(12) 松戸中央公園 (陸軍工兵学校の跡) まつどちゅうおうこうえん(りくぐんこうへいがっこうのあと)

旧陸軍(きゅうりくぐん)は、工兵のより高度な技術研修を行うため、相模台にあった松戸競馬場(船橋市・中山競馬場の前身)跡地に大正8年(1919)工兵学校を開校し、昭和20年(1945)8月まで存続させました。

煉瓦造りの正門は、大正9年(1920)に造られたもので、市内に残る数少ない煉瓦建造物です。

警備のための歩哨哨舎は、竣工当時木造でしたが、昭和2年(1927)から昭和10年(1935)頃にコンクリート造にしたものです。

正門は、門柱頂部の門灯と門扉がなくなっていますが、現存する門柱4基と歩哨哨舎が往時の様子を伝えています。