11月になり、4日間の短い秋休みを過ごし、また学校に子どもたちの元気な声が聞こえるようになりました。

 今朝は雲一つない青空。北海道札幌では初雪が観測されたということで、朝の寒さも晩秋から初冬に近づいた感があります。そんな中、始業式を行いました。と申しましても、今年度は特別な状況で、二学期制となったわけではないので始業式ではないような…。けじめの式ということです。

 三密を防ぐために、校庭に全校児童が整列しました。運動会以外では、ほとんど校庭に全校児童が並ぶことはありません。かつては学校でよく見られた光景です。暑くても、寒くても朝、校庭に並んで校長先生の長いお話を聞きました。長い時にはお話を聞いているだけで20~30分にもなり、貧血になって倒れてしまう子や急に鼻血を出す子もいて、大変だった記憶があります。

 今朝は、今年度は初めて、全校児童が集まりますので、どんな感じだろうかと思いながら全校児童を前にしました。改めて全校児童七百名以上が集まると、こんなに大勢になるんだと実感したわけです。また、屋外で立って話を聞くという機会もあまりない子どもたちが、どれぐらいがんばれるのかも見てみようと思い、いつもより少し長めのお話をしました。しかし、新たな内容のお話ではなく、10月30日に、通知票が渡される前に、放送でお話しをした内容にアレンジをしたものにしたわけです。

 6月から段階的に学校が再開され、10月30日までにできたこと、できなかったことを確認しましょうというお話しをしましたので、再度、ほとんど同じ項目のお話で、反省したことをこの後、頑張ってみましょうというものでした。ちなみに項目は10項目。

①挨拶をする②ありがとう、ごめんなさいを言える

③いじめはしない!④外で元気に遊ぶ⑤時間や決まりを守る⑥うそはつかない

⑦給食は残さず食べる⑧先生のお話をしっかりと聞く⑨読書をする⑩三密を守る。というものです。どれも当たり前のようなことですが、気を緩めるとできなくなってしまうものばかりです。子どもたちだけでなく、先生方や自分にも戒めとして話しました。

 学校はこうした毎日の積み重ねが大切です。できなかったことを時間をかけてできるようになっていくことをねらいとしています。初めから何でもきちんとできる子どもなのいないのです。躾けられ、反省し、後悔し、意識して、努力してできるようになっていくのです。

 気持ちのよい青空から始まった11月。2020年の残り2か月。今年度の残り5か月。新型コロナウイルスやインフルエンザに罹患しないように注意しながら、頑張っていきたいと思います。