、次に6人の代表の中からクラス代表を決めました。最後に本日の授業、5人のクラス代表の発表から学年の代表(チャンピオン)が決まりました。

どの発表も大変素晴らしく、発表原稿の内容はもちろん発表方法や話し方、そして表現方法も工夫していました。特に前回の授業で学んだ 「①実物を見せる ②問いかけ、呼びかけをする ③項目分け、ナンバリングをする」 が生かされていました。

身振り手振りを交えて

実物を見せて

「三つあります」とナンバリング

実物を見せると説得力が増します

質問にもしっかりと対応

発表を終えて 「終わった!」

  

11月11日(金)2年生「分析しよう」 絵から情報を読み取る

2年生は「落穂拾い」を分析しよう~絵から情報を読み取る~の授業を行いました。ミレーの作品「落穂拾い」の絵を見て情報を読み取る授業です。絵の中には場所、季節、天気、時間など、さまざまな情報が入っています。それらの情報をもとに根拠を明確にしながら自分の考えをもつことを目標に授業を行いました。

毎年小学校6年生、中学校3年生対象に行われている全国学力学習状況調査では、グラフや写真、絵などの資料を読み取る力(分析力)が必要となります。この力は今後、社会でも求められます。高校受検、大学受験等の問題などでもグラフや写真、絵、取扱説明書など日常生活で使われているものがますます取り入れられると思われます。

 

11月11日(金)3年生 わかりやすく伝えよう「面接に向けて」

3年生は本校における最終段階として生徒が目指す姿「校長面接で、項目を立てて考え、ナンバリングなどを用いながら自分の考えを自信をもってわかりやすく話すことができる」を目標とした授業を行いました。

今回は特に「志望理由」に焦点を絞り、「項目立て、ナンバリング、結論から説明」を意識した原稿づくりです。また、タブレットを活用して志望校のホームページで試験内容や教育方針などについても調べる学習を行いました。

現在、ほぼ全員と校長面接を行ってきたところです。初めての面接に誰もが緊張をして臨んでいますが、ほとんどがきちんと受け答えができています。

校長面接でのアドバイスをもとに再度原稿づくり

志望校のホームページを調べます

初めての入試 情報交換も大切です